日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

立派なホンシメジ

2010-10-30 18:08:06 | 食材
最近出回り始めた栽培のホンシメジのでかいやつです。マツタケくらいの大きさで、歯ごたえとにじみ出る旨みがたまりません。天然のホンシメジはめったに手に入りませんが、栽培できるならこれで良いんではないでしょうか?シイタケも今の栽培方法が出来るまでは、高級品で、めったに食べられないものだったわけだし。
ピンボケしちゃいましたけど、鴨のもも肉と畑で収穫した蕪、ホンシメジの炊き合わせです。美味しいですよ。鴨としめじの旨みが合わさって、グッとくる旨さです。日本酒飲みたくなってしまいます。
これはマツタケ(カナダ産)。遺伝子的には中国産のマツタケより、日本の物に近いそうです。キノコは産地より、鮮度ですけどね・・・中国産だろうがカナダ産だろうが、採れたては美味しい。丹波のマツタケでも時間がたつとただのキノコです。

食材いろいろ

2010-10-24 23:55:38 | 食材
こちらはおおみぞ貝。ほっき貝の漁で混ざって獲れる珍しい貝です。混漁品のため値段は安いですが、大変美味しい貝です。メニューにあったら是非ご注文下さい。
これはほど芋。油で揚げるとホクホクとしてハーブのような香りがする、美味しい芋です。天ぷらでお出しします。
タカノハ鯛です。磯釣りの外道でよく釣られる魚です。磯で釣れたものは、磯臭くて美味しくないですが、沖合で釣れた物は上品な白身で美味しい刺身になります。
畑で収穫したての蕪。とれたての蕪の香りはほんとに良い香りですね。
ぬか漬けにしました。葉っぱも一緒に漬けました。この葉っぱのぬか漬けを細かく刻んで炊き立てのご飯に混ぜて、醤油を一垂らしすると最高の混ぜご飯になります。日本人でよかった~ってやつですね。
ところで蕪やら大根やら畑で収穫すると、葉っぱが大量に出ます。こんな美味しい葉っぱが市場に出回らず、切り落とされて捨てられるのは非常にもったいないですね。宮本はよく油揚げと一緒に油でいためて、薄口醤油と日本酒で味付けしたものを作ります。だし汁を使って煮浸しにする手もありますが、出しなど使わずに炒め煮にした方が葉っぱの風味が生きて好きです。
 ところで仕事柄、料理本を良く見るのですが、最近の家庭料理の本はインスタントだしの素、使いすぎです。何でもかんでも味濃く、旨みたっぷりに仕上げればいいって物ではないと思うんですが、こういう家庭料理本を執筆する人ってホントに美味しい物作れるのかどうか怪しい物です。そして巻末の広告ページには必ず、ほんだしやら味の素の固形コンソメやらの宣伝が載っている。なんだ本全体が広告ページだったのか~、単なる味の素の宣伝料理人かよ~。なんてね・・・
 注・けして味の素の製品を否定してるわけではないです。使わなくても美味しい物は作れるんです。おしまい・・・

芋掘りしました

2010-10-21 23:11:02 | 日記
畑のさつま芋です。今日は息子と息子の友達で芋掘り会です。
大きい芋掘れました。
小雨が降ってたので皆さんかっぱ着てます。たくさん掘りました。
掘った芋を油で揚げて、
黒蜜で絡めて大学芋の出来上がり。揚げたては格別の美味しさです。
美味しい芋育ててくれた宮本の大家さんに感謝です。お客様には芋羊羹としてお出ししてますよ~ご来店にお待ちしております。


小豆を焚きます

2010-10-14 20:44:21 | レシピ
気温が下がって来るとこってりとした甘い物が食べたくなりませんか?宮本でも夏の間はあまり作らなかった小豆を焚きました。水からことことと柔らかくなるまで煮たら、一度煮汁を全部捨てて、柔らかくなった小豆だけを鍋に戻し、砂糖と塩少量を加えて練り上げます。
 出来たつぶ餡をミキサーにかけるとこしあんになります。圧力なべを使えばあっという間の片手間仕事で終わります。皆さんも是非、自家製あんこ試してみて下さい。なを、この作り方は和菓子屋さんには笑われますので、うっかり宮本のブログで見たなどと言わないでください。こっそりとご自宅でお楽しみください。
 以上、手抜きしまくりB型専用あんこの作り方でした。おしまい。。。

黒鯵です。

2010-10-11 23:04:53 | 食材
写真は黒鯵。体側のゼイゴ(突起状のうろこ)が鯵の仲間の特徴です。
 身質は島鯵に似ていて、臭みも無く刺身や煮魚、焼いても美味しい。めったに入荷しないのでメニュウにあったら是非ご注文下さい。
刺身でお出しした後はその日のうちに西京漬けにしました。西京味噌を、煮切った味醂で伸ばして、うすくち醤油で塩分を足し、酢橘の輪切りで香りを付けて鯵の切り身を漬けこみました。
 半日漬けこんでから焦がさないように焼いて出来上がり。焼き上がりの写真は撮り忘れました。すいません・・・
こちらは蓮根の挟み揚げ。輪切りにした蓮根を水にさらしてあくを抜いたら、水気を切って小麦粉をまぶし、海老のすり身を挟んでスタンバイ完了。後は天ぷらの衣を付けて170度の油で揚げます。揚げすぎると海老のすり身がぱさぱさになるので、芯が少し生の状態で揚げて余熱で残りの火入れを完了させます。
 今が旬の蓮根が主役の料理なので、海老は控え目にします。けしてケチってるわけではありません。新物の蓮根の甘さをメインに味わってもらいたいからですよ~
畑の大根です。ようやく出てきました。今年は千葉の大根がなかなか出回りませんねー。春大根を六月に収穫して食べたきり、もう四ヶ月も大根食べてません。この大根が大きくなる頃には、ふろふきやおでんが美味しい季節になっているでしょうね。楽しみです。皆様すでに冬支度は済みましたか?すぐに寒い冬がやってきますよ~。体調管理に気をつけて、くれぐれも風邪などひかぬようご自愛ください。では今日はこんなところで・・・