もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

翻すはっぴに悔いなし!

2010-04-28 | 私の家族
           

待ちわびたこいのぼりが
一斉に大空に舞った週末、
長男にとって高校生活最後となる文化祭が催された。


<いつも静かに穏やかに川が流れています。>

今年に限ったことではないのであろうが、

80年以上も歴史があるこの「祭」の運営サイドは
先輩たちから受け継いできた伝統の意志を紡いでいこうとする者、
自らの高校生活のエンドビューティーを目指す者、
そしてただ単に実行委員のはっぴを着て目立ちたい者・・・、
さまざまな思いが拮抗した。

「はっぴの背中で思いを伝えたい。」
そう言い続けてきた長男。

信念をもつ彼の立ち位置が揺れ動く日もあっただろう。

動向を見守りつつも沈黙を貫いていたが、
最後の最後で伝統のはっぴを羽織ることを決めたらしい。



幕を開けた「祭」は
荒ぶる若武者のごとく尖った空気が流れているのでは…?
と心配しつつ覗きにいった私。

しかし、
そこには豪放磊落な長男らしく、
はっぴを翻しながら飄々と黙々と仕事をこなす姿があった。

「誰よりもこの学び舎を愛してる。」
拮抗した思いはいつしかひとつになっていたのであろう。

疲労困憊しながらも
味わう空気は極上のものだったにちがいない。

うれしかったのは、

「おまえがいなきゃ始まらないよ!」と
ずっと見守っていてくれた先生がいたこと。

「おれとおまえは二人三脚だから。」と
全幅の信頼をおいてくれる友がいたこと。

「伝えなきゃいけない気持ちがわかりました。」
と言ってついてきてくれた後輩がいたこと。

そんな彼らの小さな仕事のひとつひとつを
写真にして残してくれていた友がいたこと。

遠く西欧の地からエールを送ってくれた友がいたこと。

そして、
「おまえが見たくて来たぞ!」
と言って集まってくれた先輩たちがいたこと。

みんなみんなありがとう!

たった3日間の「祭」だけれど、これが高校生活最後の「祭」。

すべてから
逃げずに曲げずに貫き通した長男であったことを、
今、ほんとうに誇りに思う。



長い歴史の中、
その流れを伝え続けるのに多くの妄執を乗り越えてきただろう。

新緑の大欅は、そんな時を刻む彼らに寛容に微笑み、
気づかされる「熱気」を優しく包みこんでいた。

長男は言う。
「笑顔で終わることが大事なんだよなぁ…。」

そうだね。
みんなみんなうれしい記憶になったよ。


これからそれぞれの道を歩む彼ら。

愛する学び舎の「熱気」の中、

「お疲れ!」と

笑顔で言葉交わした17才の日々を
どうかいつまでも忘れないでほしい。

・・・そう願ってやまない母なのである。










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青尻娘・・・。

2010-04-18 | 暮らし
         <立ち上がれ~立ち上がれ~ ガンダム~~♪ならぬ私~♪>

はい、とっても怒ってマス。
なにが?ってあの季節はずれな雪にである。

                

長男の学校がいつものようにある昨日、
それなりに早起きした私。

「駅まで車で送っていってあげようか~。
ゆったりめのサタデーモーニングらしく
ご機嫌な朝

「おっ、サンキュー!
私が駅まで送ること前提で
かなりのんびりペースのあさごはん。
(ちなみにこの時間オットと次男はまだ寝てました。)

テレビをつけてビックリ!
え~~雪~~!

あわてて雨戸と玄関を開けてみる。

まさかの雪景色~~

マジですか~!
そう、ここは東京23区内ではなく23区外。
都心よりやや寒く、テレビの雪景色に輪をかけたような雪景色なのであった・・・。

「送ってあげようか。」の自分の一言で
あまりにものんびりしていた私。

こりゃ、急がなきゃ!と、
クルマに積もった雪に「お湯」をかけて溶かすことに。

片手なべに「お湯」を入れ
あわてて外へ出ようとしたそのとき、

ギャボぉ~!

玄関前のほんの3段ほどの階段を
持っていた「おなべのお湯」とともに踏み外してしまった。

すってんころりん、すってんてん。(おむすび?)

宙に舞う「おなべのお湯」がたしかに見えるほど
スローモーションのごとくコケた私。

テニス肘がようやく治った右ひじ(またですか!?)と
やや肉厚なため、その程度で済んだのよ、な右のお尻を思いっきり打撲

「だめだ・・・。今日は送・れ・な・いっ。」

冷たい雨に打たれつつ
シャーベット状の階段で、立ち上がることもできず寝そべること数分…、

青アザ状態はなはだしく、
青尻娘ならぬ青尻オバチャンになってしまった。

               

もぉおお~なんで今ごろ雪なのよぉぉ~!


青くなったお尻をさすりながら、
「寒いじゃないか!」と嘆いているであろう野菜の気持ちが
痛いほどわかる私なのである・・・。

おぉぉ~イタタタタ。



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ホッと一息の朝♪

2010-04-15 | ひとりごと
          <今度はしだれ桜♪・・・雨だけど大丈夫かな~?>

しとしと冷たい雨が降るTOKYO。
気温もぐ~んと下がって寒い!寒い!

だけど、
とりあえず、
昨日の保護者会が終ってホッと一息♪の私。

湯気のたつカフェオレが
ほんのりあたたかくお腹にしみわたる。

ここ数週間、
保護者会のお仕事でてんやわんやだったから
こんな朝はちょっとうれしい。

                        

この空気はどこからくるんだろう?

こればかりはナゾなのだが、
今年もまた
“身を粉にしてがんばっちゃう”お母さんたちに囲まれている。

みんなほんとうに一生懸命なのだ。

PTAの仕事というのは
高い能力というのとは別の次元で
“熱いハート”があってこそなのだ・・・と今更ながら気づく。

そしてその
“熱いハート”が時として
奥さんでもない、ママでもない、「私」を浮き彫りにする。

そこが“がんばり”の原動力なのかな?

うふふ♪

これから1年間、
“身を粉にしてがんばっちゃう”心地よい空気の中
私の「私」が、
少しでも成長できるといいなぁ~なんて思う朝なのです。


<散った花びらが作り出す景色もまたキレイですね~。>
























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母からのおさがりストール

2010-04-12 | myお気に入り
           <なかなかレトロでしょ♪>

春になって
ムクムクとおしゃれ心が芽生えてきた。

旬のアイテム、
軽めのカディ(手紡ぎ、手織り)ストールが欲しい!

と思い、
デパートなぞを散策してみたものの
うぅぅ、
色も柄もいろいろありすぎてよくわからない。

鏡の前で自分の顔に
あててみては取り替え、あててみては取り替え・・・、

「う~ん、これもちがう。これもちがう。

と、繰り返しているうちに
なぜかまわりに人がどんどん増えちゃって、

気がつけば
似たような年恰好のオバチャンと鏡の取り合いになっていた。

あ~あ、決断力ないなぁ~。
迷うこと数十分、

例によって例のごとく
「まぁ~いいや。今度にしよ!」と買うのをやめてしまった。
(行って見て来ただけ、とも言う~。

                    

そんな私がピピ!っと思い出したのが
かれこれ20年ほど前に実家の母から

「これ使わない~?」ともらったストールの数々。

そういえばあった!あった!

よくよく手にとってみると
長いことタンスの奥にしまっておいたストールたちは
シルク(絹)のシフォン
       (【注】シフォン=透明感のある薄地の縦横ちりめん) 

母らしい色がいろいろ。

流行は繰り返すというが、
これなら使ってもいいんじゃないかな・・・うれしい再会だ。

ほんのりエレガントで爽やかな
春の着こなしに
母から譲り受けたふんわりアクセントがぴったり合いそうな予感。

うふふ♪

アイロンをかけながら
なんだかとっても春爛漫な気分。

さあ~私らしく
フットワーク軽く、お出かけしましょ♪






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なつかし関西弁

2010-04-10 | 暮らし
          <長男のお弁当~いよいよはじまりました♪>

新学期のこのシーズン、
ここTOKYOでは
電車の中のあちこちで全国津々浦々の言葉が飛び交う。

昨日も電車の中で
新入大学生とおぼしき若者たちが
“はじめての下宿生活”をテーマに話をしていた。

一人はバリバリの関西弁

自分の下宿先にオトンやオカンがやって来て
なんやかやと世話をやいて帰っていったという
たわいのない話なのだが、

これが、
さすが!というか、アッパレ!というか、とにかく話がうまい。
そして、面白い!
(関西弁のセンスは尊敬に値します・・・はい。)

「ほんまやんなるわ~」といいながら
やんわりとした優しさがその子の関西弁からにじみ出る。

ソレを受けてたつお友達・・・。(こちらは標準語)

関西弁の子の力説のあと
「あのさ~、お前んちってやっぱみんな関西弁なの?」

(あ~なんという返し・・・。

しかし関西弁の子、ここからが真骨頂。

こんだけ話して、そこかいっ!

すばらしいツッコミ!
いいぞ、いいぞ~と思いながらついついフフフ♪と微笑む私であった。

           

一緒にいた次男。
電車の外の景色に夢中かと思いきや
駅のホームに降りたとたん、

「あの関西弁のお兄ちゃん、面白かったね!」なんて言う。

私も思わずツッこんだ。
聞いとったんかい!」(笑)


それにしても、
あ~なんだか懐かしい・・・。

関西弁に囲まれて過ごした数年間の日々は
なんだかんだいって「わが家の歴史」の1ページなんだろうな…。


駅の改札をぬけ、
歩きながらしみじみ思ったりする新学期の日の黄昏だった。


   新学期スタートのお弁当(4/9) 

 鶏肉のゴマみそ照り焼き
    (定番の照り焼きにゴマとみそを加えたもの)
 いつもの卵焼き
 ほうれん草のナムル
 きゅうりの古漬け
 ヒジキの煮物(にんじん、しいたけ入り)
 ミニトマト


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