日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

ほうれんそうのお浸し

2013-01-29 23:31:54 | レシピ

ほうれん草は冬が旬です。甘みが強くて味も濃い。ほうれんそうのえぐみはシュウ酸が原因で、身体にはあまり良くないのでゆでた後水にさらしてしっかりアクを抜きます。近頃はやたらと野菜の生食がはやっていますが、ほとんどの生野菜には、栄養もあれば毒もあります。調理によってのぞける毒はしっかり排除しましょう。野菜の生食も過ぎたるは・・・です。

ほうれん草をシンプルに味わうのならなんといってもお浸しです。濃いめにとったカツオだしを用意して、薄口醤油とあわせて冷ましておきます。

水にさらして軽く水気を絞ったほうれん草を浸します。一時間ぐらい浸して、最後に味を調節して出来上がり。

ホウレンソウに含んだだし汁が、逃げないようにふんわりと盛り付けましょう。白ゴマを振って完成。旬の甘みが素敵な一品に。

いろいろな野菜と一緒に盛り合わせてお出しします。茹でたホウレンソウにおかか醤油もおいしいけど、たまにはひと手間かけたお浸しもいかがでしょうか。


五目豆

2013-01-23 00:07:10 | レシピ

節分の頃にはいつも作る料理です。角切りした大根、ニンジン、高野豆腐、戻して細切りにしたきくらげ、水煮にした大豆を用意します。

鍋に出し、薄口醤油、砂糖、味醂を入れ沸かします。調味液が沸騰したのを確認してから材料を投入します。高野豆腐は水からだらだら煮ると煮崩れするので注意してください。味付けはうっすら甘いお吸い物程度にしておきます。

大根とにんじんが軟らかくなったら出来上がり。高野豆腐にしみ込んだだし汁がじゅわっと出てくるのが美味しい料理ですので、味付けは薄めに炊くのが良いでしょう。


仕出しのお弁当

2013-01-20 09:39:17 | 日記

今日は仕出しのご注文が入ったので朝からお弁当作りです。内容はご覧のとおりでお値段が3000円です。高い?ご飯に金目、焼き魚に旬の鰆ですからお買い得かと思うのですが・・・これにズワイガニの真丈とウルイのお椀が付きます。

右上の小鉢は豆腐でレンコン、鶏挽肉、シメジのあんを包んだ豆腐饅頭。

お店でお出しするときはこんな感じで・・・

金目ご飯も土鍋で炊いております。

 


ランチのメニュー

2013-01-17 00:50:24 | お知らせ、宣伝

いつも食材の紹介だけなのでたまにはメニューのご紹介です。写真は1800円ランチを+300円で炊き込みご飯にした昼膳です。手前の皿が前菜(お通し)の季節野菜盛り合わせで、最初に出ます。後は土鍋で炊いた炊き立てのご飯と一緒に順次お出しします。

写真の刺身はホタテと天然真鯛。焼き魚は鰆の照り焼きです。小鉢に、松前漬け、白菜漬け、長いも糠漬け、しゃけ昆布巻きなどです。

ご飯は畑で収穫した黒豆の炊き込みご飯です。

 


越冬かぼちゃ

2013-01-10 00:04:25 | 食材

直売所へ行くと変った野菜が良く置いてあります。こちらはかぼちゃ。良く見る緑のかぼちゃとは違い晩夏に収穫され、物置にほおり込んでおけば、ひと冬越せるので越冬かぼちゃと名付けました。(宮本が勝手に決めた名前です。)本当の名前はなんていうのでしょうか?

切ってみると黄色い果肉で美味しそう。調理して食べてみるとホクホクの栗かぼちゃとは違い、繊維質ながら甘くてなかなか美味しい。でんぷん質が少ないのでかぼちゃを食べてもごもごするのが嫌いな男性にも良いかもです。煮崩れしにくいので煮物に重宝します。

突然ですが雛人形の宣伝です。もちろん宮本が作っているわけではありません。同じ千葉市若葉区に工房を持つ人形師岡村さんの作品です。縁あってお店に置いて頂ける事になりました。写真では伝わらないかもしれませんが実物は迫力あります。ケースに入っておりませんが、本来人形はケースに閉じ込めておくものでは無いそうです。岡村さんのホームページはこちらです。