カンパネラのひびき～ピアノ発表会

　　　　　　　　　　　　＜今年はリストの生誕２００年だそうです。＞

♪～柱のキズはおととしの～５月５日のせいくらべ～♪

そんな歌を口ずさみながら
ゴールデンウィークの日々が過ぎていく。

私の背（１６７ｃｍ）にはまだ届かないが、
最近メキメキと伸びてきている次男。

今の家にせいくらべの「柱のキズ」はないけれど、
そのキズが私の目線を超えるころ、
彼をゆったりと見守れるようになるんだろうな～などとおぼろげに感じていた。

たとえば、ピアノの発表会。
（今年もGW中に行われました。）

プログラムのほうは、
小さいお子さんからはじまり、次男は中学生の部。

今回は
フランツ・リスト（1811-1886)の生誕２００年を記念して
有志生徒による演奏があり、そちらにも参加させていただいた。

正面に演奏者一同で並ぶ次男。
知らぬうちに女の子たちの背をぬいて一番の背の高さ。

卒業式に着たブレザーはいつまで着れるかな？
来年は制服かな～？などとブツブツ考えながらカメラを構える。

そしてハッ！と気づく。

数年前の手に汗にぎるドキドキはどこへやら・・・。
私ったら・・・・落ち着いて次男を見てる。


壇上の次男は、ピアノを弾き終わった後、
お客さんの拍手に余裕のニッコリ。

今までは、
私が拍手しなくちゃ！私が！と思って必死に拍手していた。

ところが、
今回は拍手している自分の拍手の音が聞こえない。

私の精一杯の拍手が
みんなの拍手と同化しているのだ。

こんなのはじめて・・。



♪～柱のキズはおととしの～５月５日のせいくらべ～♪


あふれんばかりの拍手の束が
私の背をも超えてカンパネラを奏でる君に届いた。

柱のキズが
うれしいやら、さびしいやら・・・。

そんなピアノ発表会だった。
　　

　

肩こり解消！カプレーゼ

　　　　　　　　　　＜イタリアンのお洒落な前菜です♪＞

長男のバースディーパーティーは
我が家にとって
ゴールデンウィーク真っ只中の恒例行事♪

主役である長男に「何、食べたい～？？」ときくと、
カプレーゼ♪という。

シンプルな料理が好きな１９歳である。

そして脇役であるはずのオットと次男が
「肉、肉、肉～！」という。

両方の願いをかなえての（！？）バースディーパーティーとなった。


長男リクエストのカプレーゼとは
トマトと生モッツァレラチーズ&フレッシュバジルが重なりあっただけの簡単サラダ。
味付けもオリーブオイルと塩とブラックペッパーという超楽々料理。

だけど、これがとっても美味しくて
トマトの赤とチーズの白、そしてフレッシュバジルの緑が
イタリア国旗のようにメラメラと食卓をにぎやかにしてくれるので
パーティーにはピッタリ。

まさにイタリア～ンな前菜なのである。

ポイントはトマトをうんと美味しい完熟トマトにすること。

そして、新情報！
その完熟トマトのおかげか？
カプレーゼはどうやら「肩こり解消」に効くお料理らしい。（ラノベで読んだ…とか。by 長男）

トマトに含まれる赤い色素＝リコピンはとっても強い抗酸化作用があるというから
フレッシュバジルのさわやかな香りともにいただけば
効果てきめん！なのかもしれない。

覚えておきましょう～。


この日は
大きな牛ステーキをジュージュー焼いていただいたので
パーティーらしいお洒落料理はこれひとつ！（他、画像なし！）

おなかい～っぱいの夜となりました。



＜ハッピバースディー to ○○くん～♪＞

ロイヤルウエディング

４月２９日に行われた
英王室のウィリアム王子とキャサリンさん（もうキャサリン妃ですね！）の挙式。

白馬の馬車に乗って手を振るお二人の笑顔を
世界中の推定２０億人が見守ったという。

気品あるキャサリン妃の２９歳という年齢が
醸し出す雰囲気からか？
とても落ち着いた結婚生活を予感させる。

それにしても・・・、

あのフェアリーテール（おとぎ話）のようだった
故ダイアナ姫とチャールズ皇太子の挙式が
もう３０年も前のことだというから驚きだ。

そんなに経っているのか・・・。（痛感）

忘れもしない故ダイアナ姫の挙式映像。
ほんとうにほんとうにステキだった。

さて、そのとき私は・・・というと、

大学１年の夏休み。（１８歳）
大学の友人３人で北海道一周&東北の旅行を満喫している最中だった。

友人の家や友人、私の親戚の家に泊めてもらったり、
自分たちで宿をおさえたりしながらの自由気ままな旅。

私が親なら烈火のごとく怒っていたであろう（笑）
ヒッチハイクなどもしながら、北へ東へ～。

花の女子大生を謳歌していた。

札幌からはじまり、日高、富良野、旭川を巡り、層雲峡、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖へ・・・、
故ダイアナ妃の挙式を見たのは、
たしか阿寒湖の寂れてるけれど、料理だけは抜群に美味しかった旅館（ホテル？）。

祭壇に進むダイアナ妃のウエディングドレスのすその長さに
3人で見とれてしまったのを覚えている。

そして当時のダイアナ妃の年齢が「２０歳（ハタチ）」だということを知り、
（はい、ほぼ同年代ですね。）
高校を卒業したばかり、大学に入ったばかりの自分たちが
もう結婚できる年齢だということを実感するのだった。

つまり、私にとって
「結婚」というものを意識しはじめたその転機をつくったのが、
ロイヤルウエディング（３０年前のほう）だった。

「将来のダンナさんとは、どこでどう出会うんだろうね？」
「その見極め方って教えてほしいよね。」

「まずは自分がしっかりしなきゃ！ってことじゃない～！？」
ガハハハ♪

そんなことを旅館のゆかた姿で話したっけ。

古くて小さなテレビから流れるロイヤルウエディングの衛星映像は
今とちがって（いや、テレビのせい？）かなり不鮮明だったけど、
寂れた旅館の一室を忘れさせるくらい華やかで美しかった。

白いバラのようなお姫様、ダイアナ妃をみつめながら
この方はどんな思いで王室に嫁ぐのだろう？
そして、私はどんな風な結婚をするのだろう？と考えていた。


キャサリン妃は結婚に至るまでかなり悩んだときいている。
９年の交際というから２０のときには
もうウィリアム王子と出会っていたことだろう。

彼女の笑顔に「私は大丈夫よ！」というメッセージを感じた。
お二人で力を合わせ、お幸せになってほしい。

今回のロイヤルウエディング、
女性がしっかりと自分を構築したうえで「結婚」を考えるいい機会
になってくれるといいなあ～。


ちなみに・・・、

その旅行から帰ったのちの秋、少しばかり寂れたテニスコートで（笑）
私は彼氏(オット）と出会うのでありました～。