日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

人参と白菜の蒸し煮

2010-11-22 22:19:52 | レシピ

畑から抜いたばかりの人参です。秋のまだ暖かさが残る位の時期に種をまいて寒くなってきたころの人参が一番甘みが強いと思います。この人参の甘さを引きたてるには、蒸し煮が一番。

適当に切ったら鍋に入れて、少量の水、塩で蓋をして、弱火で30分くらい蒸し煮にしたら最後に強火にして残った水分を飛ばし、仕上げに薄口醤油を少々振りかけて出来上がり。砂糖など使わなくても驚くほど甘く仕上がります。ただし掘りたての人参で無いとこの甘さは出ません。

こちらは畑の白菜の芯の葉っぱを使った、白菜の蒸し煮。水はほとんど入れなくても白菜の水分で煮えます。こちらは仕上げに米酢を少々入れて、さっぱりとした一品に仕上げます。

 いつもの事ですが出来上がりの写真撮り忘れです。お店にご来店の上、ご確認下さい。


マツカワカレイ

2010-11-18 22:56:25 | 食材

マツカワカレイです。

腹は黄色い色してます。脂乗ってて美味しそう。

五枚におろすと綺麗な白身です。高級白身らしく、旨みがあってとても美味しい。カレイ独特の磯臭さは多少あるけれど、嫌みな味ではないので気になりません。是非どうぞ!


豆乳のクリームチーズ寄せ

2010-11-12 21:23:26 | レシピ

宮本で人気の甘味の一つ。豆乳とクリームチーズを合わせてにがりで固めたデザートです。作り方は簡単。

豆乳一リットルに、クリームチーズ500g、砂糖200gを合わせてミキサーにかけ、適量のにがり(豆乳の濃度でにがりの量も変わります)を良く混ぜて、後は型に流して蒸し器で弱火で10分くらい、プルプルに固まって来たら取り出して冷蔵庫で冷やします。蒸し時間が長すぎたり、火が強すぎるとすが入って滑らかに仕上がりません。

ちょっとわかりにくいですが庭の白山吹の木に山芋の弦がからんでいたので、見てみるとムカゴが出来ていました。天麩羅で食べると美味しいです。


無添加タラコが届きました。

2010-11-05 00:23:51 | 食材
今朝届いたタラコ。助惣鱈の卵巣を塩漬けしただけの物ですが、これがなかなか売ってないんです。良く売られているのは、タラコの化学調味料漬けで、塩漬けではないので、料理に使おうと思うと味がくどくて美味しくない。生のタラコを買ってきて自分で塩漬けすれば良いのですが、コストが高くつく(生のタラコは冷凍流通しないので結構高い)ので、ネットで探して、無添加の冷凍タラコを取り寄せました。
 これで何を作るかと言うと、カラスミが出来てしまうのです。作り方は簡単で、タラコを脱水シートに挟んで軽く重石をして形を整えたら、後は蓋のないタッパに入れて、ときどき焼酎を霧吹きで掛けながら冷蔵庫で2週間乾燥させるだけです。ボラの卵で作ったカラスミに遜色無い物が出来ます。しかもかなりの低コストで出来てしまいます。皆さんも是非お試しください。ただしくれぐれも塩だけで漬けた無添加タラコを使うことです。
 ちなみに生のタラコを使うときは、たっぷりの塩に2^3日漬けて水が出なくなったら、焼酎に漬けて塩抜き(抜き加減で味が決まります)してから同様に作ります。タラコで無くても魚卵なら何でも出来ます。筋子でも出来ますが、卵の粒が大きいと仕上がりもいまいちです。鯛の子や、鰆の子など、小粒な卵の方が美味しく出来ます。