MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

古本を売る

2008-06-24 | 雑記
本がたまって書棚からあふれてきたので、古本チェーンに売りに行きました。
特にいらなそうなものをとりあえず15冊、文庫・装丁本・雑誌とりまぜて800円也。
買取の内訳を見てみると装丁本は定価の5%位で一番高く、雑誌などは10円。

古本チェーンに売りに行く理由は、

-捨てるよりは資源の無駄にならなくて良い
-二束三文だけどちょっとは小銭も入る
-零細書店と違い、とっつきやすい
-価格が主観でなく、ある程度どこの店でも同じルールで決まっていそう
-店が多くて近所にあり近い

というメリット。
だからそうした市場が伸びてきたと思うのですが、それでも仕組みとして、

-原著者に一銭も入らない

のはやはり気になってしまいます。
中古本チェーンのビジネスモデルの完成度の高さは理解しつつ、思いとして

+何らか知的財産の創造者が頑張ろうと思う仕組みになって欲しい

と感じます。
また中古書チェーンの多くが、売れ残ると価格を下げていくルール(と聞きました)なので、売れない本は元が高くても売価100円位になってしまう。
買う側からしたら有難い部分もあるのですが、やはりあまりに安くなるとその本の新品の売れ行きに相当影響するでしょうし、それが理由でそうした本が出なくなってしまうとしたら、それはもっと大きな損失な気がします。
とはいえ、需要と供給のメカニズムを考えると、そもそも需要の少ない本は紙の本・リアル店舗・ヒトの手の販売よりも製造・流通コストがもっと安い手段に頼るべきだ、というだけなのかもしれません。
(ネットで電子データを販売する、等)

ついでに言うと、要らない本の処理の仕方として

+近くの図書館に寄贈する

というオプションも本当は存在します。
実際に行ったことはないのですが、社会貢献的な感じもして結構魅力的な気もしますね。
(どうせ古本を売っても大した値段にならないですし)

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