日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

芋ようかんの作り方

2013-01-08 00:14:57 | レシピ

昨年はすっかりブログの更新をさぼりまくってしまいましたが、今年はまめに更新を・・・と毎年誓っているような気がしますが・・・

今日はさつまいもを使ったデザートの代表格。さつまいも羊羹です。

皮をむいて適当に切ったさつまいもを下ゆでしたあと、一度ざるにあけ、砂糖水で煮直します。好みで塩を入れるのも良いでしょう。甘さは好みですが、美味しい芋なら1リットルに砂糖300グラムくらいの割合で十分でしょう。写真は三温糖を使っているので煮汁が少し飴色です。黄色く仕上げたいときはクチナシの実を少し入れておくとよいです。

ことこと炊いて、芋が軟らかくなったら煮汁と芋に分けます。茹であがった芋700グラムに煮汁300ccくらいの割合になるように煮汁を残して、残りの煮汁は捨てます。

芋の方はマッシャーでつぶしておきます。

煮汁の方は鍋に入れ粉寒天を1リットルに対しての標準使用量を煮溶かします。かなりどろどろです。宮本では伊那寒天の寒天クックを愛用してます。というよりそれしか売ってない。

寒天を煮溶かしたどろどろの煮汁とつぶした芋を手早く混ぜ合わせます。この時芋が完全に冷めきっていると寒天が固まってしまって上手く混ざらないので、レンジなどを使って温めてから混ぜるとよいでしょう。後はこのまま型に流しておしまい。ミキサーに入れてなめらかにしてから固めても良いですね。

表面が乾燥して舌触りが悪くなるのを防ぐために暖かいうちにラップして冷まします。

黄粉シャーベット、抹茶白あん、フルーツと盛り合わせて盛り付けます。写真は秋口に撮ったものなのでブドウや柿ですが、新春なら黒豆や、干し柿、柚子皮の砂糖煮などを盛ると良いですね。


新年明けましておめでとうございます。

2013-01-05 01:08:17 | 日記

あけましておめでとうございます。いつも宮本をご利用いただきましてありがとうございます。今年も宮本では善良な食材を、良心的な価格で、少しだけ日常から離れた食事と、土づくりから工夫しながら作った野菜の美味しさを皆様にお届けしたいと思っております。

おせちをご利用の皆様、いかがでしたでしょうか?野菜の自然な味わいを残しつつ、しっかりとした味わいを心がけましたが、至らない点ありましたら、ご遠慮なくお知らせ下さい。

今年もよろしくお願い致します。

 

鈴木さんちの八つ頭。これが無いと宮本のおせちは作れません。毎年ながら絶品です。

美味しく炊きあがりました。

 

芋茎です。おせちに入れるのは珍しいかもしれませんが、里芋の茎を干したずいきは里山を代表する食材なので、毎年使います。

金柑の蜜煮です。甘酸っぱい味がちょうどよい箸休めになるかと。種ごと食べて頂くとほろ苦くておいしいものです。