Keyco Singer (キィコ)
写真左:Keyco
  右:シゲ(BOUNCE取材後に)

通称「キィコ」。

レディなので年齢の公表は控えさせてもらうが、
Cro-magnonシゲと椎名純平の三人で良く「うちら同期ー!」って
そういう風に言ってるのを聞く。


Cro-magnon(及びその前身のLoopJunktion)がKeycoのライブバンドを担当していた事から、
常々「オヤッさん」シゲがこう言っていた。
「Keycoは男に混じっても熱いオンナだから、nbsaをやる時には必ず声を掛けたい」。

僕は彼女が去年出したアルバム「SEVEN」収録の「EIGHT」を聴いてヤラレタ。


「強い自分で あれるために
 嫌われるのも 悪くないね 
 
 強い自分に 憧れて
 私はひとり 歩き出した

 だけど誰よりも君のこと本気で愛してたの」


愛を終わらせたこの歌の主人公は、別にキィコ自身とは限らないのだが。
だけど、やはり彼女の生きざまと重なって聴こえてグッときた。

女の強さは、男のマッチョ思想とは対極をいくものだ。
それは凛として美しい。
リキみ無く、ナチュラルだ。

シングルマザー。
3歳の愛娘「メイカ」とのツーショットはもはや最終兵器なみの破壊力。
チャーミング爆弾炸裂。
ピース。ラブ。の赤い雨。ピンクのあられ。

数年前までは「レゲエシンガー」というカテゴリで捉えられることが多かったが、
その余りに狭いカテゴライズをよしとせず、
ありとあらゆるジャンルの垣根を越えた活動をしてきた。

故に「Keycoって何のジャンルの人?」っていう声を良く耳にするが、
愚問。
ジャンルじゃない。
「歌の人」である。

「歌の女」である。



強くて、優しい。
可憐で、等身大。

彼女の歌を言葉にするとそういう感じだ。


昨年のnbsa+×÷vol.1においては、
出演者、スタッフ総勢100余名分のバックステージパスを手作り。
おばあちゃんの古い着物の帯をバラして一枚一枚丁寧に造ってくれた。
恐らく昨年の出演者の多くが、あのパスをいまだに大事に保管してるはずだ。

実はちょこなちょこなと「アート」な活動もしているらしい。
そっちのほうも、花開いて欲しいところ。

今年のパスも、もちろんmade by Keyco & Meika。


で、常々「どうしてKeycoはあんなに熱くて、芯があるんだろう」と、
バックグラウンドを気にかけていた。
フッサの基地文化で育ってるから、
熱い音楽をたくさん聴いて育ったのはむろんアルだろう。

こないだミーティングのあとに車で送ってもらった時にも
「最近、本当にソウルが自分の一番根っこの音楽だと再認識してる」
って言っていた。



で、9月25日に発売されるBOUNCEの「nbsa対談インタビュー」の取材の時。
シゲと僕とキィコの三者対談をBOUNCE出島氏がリッスン。
「nbsaとはなんぞや?!」について、熱く語る三人。
盛り上がるトークセッション。

で、「○○は発声がとても素晴らしい。」みたいな話をKeycoがしていた時に
「チョッカンのマフラー」
という言葉が突然飛び出した。

k「声が真直ぐに出てるのよね。マフラーで言ったら直管な感じ?☆」

「直管のマフラー」。

ただ、その場に居た全員が、
どうしてKeycoが「熱く」て「芯がある」のか、
そのバックグラウンドを理解したのだった。




nbsa+×÷のダイナマイトレディソウル。
うちの奥さんの出産の時には、色々と助言をありがとう。
RESPECT !!!!


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