【動画】；http://news.tbs.co.jp/asx/news3627961_12.asx
広島・原爆記念日の６日、オーストラリアでは、太平洋戦争中に沈没し、去年、シドニー沿岸で発見された旧日本軍の潜航艇に乗っていた日本兵の慰霊式典が行われました。
旧日本軍の特殊潜航艇の乗組員の遺族と、当時の生き残りのオーストラリア海軍の兵士が感動の対面を果たしました。
今回の慰霊式典は、太平洋戦争中の１９４２年、シドニー湾を攻撃し、その後、行方がわからなくなっていた旧日本海軍の特殊潜航艇が、昨年１１月に地元のダイバーにより、シドニー北部沿岸の海底で６４年ぶりに発見されたのを受け計画されたもので、特殊潜航艇の乗組員と、攻撃により沈没したオーストラリア軍艦艇の戦没者を合同で慰霊する形で執り行われました。
日本からは、今回発見された特殊潜航艇の乗組員だった伴勝久中尉の弟の和友さん（７４）などが参加しました。
「今はもう怒りや憎しみという気持ちはありません」（元兵士、ニール・ロバーツさん・８３歳）
「慰霊の言葉を伝えることもでき、ほっとしています」（伴勝久中尉の弟、伴和友さん）
８月６日は、広島の原爆記念日ということもあり、オーストラリア国内のメディアの関心も高く、慰霊式典の参加者は、戦後６２年を経た今、平和への思いを新たにしていました。
