もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

カンパネラのひびき~ピアノ発表会

2011-05-06 | 私の家族
            <今年はリストの生誕200年だそうです。>

♪~柱のキズはおととしの~5月5日のせいくらべ~♪

そんな歌を口ずさみながら
ゴールデンウィークの日々が過ぎていく。

私の背(167cm)にはまだ届かないが、
最近メキメキと伸びてきている次男。

今の家にせいくらべの「柱のキズ」はないけれど、
そのキズが私の目線を超えるころ、
彼をゆったりと見守れるようになるんだろうな~などとおぼろげに感じていた。

たとえば、ピアノの発表会。
(今年もGW中に行われました。)

プログラムのほうは、
小さいお子さんからはじまり、次男は中学生の部。

今回は
フランツ・リスト(1811-1886)の生誕200年を記念して
有志生徒による演奏があり、そちらにも参加させていただいた。

正面に演奏者一同で並ぶ次男。
知らぬうちに女の子たちの背をぬいて一番の背の高さ。

卒業式に着たブレザーはいつまで着れるかな?
来年は制服かな~?などとブツブツ考えながらカメラを構える。

そしてハッ!と気づく。

数年前の手に汗にぎるドキドキはどこへやら・・・。
私ったら・・・・落ち着いて次男を見てる。


壇上の次男は、ピアノを弾き終わった後、
お客さんの拍手に余裕のニッコリ。

今までは、
私が拍手しなくちゃ!私が!と思って必死に拍手していた。

ところが、
今回は拍手している自分の拍手の音が聞こえない。

私の精一杯の拍手が
みんなの拍手と同化しているのだ。

こんなのはじめて・・。



♪~柱のキズはおととしの~5月5日のせいくらべ~♪


あふれんばかりの拍手の束が
私の背をも超えてカンパネラを奏でる君に届いた。

柱のキズが
うれしいやら、さびしいやら・・・。

そんなピアノ発表会だった。
  

 







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