もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

ふむふむ食育 

2007-10-17 | カラダにgood
            <美味しいね、栗ごはん
先日、「食育のすすめ」と題した
テレビなどでもおなじみの服部幸應先生の講演を聴く機会があった。

副題は「大切なものを失った日本人」。
なんとなく予想はしていたけれど、
20年先、30年先がゾッとしてくる・・・といった内容だった。

            

とても幅広い「食育」だが大まかに言って3つの柱を基本としている。
1.どんなものを食べたら、選んだら、安全か?を知る。
  (選食能力)
2.食文化の推奨
  「はしを使うこと」の大切さ
3.食料問題、環境問題についてグローバルな視点をもつ

このような「」に関する知識をさまざまな経験を通じて習得し、
健全な食生活を実践することのできる豊かな人間性を育むことを
目的としているのが「食育」なのだが・・・、

特に3.に関してはこれはたいへん!と思った。
日本の自給率は39%
東京1%、北海道193%とかなりのばらつきはあるが
なんと61%を輸入したものに頼っている。

これはなぜか?
日本食を食べないようになり、日本でまかなえないような食品を
扱うようになったからなのである。(2.にも関係)

たとえば
肉をつくるためにエサであるとうもろこしが必要。
               
ところが日本ではとうもろこしがとれないために肉を輸入せねばならない。
          
たくさんガソリンを使って肉を運び入れることになる。
              
地球に負担がかかる。(フードマイレージ大国=日本)

それなのに、それなのに、日本では
「もったいない(mottainai)」の精神をなくしてしまったため
年間2160万トンの肉が捨てられているという。

地球の人口67億人のうち、豊かな食事をしているのはたった8%の人だけ。
日本人は全員、その中にはいるそうだ。
残りの92%は食糧難。
年間900万人の人が餓死しているという悲しい現実・・・。

私たちはもっともっと
」について世界規模で考えていく必要があると感じた。

            

では、家庭をもつ私たちが今、できることはなんだろう。

服部先生は、
「一番身近である家庭の食卓を大切にしてほしい。」とおっしゃっていた。

家族みんなが揃って顔を見て、手元を見て、語り合う・・・
優しさ、楽しさ、厳しさのある「一家団欒」。

そんなあたりまえのこと?と思ったが、
今の日本は「孤食(ひとり食)」「個食(ばらばら食)」のご家庭が
増えているらしい。
それがもたらす弊害についても時間の許す限り服部先生は語られていた。

地球に生きている私たちは

地球から生まれたものを口にはこぶ。

大切な自分、大切な家族、大切な地球。
あ~美味しい」のキモチ・・・大切にしたいものである。



  日記@BlogRanking
おいしい食卓は人間をつくる!ですね。
 いつも応援ありがとうございます。







          


Comments (10)
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