日本料理「宮本」ブログ

千葉市若葉区富田町で里山料理を提供する日本料理店「宮本」店主の日記

震災後いろいろあって休業してましたが・・・

2011-03-22 21:26:44 | お知らせ、宣伝

震災後初めての更新になります・・・まず、被災者の方々に心よりお見舞い申しあげます。微力なれど、出来る事から少しずつ今後の復興に力添え出来ればと思います。

宮本の営業ですが、震災のあった直後から、今日まで営業を停止しておりましたが、3月24日木曜日から通常通り営業いたしますので、ご予約お待ちしております。

今回の災害で改めて思った事・・・人を守る、国を守ると言う事は、なまやさしい事ではない。普段の仕事、プライベート、すべてにおいてやれるべき事をやれる時にやっておく。これが大事なんだと・・・もちろん今回災害にあわれた方の中には、普段から万事抜かりなく想定されるあらゆる事象に備えていたかたもあったでしょう。それでも災害にあわれ、すべてを失った方がたくさんいらっしゃいました。

自分も4歳の子供がいて、今年の8月にはもう一人誕生予定なので、災害にあわれた方の中にも当然のように、子供や、妊娠されている方がいたのだろうという事を考えると胸が痛みます。そんな中で、福島の原発事故・・・

福島から千葉までは200キロあるとはいえ本当に安全圏内なのだろうか・・・チェルノブイリの時は、600キロ離れた土地でさえ、高濃度放射性物質に汚染されたと聞きます。少しでも遠くへ家族を逃がすことしか考えませんでした。

幸い実家が北海道の旭川なので、とりあえず子どもと身重のつれあいは実家に避難させました。実際に震災の影響を受けたわけではないのですが、万が一の事を考えての行動です・・・その間店を休み、予約のあったお客様にはこちらからキャンセルの連絡をさせて頂き、大変ご迷惑をおかけしました。自分一人の身体なら、そこまで慎重にはならなかったと思いますが、なにぶんにも子供や胎児には影響が大きいと考えたもので・・・明後日から営業を再開しますが、今まで以上に食の安全、安心には心を配るつもりですので、今後とも宮本をよろしくお願い致します。


食材いろいろ

2011-03-04 00:44:55 | 食材

こちらは直売所で見つけた紅菜苔。紫色の菜の花です。茹でると緑色になりますが、そのまま茹で汁に浸しておくと紫色が戻ります。

春野菜の定番になったプチベール。キャベツとケールを掛け合わせた野菜だそうで、日本で作られたそうです。だったら日本語の名前を付けて欲しかった。

最近は関東でも評価の高いイトヨリ鯛。この魚を買うときは、においを良く確認してから買います。新鮮でも餌である甲殻類の死んだ匂いが、身全体に回ってしまったものがあり、そんなイトヨリは、煮ても焼いても食えません。そういえば最近身は張りがあって新鮮なのに、塩素臭いキスなんてのもありました。

自家製の抹茶パウンドケーキ。あんみつに使うので、軽さを出すためにバター、牛乳を使わずに焼きました。

まとう鯛。さばき終わって三枚に下ろしたところ。皮目についてる丸い模様が的のようだから的鯛。まとう鯛。刺身で美味しい。肝も美味しい。

旬の芽キャベツ。フライパンを使って少ない水と塩で蒸し煮にします。柔らかくなったら昆布、タカの爪を加えて、煮汁ごと冷まして食べるととても美味しい。好きな野菜の一つです。

こちらはカリフラワーの酢漬け。茹で汁と塩、米酢、タカの爪、昆布。

新玉ねぎも出ました。

人参と一緒に甘酢に漬けます。冬は大根とにんじんで紅白なますが定番ですが、春は新玉葱で作ると美味しいですね。おまけで頂いたイノシシです。美味しかったですよ。