もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

あうんの呼吸なんていらない…。

2010-11-30 | ハンドベル物語
                    

清々しい夜空だったはずが
一瞬にして曇ってしまった。

ハンドベル部立ち上げのときから
一緒に活動してきたメンバーの一人が
ご家庭の都合で“お休みする”と言ってきた。

今まで無理して参加してきたのかな?
何か気分的にいやなことでもあったのかな?
それとも燃え尽きてしまったのかな?

いろいろなことが心配で頭の中をグルグル回ってしまった私。

ところが、よくよく聞いてみると
“お休み”するのはサークルそのものの活動で、
単発(=③)の発表だけは出たいという。

【注】私たちの活動は
   ①今回のように何曲かお聞かせする演奏会
   ②地域での音楽活動 のほかに、
   ③学校で行う「お楽しみ会」に1曲だけゲスト出演することもあります。

忙しい彼女、
それはそれで仕方のないことなんだけど、
なんだかな~。

活動のために場所を確保したり、楽譜を書いたり、会費をまとめたり、
そんな目立たない仕事を頑張ってやっている人の気持ちなんて
どうでもいいんだろうな~なんて思うとなんだか虚しい気持ちになってしまった。

幹事をやってるYちゃんがきいたところ
サークルは「やめる」んじゃなくて「休む」のだそうだ。
いつまで「休む」のかは未定とか・・・。

その辺は“あいまい”しておいて…ってことなのだろう。
上手く距離を置いたつもり・・・?

「あっ、そう、うんわかった。」

大人だからみんなそんな振りをする。
大人だからそれ以上は聞かない。
心のどこかでそっぽを向いてあげる・・・大人だから。

「アンタの音がなかったら音楽にならないじゃん!
と、感情のすべてを出してぶつかり合った高校時代が
あ~懐かしい・・・。

気持ちをひとつにして築いてきたはずのハーモニーのかけらが
角っこのほうからちょっとだけ欠けてしまったけど、
きっと何事もなかったかのように歩き出す。

大人にとって“修復”は簡単なことだもの。

でも、私・・・ここだけで叫んでおこうっと。
そんな呼吸、ほんとはいらない!


・・・・・。


大人らしく
大きな深呼吸をしてまた歩き出すのである。

















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いざ、本番!

2010-11-29 | ハンドベル物語
                     

とうとうやってきてしまったクリスマスコンサートの日。

ほんもののクリスマスより1か月も早いけれど
ほんもののクリスマスにサンタさんが
子どもたちの枕元にプレゼントを置くときと同じくらい
メンバーの母たちはドキドキしている。

時間をかけて打ち合わせした進行構成は
ペープサイトの劇仕立て。

まほうの国からやってきた妖精の○○ちゃん(←サークルの名前)が
サンタさんやトナカイさんや地球さんに出会い
魔法をかけていき、

「あわてんぼうのサンタクロース」や
「小さな世界」や「赤鼻のトナカイ」などの曲となりベルの演奏に入るというもの。

あは♪ステキでしょ。

赤い帽子に白い服で並んだメンバーたち。
最初はかなり緊張の面持ちだったけれど、
少し前まで幼稚園の先生だった
Jちゃんの名司会ぶりでだんだんリラックス

ハンドベルの演奏を聴きに来てくれた子どもたちも
妖精○○ちゃんにクギづけ!
一緒に踊ったり歌ったり、ベルを振ったり、ノリノリ~

たくさんの笑顔があふれ、
楽しいコンサートのひとときとなった。

                     

今回のお客様はなんと約50名。

思わぬお客さんの数とその声援に興奮冷めやらぬメンバーたち。

「なんだろう?この感じ。久しぶりだわ。」
「久々の緊張感?高揚感?達成感?」

みんな充実した時間が過ごせたってことなのだろう。

たまには
母たちもこんな輝く時間があっていい。
ほんの一瞬でも自分が自分らしくいられる時間があるだけで
また前を向いていける、と思うのだ。

仲間の一人が言った。

これからも、もっともっとベルを通して発信していこうよ。

私たちに何ができるだろう?
その“何か”を考え探しながらまた仲間たちと歩いて行こう・・・。

ほんもののクリスマスはまだだというのに
帰り道の夜空はどこまでも清々しいのであった。


















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つんつるてん♪

2010-11-24 | 私の家族
午後、
少し時間に余裕があるから・・・。
と言って、
学校からそのまま塾に向かうはずの長男が帰ってきた。

いつもの調子でユッサユッサと
我が家のリビングを歩く長男。(18歳・身長約178cm)

・・・・あれ?なんか短くない?
そう、ズボンの丈。(学校は私服です。)

床から約15cm~20cmは上に位置している。

「そ~なんだよ~~、なんか今日、足元がスースーするんだよ~。」と長男。

どうみても短すぎる丈。
そんだけ短かったらスースーもするだろうよ。

「それ、○○くん(次男・12歳)のズボンじゃないの?」

「えっ、マジ~!?」

(そこではじめて)あわてて確認する長男。
・・・それこそ「えっ、マジ~!?」である。

すると案の定、「14H(14歳用)」。
長男から次男へお下がりとしてまわしたズボンであった。


「しかし、よく穿けたな。」と、長男。
・・・穿いた時点で気づかぬ君に驚きだよ。

「オレってやっぱりスリム?」
・・・「スリム」の前に「丈」だろ。

「オレのタンスになぜか○○くん(次男)のズボンが入ってたということだな。」
・・・はい、まちがえて入れたのはこの私です。

つんつるてん♪

漢字で書くと「寸・釣・天」。
寸法を上(天)に釣りあげちゃった~という意味だそうな。

天に向かってまだまだ伸び盛り!ということですかね。

                    

「やは~り、この長さがオレには必要だ。
と、いつものズボンにはきかえて塾へと出かけていく長男。

自転車にまたがり一言。
「それにしても誰も(トモダチ)気づかなかったなぁ~。」
・・・・まあ、君も君だけど~。


つんつるてん♪を平気で穿いちゃう長男と
つんつるてん♪なんかぜんぜ~ん気にしてない友人たち。

私服でありながら
「おしゃれ」とは無縁の伸びやかな男子校の空気が

自転車をこぎながら
「いってきま~す。」と手を振る長男の背中から
幸せそうに漂ってくる。


黄金色の秋の夕日に包まれた後ろ姿を見送りながら
うふふ♪と微笑む母でありました。


















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プロセスという楽しみ

2010-11-20 | ハンドベル物語
ほんとうにほんとうに、忙しい1週間でした・・・。
パフ!(by Q10)

                    

クリスマスコンサートに向けた
ハンドベルの練習ももうすでに4回を越え
なんとか曲らしくなってきたかなという感じ。

音がそろってきたので、
もっともっと雰囲気を出してみたい・・・と欲が出る私。(指揮してます。

これまで
楽譜どおりにベルを振るだけだった演奏に
緩急をつけたり、強弱をつけたり、

ベルの振り方もトレモロあり、アクセントあり。

みんなで呼吸を合わせ、
ステキなクリスマスソングにしてみよう~とただいま変貌中。

あと2回(内1回はリハーサル)の練習で
どこまで上達するかな?
本番はどうなっちゃうんだろう?

コンサートまであと数日。
楽しみつつもドキドキなのである。

「今」

友人たちと
重ね奏でる音を聞きながら練習する時間が
とてもとても愛おしい日々。

「今」という時間は

「過去」から「未来」に向かって流れているだけでなく
「未来」から「過去」へ贈られたプレゼントなのかもしれない・・・。

そんなことをふと考える。

「未来」から「今という時間」を楽しみなさいよ~
と言われているような気がするのだ。

                

大阪のママ友のキメゼリフを思い出す。
楽しんでナンボやで~!

「ナンボってどういう意味なのかな?」という関東人の私に彼女は言った。
「お金やないんよ…。“価値ある”っちゅう~意味だと思うんよ。」

なるほど・・・と思ったものだ。


「価値ある未来」からの贈り物の時間が「今」。
「価値ある未来」へのプロセスを歩いている「今」。

そんな「今」を大切に過ごしたい私である。


















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サンタさんがいっぱい♪

2010-11-16 | ひとりごと
          <並べて撮影できちゃったりするのも幹事の特権!>

寒空に吹く風に、枯葉舞い踊る街は
そろそろクリスマスの足音が聞こえてきた。

ジングルベルを口づさみながら
予算一人300円のクリスマスプレゼントを探す。

出会ったのは
スキーのストックを持った白ヒゲのサンタさん。(画像)

「予算バッチリ!」
「やったね!」
共に幹事の友人とピースサイン。

小学生母12年目のクリスマスがやってくる。

                     

先日会った高校時代の友人たちは
子どもたちも大学生、高校生、あるいは社会人。
そろそろ子離れ、親離れ、巣立ちのときを迎えようとしている。

皆それぞれに忍び寄る更年期・・・。

うん、うん、と話しを聞き、うなづきながら
頭のテッペンからつま先までの私ってヤツをあれこれ考える。

お弁当をつくらなくなる日を思うと切なくなったりして、
背中がスゥ~っとしたりする。

                    

ラッピングをする前に
プレゼント用に買ったサンタさんの撮影を試みる。

グラグラ、グラグラ・・・・。

いっぱいのサンタさん、
なかなかいうことをきいてくれなくて、倒れるヘタレ続出!

「もう~サンタさん、ちゃんと立っててよ~!
と、言いながら・・・、

プッ!
寝転がるサンタさんにキレてる自分に吹き出す昼下がり。


まるで、
シーソーにのっているように
オバチャンになってスゥ~っとしたり、
小学生ママになってププッとしたり、コロコロと忙しい私。

そのどちらも、今の私。

そのどちらとも付き合いながら、

「笑顔」のために何かできることがあるならば
私の時間を惜しむことなく差し上げよう・・・。


いつもそんなことを思っている。



それが、今の私。

そんな私が私は好きだ。


11月16日、今日そんな私はまたひとつ年を重ねました。





















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