MBAで教える「交渉術」

MBA留学先での「交渉」の授業内容を配信。といっても最近はもっぱら刺激を受けた本やMBAについて。

新入社員

2007-04-03 | 雑記
新年度が始まり、街や駅に新入社員が目立つ季節になりました。
新入社員でこのブログを読んでいる人もいるのかも?しれません。
(いないか)

何でも始めたての頃は勝手が分からず苦労するものだと思います。
一方で伸びる新人の条件は何か?と考えると意外とシンプルで、

何より基本は素直な事

だと思います。
まずはゲームのルールを覚えないとゲームにもならないので。

ただ、単に素直で言われたことだけやるだけではいずれアベレージプレイヤーにしかなれないので、どこかで自分なりの味を巧妙に出していく必要があると思います。
そういう思いがないとやってて楽しくないのでどこかで手を抜くようになりますし。

しかしこの「自分の味」というのが曲者で、それが単なる思い込みだったり好き嫌いでしかない場合も多いのが若さだったりします。
とはいえ「何となく納得できない」という引っかかりは重要で、そうした小さな違和感を蓄積して考えて勝手な方法を試していくことで、自分ならではの問題意識や切り口が醸成されていく気がします。
またそうした勝手なやり方や思い込みを通す・文句を言わせず何となくよしとさせてしまう技法は、かなりの部分が「交渉術」に通ずるものがあるのではないでしょうか。

ばくっと言うと、素直さと素直で無さのアンビバレントさが、何事にも成長に大切な土壌だと思います。
雑感ですが。

コメントを投稿