もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

少しずつ、ひとつずつ。

2011-03-20 | その他
ここにいるよ。

庭のチューリップがニョキ!っと芽を出した。

ここもここも、
あっ、ここでも。



みんな一緒だね。

だってきっと春が来るから。

少しずつ、少しずつ、
太陽に向かって伸びていく。

ひとつずつ、ひとつずつ、
それぞれが蓄えていた力を出しながら。



まだまだ花咲くまで時間はかかるけど、

きっと大丈夫。

少しずつ、ひとつずつ。

だってきっと春が来るから。


                     


今朝、
心配していたオットの友人たちと
ようやく連絡がつきました。

地震から1週間、

医者の友人は医療の現場で、
大学の先生である友人は危機管理という立場で、
そして
建築関係の友人は壊れた道路を作り直すべく
不眠不休の日々だったそうです。

働き盛りの友人たち。

東北のためにみんな高い使命感をもって、
一生懸命働いていました。

ガンバレ!身体こわすなよ!

エールを送りながら
私たちも日々できることを
少しずつ、ひとつずつ・・・・・。             








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父母、買い物難民になる!

2011-03-18 | その他
東日本大震災から早や一週間。

被害が少ないはずのここ東京では、
「見通しのつかない不安」という名の魔物に焦らされているのか?煽られているのか?
相変わらずスーパーの棚はスッカラカンの状態が続いている。

それもそのはず、
(心配なので)電車通学の次男を学校まで送っていく朝9時ごろ、
オープンまでまだ1時間もあるというのにスーパー前は長蛇の列なのだ。

友人に言わせると、
「オープンから15分でパンなんかなくなっちゃうよ。」だそうだ。

今、ほんとうに考えなきゃいけないのは被災地の方々の生活。
それなのにこの姿…なぜ?どうして?

と、思いながらも実家の様子が気になり行ってみた。

実家の父母は78歳、
父母ともに足が悪く、最近では歩くのがおぼつかない。
特に母はリウマチの影響もあり、杖をついて歩くほどだ。

「どう?元気?」
と、行ってみると、
「おう、よく来てくれたね~。」とうれしそうな顔。

二人ともものすごく厚着をし、茶の間で静かに過ごしていた。
少しでも「節電」になれば…との思いから暖房は消しているらしい。

古い家だけに寒さが応える私。

「大丈夫?」ときくと、
「戦争中に比べたらこんなのたいしたことない。」との答え。

・・・さすが昭和ひとケタ世代だ。

「何か足りないものない?」ときくと、
「パンがないのよ。あとお米ももう少しなの。」という。

母曰く、
近くのスーパーに入ろうと思ったが、
ものすごい勢いで買い物している人たちに突き飛ばされそうな気がして
スーパーに入ることができなかったという。

杖をついてゆっくりゆっくりと歩くことしかできない母からみたら
ガンガンガンとスーパーを何件も自転車ではしごして買い物していく人々のスピードは
「恐怖」以外の何者でもなかったようなのである。

たしかにここ数日、
スーパーに殺気立った空気を感じる。

これも「見通しのつかない不安」という名の魔物の為せるワザなのか?

元気に歩けてチャッチャカ動ける人ならこんな事態でもなんとかなるだろう。
しかし、
ほんとうに近くのスーパーでしか買い物できないお年寄りがいる。
そんなお年寄りが今、とても困っている。


その商品、今、本当に必要ですか?

生まれてからこれまで、
あまり「食べ物」や「電気」に困った経験がない私たちだけど、

地震の被害が少ない地域にいるからこそ、
今の「生活スタイル」を見直すべきときじゃないかな・・・と思う。


翌日、私の自宅近くで手に入った
バナナとお米とパンを届けたら
「これだけあったらもう大丈夫!」と喜ばれた。
少しは役に立ったかなとうれしい反面、
今後ますます高齢になっていくのに大丈夫かな…と不安にもなった。


被災地の方々の大変な状況を思うとほんとうに申し訳ない話なのだが、

「高齢者の買い物難民」
という、これからの東京の大きな問題が奇しくも浮き彫りとなった
このたびの「買い占め騒動」なのである。












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こんなときこそ

2011-03-17 | その他
電車通学している次男がようやく昨日から
運行状況をみながら登校を再開した。

友人たちや先生と思いっきり遊び
とてもうれしかったようで
久しぶりに穏やかな笑顔を見せながら帰ってきた。

                

大震災の影響で
テレビの番組はすべて「震災に関する報道」一色となった。

それはそれでもちろんのことなのだが、
その報道を見ている大人をみている子どもたち。

「大丈夫」とは言っているけれど、
きっと「これは大変なことが起きている。」と
心のどこかでものすごく不安に感じているのではないだろうか?

子どもの「大丈夫」は
きっと大人の「大丈夫」より「大丈夫」じゃない
・・・と私は思う。

自閉症のお子さんをもつ友人は、
お子さんの症状が落ち着かなくなり、
「パニック」と「ひとりごと」の繰り返しでほんとうに心身共に疲れてきたという。


母親の立場から言わせていただくと、

こんなときだからこそ、
NHKにはNHKの、民放には民放の役割があるような気がする。

一昨日(15日)いち早く日本テレビがバラエティー番組を再開してくれた。

地震や原発のニュースを気にしながらも、
“都バスで飛ばすぜ~!”のどこかのどかなお笑いがいつものようにそこにあり、
(子どもたちの感覚でいうと)
「テレビに住んでる人」である“さんまさん”が
今日も「テレビ」にいてくれてる(そしてしゃべってくれてる!)

・・・というテレビの中の「現実」を見ることで、
子どもたちは不安な気持ちを少しでも忘れられたんじゃないかな?

被災地の方々の心情に配慮しつつ、

こんなときだからこそ
子どもたちに「元気」をプレゼントするのもテレビの役割だと私は思うのだ。


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Pray for Japan !

2011-03-16 | その他
地震から数日、
首都圏の状況も刻々と変化する毎日。

電車はうごくのか?
計画停電はいつ?
福島原発はどうなってしまうのか?

さまざまな不安が
人々をさらなる不安に陥らせている。

・・・だから?

スーパーの棚はほとんどスッカラカンといった状況。
ガソリンスタンドでは「本日給油できません。」の張り紙。


絶体絶命?


いやいや、首都圏にいるんだもの。
こんなことで負けちゃいられない!

いつかのTVのクイズ番組で言ってたことを思いだす。

「絶体絶命」の漢字を分解すると、
「糸」「色」「体」「糸」「色」「命」なんだって。

つまり愛しき体、愛しき命

そう、

今はひとりひとりがよく考えて
すべての「愛しき体、愛しき命」のためにうごくとき。

願わくば、
ほんとうにたいへんな思いをしている方々の「愛しき体、愛しき命」のために・・・。


ツイッターではたくさんの人々が
励ましのつぶやきを残している。

心温まるつぶやきをまとめたものがコチラ心に残るつぶやき
日本も捨てたもんじゃないな、って思う。

私も、

今の私にできることを精一杯考えてうごこうと思う。

まずは節電から・・・。






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地震の日・・・。

2011-03-14 | その他
3月11日、14時46分。
あなたはどこにいましたか?

私は電車通学している次男がちょうど帰ってくる時間だったので
買い物ついでに最寄りの駅まで迎えにでていました。

                

思っていたほど時間に余裕がなく、
八百屋さんに寄って買い物をしてから次男と会うつもりが
「あら、ギリギリになっちゃった。」ということで先に駅の改札で彼を待つことにしたのだった。

彼が改札に到着したのはたしか14時30分ごろ。
6年生ということで最近割とリュックで学校へ行くことが多くなっていた次男だが、
この日に限って「卒業までもう少しだから…」とランドセルを久しぶりに背負っていた。

「ねえ、ママ、八百屋さんでお買いものしてから帰りたいんだけど…。」という私に
今日はランドセルを背負っているからいやだ!という次男。
ランドセルを背負っているときは寄り道はしない、という約束をずいぶん前に交わしていたのだった。

そうね、約束は約束だもの。
家では長男が待っていたので一人で家まで帰ることにさせる。

「じゃあ、気をつけてね。」
「バイバイ!」

元気に走って帰る次男を見送ってから八百屋さんに行き買い物をした私。
駅前のスーパーにとめてあった自転車のところまで戻り
お隣の自転車の方と軽い会釈をしながら自分の自転車を取り出そうとした
そのときだった。

「あれ、変ですね。」お隣の方が言う。
あれ?これは目まいかな?一瞬戸惑う私。

そのあとすぐにこれは地震だと気づく。

アスファルトの地面も
スーパーの壁も窓も
どんより曇った空も
何もかも目まいするように揺れている。(横揺れでした。)

そのうち立っているところがだんだん隆起して足がよろけ始めた。

目の前の自転車が次々と音をたてて横に倒れていく。
人々が悲鳴を上げながらどんどん地面に這いつくばっていく。

これは映画を見ているのか?いやいや違う。これは現実・・・。

ふとスーパーの出入り口を見ると
大勢の人たちが叫びながらものすごい勢いで飛び出してくる。
お隣の自転車の方と
「これは、地震ですね。」
「たいへんなことになりましたね。」気持ちとは裏腹になぜか冷静に話をした。

でも、次の瞬間、
「息子とさっきそこで離れたばかりなんです。」・・・思わず口走っていた。

「早く、早く、行ってあげてください。」とお隣の女性。
地震の揺れがまだあるというのに私の自転車を先に引っ張りだしてくれた。

「ありがとうございます。」
揺れは少し残っているけれどもう治まりかけている。
ウワンウワン頭がまわりながらも、猛ダッシュで次男の足跡を追いかけた。

なんで、手をつないでおかなかったんだろう!
なんで、今日に限ってランドセルを背負わせてしまったんだろう!

家にいる長男のことも気になっていた。

なんで、こんなに近くにいるのにみんな離れ離れなの!?

心の中で叫びながら
昨日までの平凡な毎日にふと気づき、感謝しながら

自転車を必死にこいでいた・・・。

おかげさまで
次男は公園を少し過ぎたアカシアの木の並ぶ道を歩いていて無事だった。
長男はあまりの揺れに家を飛び出し、すぐ前の空き地にいたという。

オットはたいへんな思いをしながらも
翌日午前4時ごろには帰宅。

携帯がつながったとたん、
友人たちから「無事か?」のメールが矢のように入ってくる。

なんでもない日々の生活のありがたさ
気にかけてくれる友がいるうれしさ

そんなことをかみしめながら、
家族全員が顔を揃えられたことに、今はただただ胸が熱くなるのである。


                    


東京にいた私でさえこんな思いをしているのだから、
被災地にいらっしゃる方々の思いはいかばかりかと心を痛めている。

今回被災した宮城県は我が家にとってもつながりの深いところ。
親戚はおかげさまで無事を確認できた。

ブログのお友達も無事との連絡をいただいた。

オットの友人たちの消息が今は気になっている。
どうか無事でいてほしい。

Pray for  Japan!
今が踏ん張りどころ。

みんなみんな
困難に立ち向かう勇気を持ち続けてほしい。


  被災地の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。 


















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