２００９の視線

　　　　　　　　　　＜新居で初めてのお正月デス♪＞

今年は３月、６月と、
二度の引越しを経験した稀有な１年だった。

新居に移り住む前の３月から６月までの間、
ほんの少しだったが、
築６０年以上ある私の実家に間借りした。

２０年ぶりに住む実家は、
ちょっと遊びに行くのとはまた違い
ほろ苦くきしむ音がした。

８０歳近い私の両親の暮らしは、
ものすごいスピードで毎日が流れていく
私たちの疾風怒濤な暮らしとは大きく異なり、
平穏でスローな毎日。

子どもたちが独立していったあと
ふたりで築き上げてきた自分たちのリズムがあるのだった。

その暮らしに手をさしのべたい、と思うのだが
そこには、
気丈に規則正しい生活を送る母と
「老いては子に従え」なんて冗談じゃない！と
意固地なまでに自分の領域に踏み込まれたくない父の姿があった。

誰にも「老い」はやってくる。

だけど、
近所の仲良しさんとおしゃべりを楽しむ母や
庭の草木の世話が何よりも大切な父をみていると、
そう遠くないその日ではあるけれど、
それをあれこれ心配するのはナンセンスな気がしてきた。

今の「私の暮らし」をしっかり生きることのほうが
大事なことなんじゃないか・・・と。

時として、
幼い頃～思春期、学生時代、２０代の自分の姿が
あちこちに染み付いて見え、チクチクと私を刺した数ヶ月。
そんな実家の隅々の風景が、
「ノープロブレム！」
そう言って励まし、私の背中をポン！と押すのだった。

　　　　　　　　　　　　

建ち上がった新居は
５年ほど住み慣れた実家近くから
ほんの少し奥に行った郊外の一戸建て。

「お～～！」

と歓声をあげて階段を駆け上る子どもたちと、
思わず床や壁をスリスリしてしまう私とオット。

家族４人、みんな笑顔の引越しの日、
「未来」の匂いがした。

私たちの“これから”がここにある。
そう思うとワクワクが止まらない私がいた。

（・・・それからは、ブログで皆さんご存知ですね。）

「毎日明るく楽しく暮らすこと」

今、私に出来る最良の親孝行かな・・・、
そんなふうに思う年の暮れである。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　


いつも「もちつきうさぎ」にいらしてくださる皆様。
ほんとうにどうもありがとうございました。

２００９年は明日で幕を閉じますが、
来年も「もちつきうさぎ」は
心がもちもちっとなるようなあんなこと、こんなことを
たくさん綴っていきたいな～と思います。

ぺったん、ぺったん、もっちもち。
また楽しい「ハートのおもちつき」におつき合いくださいませネ。

お元気でよいお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします！

イヴの発熱

　　　　　　　　　　＜バイバイサンタさん！また来年お会いしましょう～♪＞

クリスマスイヴの夜明け前、
次男、突然の発熱。

家中にあるありったけのサンタさんを飾り、
自分でつくったクリスマスカードに

「フィンランドの首都はヘルシンキだということ、覚えました。
　プレゼントよろしくお願いします。」

と、サンタさんへの手紙をセッセと書き、
とっても楽しみにしていたクリスマスだったのに・・・、
フーフーふらふらのイヴの朝となってしまった。

とにかくお医者さんへ直行。

顔から湯気がでそうなほど真っ赤な顔の次男をみて先生が
優しく声をかけてくださる。
「せっかくのクリスマスイヴなのに残念だねぇ～。」

診察券を渡しながら受付の看護師さんも
いたわりの言葉をかけてくれる。
「今日はクリスマスイヴなのにたいへんなことになっちゃったねぇ～。」

薬局の薬剤師さんも
お薬を渡しながら思わずひとこと。
「クリスマスイヴのパーティーはもう少し先にしようね。」

皆さん、思いやりの気持ちから
ついつい口をついて出てしまった言葉なのだが、
サンタさんを心待ちにしていた次男にとっては
これがショック以外の何者でもなく・・・、

「こんな日に熱を出すなんて・・・。」
と、ズンズンと落ち込む始末。

帰りの車の中で
「サンタさん来るかな～？」
といいながら思わず涙がポロリ・・・。

ハンドルをにぎりながら
「大丈夫、大丈夫！
　サンタさんは入院している子のところにもちゃんと来るんだよ。
　風邪ひいた○○くんのところにだってきっと来るよ。
　マスクして来たりするかもよ～。
　おひげにマスク、蒸れちゃいそうだネェ～。ガッハッハ！」

ママ（私）のくだらない冗談で、
みるみる顔が明るくなっていく次男。

「夜までに元気にならなくっちゃね。」なんて言う。


＜「サンタクロースっているんでしょうか？」～ＮＹ・サン新聞「社説」より＞

ほんとは、
こんな本をそろそろ読んでみたらどうかな～
などと考えていた。

だけど、
今日はいいや・・・。

夜中、２時間おきに起きて体温を測る。
たくさん汗をかいているが、顔色はどんどん良くなっていった。

そしてクリスマスの朝。
「サンタさん、来たよ～！」

昨日の熱がウソのような顔で
喜びの声をあげている次男。

次男の熱は平熱に下がっていた。

おでこに手をあてながら
サンタクロースはほんとうにいるんだ…。
そんなことをふと思った朝だった。


次男、小学５年生。
サンタクロースはフィンランドからやってくると
信じている男。

インフルエンザ検査は・・・・陰性であった。


【追記】

「オレのとこにも届いちゃってるよぉ～。」

枕元に置いてあったプレゼントを見せながら
寝起きの長男（高二）のナイス！なリアクションがあったことを
ここに付け加えておきましょう。 　　 2009 Xmas

May I ゲリラ伴奏 ?

＜ピアノをひいているのは次男。うしろはピアノの先生デス♪＞

Merry Christmas
クリスマス、いかがお過ごしですか？

　　　　　　　　　　　　　　　　

先日行われた
次男のピアノ教室でのクリスマスパーティー。

教室に通う小さい子たち（幼稚園児＆小学生）の
いわゆる年末の「おさらい会」である。

男の子はまあ、それなりの格好だが、（笑）
女の子は髪の毛をきれいに束ね、少しだけおめかししていて
なんとも可愛い。

ピアノをみんなの前で披露する子どもたち。
クリスマスツリーのチカチカライトに照らされながら
どの子もうれしそうにちょこんとお辞儀する。

我が家の次男クンも
ちょっぴり緊張しながら
頑張って練習してきた３曲を披露。

練習のときより数段上手くひけてる彼。
本番に強いところが私にそっくりだ・・・、
なんてクスッと苦笑い。
（はい、私、練習大嫌いでしたから！・・・笑。）

みんながピアノを披露したあと、
本日のお楽しみはピアノ演奏による
クリスマスソングリレー。

２台あるグランドピアノを使い、
小さい子から順番に
クリスマスソングをひいていこう～というものだ。

「お母さまでピアノをおひきになられる方は
　ぜひ伴奏で出てくださいね。」
・・・・と突然の先生のお言葉。

ゲリラライブＯＫってことね！

よっしゃ～！
血が騒ぎ出した私。

「ママ、一緒にひいてもいい？」

「う、うん。」
　　・・・(出番がせまっているため）うなずくしかない次男。

ほぼゴリ押しの後方支援ということで、ゲリラ敢行～。

曲目は「聖ニコラスおじいさん」
久々に皆さんの前でひいちゃいましたよ～。

アヒャヒャ～！

そのあとは、
子どもたちお待ちかねのクリスマスケーキやプレゼントをいただき、
楽しい時間を過ごしたのでありました～。

　　　　　　　　　　　　　　　

その夜のこと・・・、

自らのピアノ演奏から解放された安心感からか？
私のゲリラ伴奏がより緊張を強いたからか？？

クリスマスだというのに・・・、
この１年ほぼ健康体だったのに・・・、

次男、発熱！

　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・to be continued　

『のだめカンタービレ～最終楽章 前編』デス！

ムキャ～！
これは観に行かねば～！と楽しみにしていた

映画『のだめカンタービレ～最終楽章 前編』
に行ってきた。

はじまってまもなく

映画のキャッチコピー、
“この冬、映画館がコンサートホールに変わる。”のとおり、

グイグイと
音があふれる、いや、あふれ出す映像の世界に
引き込まれていった私。

いつのまにか
変態ピアニスト（のだめ）と俺様指揮者（千秋）が紡ぎだす
不思議なラプソディの世界にどっぷりと漬かってしまった。

苦悩しながらも音楽に向き合う姿は
部活で音楽に囲まれていた懐かしい日々を思い出させる。

いっぱい喧嘩もしたけれど
みんなでうまくなりたくて一人ひとりが頑張っていた
アノ頃の記憶がリンクしてホロリとした。

あっという間の１３２分。

映画が終了しライトがついたとき、
「あれ？鳴り止まぬ拍手…が、…響いてない・・・。」

コンサートホールに
ポツンと取り残された感じになったのは私だけだろうか？

やっぱり音楽っていいな、
そんな気にさせてくれる映画だった。

そして・・・

なんといっても
千秋役である玉木宏さんのお声が
もう～ステキ！（もちろんお顔も立ち姿も…！）

「声」に「恋」する私としては（笑）
完全ノックアウト！
のだめ的には「はう～ん」なのである。


待っててくださいね、先輩。
今すぐ追いつきますから。（ｂｙ　のだめ）

さてさて、クライマックスはこれから。（後編は４月）

トレビア～ンな結末を期待して
再びタクトが振られるそのときを待つことにしましょう～。

クリスマスの寄せ植え☆

　　　　　　　　　　＜サンタさんはここですよ～♪＞

いよいよ近づいてきた
ウキウキわくわくのホーリーナイト

怒涛の忘年会ウィーク（オットはもうはじまっていますが…）
を前に玄関前を飾りつけ。

クリスマスの寄せ植え

ツリーに見立てたミニコニファーを中心に
ロウソクの灯りのようなシクラメンや
銀白の雪化粧をイメージしたシロタエギクを添えてみた。

駅前のお花屋さんの店先でみつけた
可愛いサンタさんのクリスマスピックをさして出来上がり～。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
ところで、
我が家の玄関は家の中心からみると
西の方向にある。

風水的には
西に「黄色」とか「オレンジ」は
どうやらいいらしい・・・ときいたので、

もうひとつ
大きなオレンジ色がとってもステキだったカレンデュラを
入れて丸い寄せ植えもつくってみた。

＜なかなかオンリーワンな雰囲気になりました～♪＞

題して、
西にはこれだよ！風水寄せ植え
きゃは！


＜階段でお迎えします～＞

どれもみんなきれいだね～♪

　　　　　　　　　　　　　　　

さてさて、
目の前にせまりつつあるホーリーナイトに向け、

これから私、
風きって走るソリならぬ電車に乗り、
サンタクロースの助手として都会へと出かけてまいります。

売り切れてないといいんだけど・・・。

では、いってきますっ