まるまる太った鱒。この季節の物を特に桜鱒と言って、よく使います。秋鮭（銀鮭）より柔らかく香り高い身質で、酒と醤油に漬けてから焼いたり、酢でしめて食べます。富山の鱒ずしは有名ですね。本日はシンプルに塩焼きで。串を打って直火で焼くことで、魚の香りを立たせます。ちなみに桜鱒が海に出ないで川に残るとやまめになります。
焼き過ぎると硬くなるので、細心の注意が必要。強火で表面を焼いたら一度火からおろして休ませ、鱒の切り身全体の温度が一定になったころ、再度焼きます。これを2～3回繰り返してふっくら焼きます。シンプルな料理こそ技術の差が現れます。
鴨の塩焼きと酢キャベツをあしらって、国産レモン（最近広島産など安くなりましたね。外国産は防カビ剤が怖いので使いません。）を絞ってどうぞ。
せりです。湯がいて水にさらしたら、淡口醤油と鰹節で味付けます。簡単ですが、季節感が出るし、さっぱりと口直しにも良いので重宝します。宮本のある富田町は、いたるところにせりやのびる、野わらび、筍、クレソンなどがあるのでこれからの季節は山に畑に食材を求めます。近くに直売所もたくさんあるので助かります。地元でとれる採れたて野菜はほんとに美味しいものです。是非ご来店ください。
幻魚（ゲンゲ）が入荷しました。身質はプルプルでゼラチン質に富み、旨みたっぷりでとても美味しい。酒蒸しや、塩焼きでどうぞ。切り身にする前の写真はグロテスクなので興味のある人はリンク先へどうぞ。それにしても魚はいいですね。いろんな個性がある魚がたくさんあって、食べ飽きません。皆さん宮本でいろんな魚や野菜を食べて下さい。お待ちしてます。
生のつくしを頂きました。はかまも取ってあり、後は水の中で振り洗いして胞子を落としたら、炒め煮にして醤油とおかかで味付けして完成。掃除して胞子を除くのが大変な、つくしの炒め煮でした。
しんなりしたら出来上がりです。胞子を完全に取り除かないと食感が悪くなります。下ごしらえは丁寧にやりましょう。
