日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

ふきの炒め煮

2010-02-28 23:59:00 | レシピ
三月です。暖かくなって、梅も桃も咲きました。これからどんどん春の野菜が出てきます。写真はふきの炒め煮。畑のふきはまだまだですが、ハウス栽培のふきは通年出回っています。宮本ではなるべく若葉区産の野菜を使いますが、この時期は野菜の種類が少ないこともあり、他県産のハウス物も使います。筋を掃除したふきをぶつ切りにして炒めた後、酒と淡口醤油のみで味付けします。北海道や東北では子供の傘になるくらいのふきが採れるんですが、このふきを身欠きニシンと炊き合わせた料理があって、子供のころからよく食べてました。けして上品な料理ではなかったですが、思いだすと無性に食べたくなるものです。

わらび餅

2010-02-28 01:06:43 | レシピ

作りたてのぷりぷりのわらび餅をあんみつ仕立てにしました。くず粉や蕨粉を使った和菓子は簡単に作れて、覚えておくと便利です。おおさじ山盛りのくず粉に水一合(180cc)を合わせて、鍋に入れ強火にかけて泡だて器でとろみがつくまで混ぜ続けます。とろみがついたら弱火にして、ヘラで透明になるまで練ります。透明になったら火からおろし、スプーンですくって水のなかにいれ冷やします。後は器に盛って、きなこと黒蜜をかけてどうぞ。宮本では苺と豆乳寒天と白あん、小豆あんを盛り合わせます。

出来たてのわらび餅。ぷるぷるの食感がたまりません。


ひじきと芋がらの煮もの

2010-02-26 00:05:04 | レシピ

ひじきと、里芋の茎を乾燥させた芋がら(干しずいき)、こんにゃくを炒めてから、かつお出しと淡口醤油で煮上げます。かつお出しは使わず水と醤油でも十分美味しいです。あま~く炊いたひじきと違って飽きずにたくさん食べれます。ポイントはひじきを戻したら流水で水が透明になるまでさらして、干物臭さと海藻臭さを抜いてやることです。砂糖を使わないので、こうしないとひじきの癖がマスキングされずに残ってしまいます。このひじきの癖のある味がにがてな人、多いんです。こんにゃくは入れても入れなくてもいいですが、芋がらを入れるとしゃきしゃきの食感がとてもよく、鉄分、ミネラルの強化にもなります。ひじきと芋がらの炒め煮をもりもり食べて低血糖予防や貧血改善に役立てて下さい。

色どりを考えるなら、人参やほうれん草を別に茹でておいて、最後に合わせるといいでしょう。一緒に煮るとすべてひじき色に染まります。ひじきとこんにゃくを豆腐で和える白和えも美味しいですよね。


ウルイ

2010-02-23 21:31:23 | 食材
山形の名産で山菜の一種とされます。観賞用でオオバギボウシというのがあるんですが、ウルイはこのオオバギボウシをもみ殻で覆って軟白栽培したものです。すこし苦みがあって、茎の部分はぬめりがあります。おひたしやサラダでたべます。だんだんとあったかくなって春になってきました。これから竹の子、こごみ、蕨、たらのめなど美味しい山菜が出てくるので宮本でもどんどん使います。

お気に入りのお茶

2010-02-23 00:06:05 | 日記
最近カフェインが苦手になってきたので、お茶に困っていたんですがガーデンオブアンデスの有機カモミール茶は美味しいので助かります。有機栽培=美味しいとは限らないのが農産物の真実ですが、この有機カモミール茶はほんと美味しいですよ。リラックスタイムにぜひどうぞ。店でもだそうかな・・・そういえば裏庭にカモミールを毎年つくっていたような・・・今年は手作りハーブティーに挑戦してみます。