熱帯果樹写真館ブログ

 熱帯果樹に関するトピックスをお届けします。

「マンゴーの日」のイベントに行ってきました 2016。

2016年07月16日 | イベント

7月15日は、沖縄県農水産物販売促進協議会が2000年に制定した「マンゴーの日」です。
 沖縄県内各地の農産物販売所では、「マンゴーの日」に因んだマンゴーの消費拡大イベントが開催されます。

 平成28年7月15日、「マンゴーの里宣言」を行っている沖縄本島南部の豊見城市にある農産物直売所「JAおきなわ 食菜館 菜々色畑」でもマンゴーの消費拡大セレモニーが開催されました。



JAおきなわ 食菜館 菜々色畑。



 このイベントでは、特設舞台で近隣保育園の園児がエイサーを披露したり、豊見城市のマスコット「アゴマゴちゃん」、沖縄県農林水産物のマスコット「イーサーくん」、ミス沖縄やマンゴー生産振興に関わる各機関を代表する方々等がマンゴーのPRをしていました。



左端:アゴマゴちゃん、右端:イーサーくん。



 もちろん、直売所内ではマンゴーの販売、発送手続き、試食が行われており大盛況でした。
 多くのお客様が来場することを見越し、「菜々色畑」では通常の約2倍の千箱のマンゴーを用意していましたが、気持ちがよい位に売れていました。



マンゴーの化粧箱がたくさん準備されていました。





化粧箱をレジに運ぶ途中でマスコミのインタビューを受ける男性。





カート山積みでマンゴーを購入!





ミス沖縄が店内で試食を薦めていました。



 景気の良い売れ行きに気を良くして、豊見城市の隣にある糸満市の農産物直売所「JAおきなわ ファーマーズ・マーケットいとまん うまんちゅ市場」にも足を運んでみました。
 この2つの農産物直売所は、1本の直線状道路で車で10分程で行き来できる好立地ですので、沖縄県の農産物を探すときに便利です。



JAおきなわ ファーマーズ・マーケットいとまん うまんちゅ市場。



 「うまんちゅ市場」では、「マンゴーまつり」と称した消費拡大イベントが開催されていました。
 第1弾は7月15日~18日、第2弾は7月23日~24日だそうです。



「うまんちゅ市場」でのマンゴーまつり日程。



 店内にはマンゴー販売用に商品棚が広く取られており、こちらも売れ行き好調でした。



「うまんちゅ市場」のマンゴー販売棚(パック入り)。





こちらの化粧箱売り場でもカート山積みの購入者発見!



 今年の沖縄県産マンゴーは、天候不良等が原因で例年の30%減程度の不作と言われていますが、色のりが良い高品質なマンゴーが仕上がっています。
 7月中下旬には様々な農産物販売所でマンゴーの販売に力を入れていますので、是非ご賞味ください。


○参考サイト
 ・「おきなわ島食ネット
  ・JAおきなわ食菜館 菜々色畑店舗紹介
  ・JAおきなわ うまんちゅ市場店舗紹介





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良き道具にこそ匠あれ05  - 手指が痛くなりにくい採果ハサミ「Dr. Cut®」 -

2016年06月27日 | イベント

 平成28年5月18日(水)、19日(木)に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにおいて第1回「農林水産業支援技術展」が開催されました。





 このイベントは、農業支援技術、漁業養殖支援技術、食品加工製造技術、流通支援技術、六次産業化支援技術を要した機材や商品を有する企業の商談会に加え、それらに関連したテーマの専門家によるセミナーが催されました。









 沖縄県では初めて開催されるタイプの刺激的なイベントでした。
 参加された業者さんと後日お話をしたところ「東京等のイベントと比べ規模は小さいものの、来場者の方と内容の濃いお話ができたので良かった」と云う感想を複数名から聴くことができました。

 さて、本イベントで見かけた数ある魅力的な技術の中から、有限会社ウド・エルゴ研究所の採果ハサミ「Dr. Cut(ドクター・カット)®」を紹介します。





 「Dr. Cut®」の最大の特徴は、握り手にシリコン製のゴムカバーが付いていることです。
 そして、よく見るとハサミを閉じた際に柄のぶつかる部分にシリコンの突起状クッションを備えています。

 それ以外は特に変わったことはありません。
 しかし、「Dr. Cut®」の売り文句は『医師が考えた園芸用ハサミ』『握りの部分が手指の負担を1/4に軽減』です。
 『人間工学に基づいて世界初の新しい握りの園芸用ハサミ』と云われても、「正直そこまで効果が期待できるの?」と疑いながら(有)ウド・エルゴ研究所のブースで「Dr. Cut®」を用いて枝の試し切りをさせていただきました。

 細い枝を、ぱちん。
 太めの枝を、ぱちん。

 わずか数回の試し切りで違和感に気づきます。
 「このハサミ、切り終わったときに親指の付け根にくる衝撃がほぼない!」

 思わず、「Dr. Cut®」の価格を確認しました。
 3,000円(税抜き)。
 ハサミ本体の2倍程度に価格設定されている様ですが、果実(野菜)の収穫や剪定時に数百回、数千回とハサミを使った際に利き手を襲う鈍痛を考慮すれば、1,500円程度高価なハサミを購入してもお釣りがくるので・・・?
 私は農業者ではないので、知り合いの農業者に提案するために購入するのですが(笑)。

 第一印象では「思ったよりモノになる気がする」でしたが、次に「もう少し長めに使ってみなければ正しい判断はできない」との感想から「Dr. Cut®」を1本購入しました。

 本当は剪定ハサミでこの機能が付いたものが欲しかったのですが、現在は準備中ということでした。

 そして、次の週末。
 知人の農場を訪ね「Dr. Cut®」を試したい旨を説明すると、「アセローラやピタンガ、フェイジョアの樹なら好きに切って良い」との許可を得ました。
 これらの樹なら枝の太さも採果ハサミでも問題ありません。

 柔らかいフェイジョアの枝を、ぱちん。
 やや硬いアセローラの枝を、ぱちん。
 そこそこ硬いピタンガの枝を、ぱちん。
 一心不乱に1時間程剪定作業を行いました。

 そして、結果は・・・。
 手(指)の傷みがほとんどありません。
 作業開始5分過ぎの状態が1時間続いた印象です。

 「Dr. Cut®」のリーフレットにも「母指の痛み評点」としてグラフが掲載されていましたが、実際の感覚がこのグラフです。



※このグラフは「Dr. Cut®」のリーフレットから抜粋しました。


 また、「Dr. Cut®」試しに使っていただいたオクラ農家の方も「いいね!」と賞賛されていました。
 「採果ハサミを一日中使って手(指)が痛い」って人には「Dr. Cut®」をお薦めします。

 「Dr. Cut®」の改善箇所を提案するとしたら、

 ・沖縄県内で販売代理店を見つけて欲しい(現在は通販でしか購入できない)。
 ・剪定ハサミタイプが試してみたい(本当に手が痛くなるのは太い枝)。
 ・農場内で落としたときに見つけにくそうなので、もっと目立つ色も出して欲しい(現在販売されているのはグリーン、ピンク、ブルーのパステルカラー)。
 ・シリコン製カバーがハサミより先にダメになる気がするので、替えカバーも販売して欲しい。

 と云ったところでしょうか。

 なお、「Dr. Cut®」は「ミドリ安全.com」や「刃物の木屋 ヤフー店(ガーデニング)」でも購入できます。




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「中央卸売市場まつり2015」が開催されます。

2015年07月17日 | イベント

 今年も「中央卸売市場まつり」 が今年も開催されます。

 日時:2015年7月19日 (日)8:00~12:00  ← 昨年と時間帯が違う!
 場所:沖縄県中央卸売市場(浦添市伊奈武瀬1丁目11-1 )

 まつりのテーマは例年通り「「夏本番!集まる果物、野菜、花!一日だけの市場開放!!」 」です。
 市場まつりの中では目玉イベントの1つである「第8回 沖縄県マンゴーコンテスト」が開催されます。
 その他にもマンゴーフェア(特価販売)、農産物特売(野菜・果物・花)、花きフェア(展示即売等) 、フラワーアレンジメント教室(一般対象:参加費500円、中学生以下対象:参加 無料) 、ガーデニング教室(一般対象:参加費500円)、市場内店舗フェア(食 料加工品、食品資材、健康食品、雑貨、その他) 等が楽しめます 。

 さらに、今年は1,000円購入で1,300円 分のお買い物ができる「プレミアムチケット」が販売されます。普段より安く買える農産物が、さらにお買い得になります。

 会場は屋内とは言え熱気に満ちていますので、特に小さいお子様連れの方は熱中症対策に水筒を持参すると安心です。

 3連休の中日のイベント、是非ご参加ください。




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「中央卸売市場まつり2014」が開催されます。

2014年07月18日 | イベント

 今年も「中央卸売市場まつり」が今年も開催されます。
 
 日時:2014年7月20日(日)9:00~15:00
 場所:沖縄県中央卸売市場(浦添市伊奈武瀬1丁目11-1 )

 まつりのテーマは例年通り「「夏本番!集まる果物、野菜、花!一日だけの市場開放!!」 」です。
 市場まつりの中では目玉イベントの1つである「第7回 沖縄県マンゴーコンテスト」が開催されます。
 その他にもマンゴーフェア(特価販売)、野菜・果物・花の特売、野菜・果物の模擬競り、花きフェア(展示即売等)、フラワーアレンジメント教室(一般対象:参加費500円、中学生以下対象:参加無料)、ガーデニング教室(一般対象:参加費500円)、市場内店舗フェア(食料加工品、食品資材、健康食品、雑貨、その他)、スイカ割り、スタンプラリー等の家族で楽しめるイベント盛りだくさんです 。

 会場は屋内とは言え熱気に満ちていますので、特に小さいお子様連れの方は熱中症対策に水筒を持参すると安心です。

 3連休の中日のイベント、是非ご参加ください。




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「おきなわ花と食のフェスティバル2014」の果実コーナー

2014年02月04日 | イベント

 平成26年2月1日(土)~2日(日)に那覇市奥武山運動公園で開催された「おきなわ花と食のフェスティバル2014」に行ってきました。
 同イベントでは様々なイベントが開催されますが、沖縄県立武道館内に設置されていた果実コーナー(果樹フェスティバル)の紹介をします。

 冒頭の写真は「果樹品評会」の上位入選した出品物です。
 昨年までは、タンカンとパッションフルーツだけが品評会の対象品目でしたが、今年からはアテモヤとスターフルーツ(ゴレンシ)が増えました。
 いずれも沖縄県内で生産された果実です。
 昨年の夏は台風被害が少なかったためか、果実外観が良いものが多かった様に思えました。
 入賞者の皆様、おめでとうございます。

 「果樹展示コーナー」では、沖縄県産果樹の様々な情報が確認できるパネルと沖縄県産果実の展示が行われていました(写真2)。



写真2.果実展示コーナー



 中でも目を引いたのが、果樹生産者が品種登録や商標登録、育種を行っている果実たちです(写真3)。



写真3.果樹生産者が品種登録や商標登録、育種を行っている果実



 写真3に写っているバナナ、パッションフルーツ(一部ミズレモン?)、アテモヤは、オンリーワンを信条に果樹生産を行われている「トロピカルファーム ちゅらび」の生産物です。
 「果実展示コーナー」では、その旨は明記されていなかったのですが、私が同コーナーを拝見中に偶然にも隣に立たれていたのが、「トロピカルファーム ちゅらび」代表の城間氏だったのでお話を伺いました。

 私が特に関心を持ったのが、大きなアテモヤ?です(写真4)。



写真4.今回、特に気になったアテモヤ?



 冒頭写真で紹介した品評会で入賞したアテモヤは2kg箱に5果(約400g/果)入りでした。
 約400gのアテモヤでもそれなりに大きく感じましたが、写真4のアテモヤ?は800g程度はありそうです。
 とにかく大きいです。
 そして小果(鱗目)が目立っています。

 確認すると、このアテモヤ?も城間氏が育成されたものだそうです。
 来歴を伺ったのですが、「(海外から導入したものも含め)様々な系統を交雑しているので・・」と育種親は名言されませんでしたが、「これは、今年初めて結実しただけで、形質も安定しているかわからない。あと何年か観察が必要」と慎重な姿勢で語られていました。

 私がアテモヤ?にばかり食いついていると「僕はバナナ(琉球もちっ娘® )に注目して欲しいのに、パッションフルーツとか別の品目への質問が多いんだよね(笑)」と苦笑いされていました。
 とは言っても、「食感がもちもちしていて良い」「島バナナよりゾウムシの被害が少なそうだ」と云う城間氏談の「琉球もちっ娘®」の特性は、果房展示では伝わりにくい魅力だと思います。

 その他、私が関心をもったのは、果実コーナーから少し離れた「有機農産物コーナー」に展示されていた宮古島産のミズレモンです(写真5)。



写真5.有機栽培農産物コーナーで見つけたミズレモン



 私は同イベントを10年以上楽しんでいますが、毎年着実に「新しい何か」が積み重なっている感じがします。
 沖縄県の果樹産業の未来は明るい!そう感じられる同イベントをこれからも続けて欲しいと願います。


〇参考サイト
 ・「おきなわ花と食のフェスティバル公式サイト
 ・「トロピカルファーム ちゅらび





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「平成25年度 南部地区園芸推進講演会」が開催されます。

2013年07月25日 | イベント

沖縄本島南部地区で沖縄県農林水産部の職員が園芸関係の情報を発表する「南部地区園芸推進講演会」が以下のとおり開催されます。

 日 時:平成25年8月2日(金)14:00~16:00

 場 所:八重瀬町中央公民館

 内 容:(1)野菜・花卉類の害虫 タバココナジラミの生態と防除
         発表者:病虫管理技術開発班 主任研究員 貴島圭介

     (2)太陽熱土壌消毒法でパパイア苗立枯病を防ぐ
         発表者:病虫管理技術開発班 研究員 新崎千江美

     (3)キクの害虫被害には品種間差がある!!
         発表者:野菜花き班 研究員 津田宗一郎

     (4)マンゴー炭疽病の生態と防除法
         発表者:病虫管理技術開発班 主任研究員 澤岻哲也

 
 発表課題のうち、半分が熱帯果樹関連です。
 これはマニアとしては、時間を作って聞きに行きたいです。

 定員300名の大会場で入場無料ですので、関心のある方は是非 会場へ足をお運びください。




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「中央卸売市場まつり2013」が開催されます。

2013年07月13日 | イベント

 毎年恒例の「中央卸売市場まつり」が今年も開催されます(ポスター拡大:PDF;0.99MB)。
 
 日時:2013年7月14日(日)9:00~15:00
 場所:沖縄県中央卸売市場(浦添市伊奈武瀬1丁目11-1 )

 まつりのテーマは昨年同様「「夏本番!集まる果物、野菜、花!一日だけの市場開放!!」 」です。
 市場まつりの中では目玉イベントの1つである「第6回 沖縄県マンゴーコンテスト」が開催されます。
 その他、過去の同まつりでは、果樹展示ブースやパインアップル試食会場等が熱帯果樹ファンを大いに楽しませてくれました(2012年レポート2010年レポート)。

 同まつりでは、果実や野菜が安く買うことができるので、いつも両手にずっしりと買い物袋を提げることになります。
 また、子ども連れにも嬉しいオープンスペースの遊び場やイベント(すいか割り、フラワーアレンジメント教室等)もあり、家族で楽しめます。
 会場は屋内とは言え熱気に満ちていますので、小さいお子様連れの方は水筒をもっていると安心です。

 3連休の中日のイベント、是非ご参加ください。




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「市場まつり2012」に行ってきました。

2012年07月24日 | イベント


 2012年7月22日に沖縄県中央卸売市場で「夏本番!集まる果物、野菜、花!一日だけの市場開放!!」をテーマに「中央卸売市場まつり2012」が開催されました。

 「熱帯果樹写真館」目線での今年の目玉は、やはり沖縄県が先日発表した新商標マンゴー「夏小紅」と「てぃらら」が どの様に展示されているかです。



写真2.夏小紅&化粧箱


写真3.てぃらら&化粧箱
※「てぃらら」は「夏小紅」より大きいです。

 「第5回マンゴーコンテスト」会場内で、「夏小紅」、「てぃらら」共に専用の化粧箱に収められたもの、ざる上に盛り付けられたものが商標登録証の隣に飾られていました。
 
 ここで驚いたのが化粧箱のデザインです。
 既存のマンゴーの化粧箱と言えば、マンゴーの写真やイラストが使われているものが多いのですが、「夏小紅」と「てぃらら」の化粧箱は、無地のあずき色の背景に金色の文字で「沖縄県産 商標名 商標名(ローマ字)」が3段に書かれたシックでシンプルなものです。
 蓋を開けるまで中身が何だかわかりません。

 あっ、でもマンゴーを贈るときって「○日の午後に届く様にマンゴー贈るから家で受け取ってね」みたいに事前で受取人に知らせるから問題ないかもしれません。

 「夏小紅」と「てぃらら」は、商標発表、化粧箱のお披露目と着々とブランド化への準備を薦めている模様です。




 続いて、第5回マンゴーコンテスト受賞者の紹介をします。



写真4.最優秀賞のマンゴー
宮古島市:倫果樹園



 最優秀賞(沖縄県知事賞)は宮古島市の「倫果樹園」さんで、以下8名(敬称略)が受賞されました。

 優秀賞(沖縄総合事務局 農林水産部長賞)                  宮古島市    下地 一武
 優秀賞(沖縄県 農林水産部長賞)                       金武町      金城 司
 優秀賞(沖縄県農業協同組合 代表理事長賞)              豊見城市    大城 勝矢
 優秀賞(沖縄協同青果 社長賞)                         金武町      神里 義勝
 優良賞(沖縄県農業共済組合 組合長理事賞)             金武町      瑞慶覧 良信
 優良賞(沖縄県青果卸売協同組合 理事長賞)             今帰仁村    玉城 卓
 優良賞(沖縄県中央卸売市場売買参加者協同組合 理事長賞)  豊見城市    當間 保盛
 優良賞(沖縄県果樹フェスティバル実行委員会 会長賞)       豊見城市    金城 智哉

 例年、このコンテストの受賞者は沖縄本島の生産者が中心です。
 ところが、今年は宮古島の生産者が最優秀賞、優秀賞に名前を連ねています。
 実は宮古島市産は沖縄県内のマンゴー最大産地である上に、市場での評価が高い産地です。
 それなのに過去のコンテストで上位入選者が少なかったのは、沖縄本島より南に位置するためコンテスト開催時期にはマンゴーの収穫がほぼ終了しているため、という地理的な理由からです。
 同じ理由で、石垣島や西表島といったさらに南に位置する離島の生産者も、コンテストで受賞する実力を備えた人がいるのですが、受賞を逃しています。
 今年は宮古島市の生産者が上位入選を果たし、例年なら上位にもっと名前を連ねている今帰仁村(沖縄本島北部)が少ないことから、マンゴーの出荷が例年よりやや遅れている兆候が伺えます。

 それはさておき、宮古島市産マンゴーが正当な評価を得る機会に恵まれたことを祝したいと思います。

 そして、もう1つ。
 金武町(沖縄本島北部)産マンゴーの大躍進です。
 9名の受賞者のうち3名が金武町の生産者です。
 今回の受賞者9名が属している市町村は、宮古島市、豊見城市、金武町、今帰仁村ですが、金武町を除く他の市町村は、沖縄県が認定する「マンゴーの拠点産地」です。
 拠点産地というのは「定時・定量・定品質を出荷原則に、市場の信用とおきなわブランドの確立に寄与する産地」のことですが、金武町は名だたる産地に負けじと上位入選に食い込んだことになります。

 金武町では15年以上前からマンゴーづくりに取り組んでいるベテラン生産者と、近年マンゴーを作り始めた次世代の生産者が共に集まって定期的に勉強会を開いています。
 こういう地道な努力と確かな向上心が品質向上に結びついたのでしょう。
 これは昨年最優秀賞を受賞した生産者がいる糸満市でも同様のことが言えました。


 

 このほか、市場まつりで嬉しかったのが高級シークヮーサーアイスキャンディー「贅熟」が特別価格で食べられたことです。



写真5.高級アイスキャンディー「贅熟」

 シークヮーサー果汁がたっぷり入っているので後味がすっきりしています。
 普段はナチュラルローソンで250円/本で販売しているそうです。
 一度はお試しあれ!


 人数制限のため参加できませんでしたが、パインアップルの新品種「ゴールドバレル」「ジュリオスター」を「スナックパイン」と食べ比べて評価をアンケートに沿って記入する試食会も開催されていました。

 

 写真6.パインアップル試食会会場


公開セミナー「カンキツの栽培について」

2011年12月13日 | イベント

 イベントの告知です。
 沖縄県農業研究センター創立130周年記念事業の一環として、第5回名護支所一般公開セミナーが以下の通りで開催されます。


 題目:カンキツの栽培について
 日時:2011年12月19日(月)15:00-17:00
 場所:農業研究センター名護支所

 会場設営や資料準備の都合で事前予約が必要なイベントです。
 参加希望の方は、早めに予約をした方が良いと思います。

 カンキツ類の栽培に詳しくない方を対象とした、基本栽培技術の講習会です。
 12月に美味しい高級カンキツ天草(沖縄県のブランド名「あまSUN」)の試食があります。
 楽しそうです。


〇参考サイト
 ・「沖縄県農業研究センター

公開セミナー「マンゴー産業の明るい未来の話」

2011年08月19日 | イベント

 今回もイベントの告知です。
 沖縄県農業研究センター創立130周年記念事業の一環として、第3回名護支所一般公開セミナーが以下の通りで開催されます。


 題目:マンゴー産業の明るい未来の話
 日時:2011年8月30日(火)19:00-20:30
 場所:農業研究センター名護支所

 先着30名で事前予約が必要なイベントです。
 参加希望の方は、早めに予約をした方が良いと思います。

 8月末に試食できるマンゴーの品種、要チェックです。


〇参考サイト
 ・「沖縄県農業研究センター