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twitterより
田ノ浦の現場は、いまかなり余談を許さぬ状況のようです。不用意に僕ら外部のものが立ちい入ると、法に触れたり、ひいては阻止活動にも迷惑をかけかねない。今宵、虹のカヤック隊の方からお話を伺いつつ、慎重に明日の取材を進めて行こうと思います。


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Twitterを優先して状況を報告して行きます。
こちらのブログでも内容を補足できるように心掛けて行きますが、MIYAKE_YOHEIのTLをみてもらうのが一番最新情報となります。

twitterより
祝島も港では電波が通じた!お世話になる民宿のご主人と早速ロングトーク。熱い。そして冷静。かつ朗らかだ。しかしまー、なんて綺麗な海なんだ。この自然を汚してはならない。それだけは確かだ。 http://tweetphoto.com/30305253


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現地からの情報です。
30年に及ぶ中国電力の住民弾圧は、国包みの経済活動の名の下に、地元選挙への介入、金や職のバラマキ、そして強制執行としか呼べない建設の強行が続く。
祝島島民は、社会の情勢が変わる日を夢見て、30年建設阻止の抵抗運動と闘いに明け暮れる人生を余儀なくされた。
彼らが暮らす海と島を守るため、それは望むと望まざるとに関わらず島びとの生活を大きく変えた。
今回の取材を同行してくれる、現地に詳しい後藤健太はメールで吐き捨てた。「海外には従順なのび太くんぶってる日本政府が、国の端っこで住民を踏みにじる、このジャイアンぶりです。」

今必要なのは、国民の関心と声です。そして声の先にある行動です。
兎に角、いかな分からないことが多すぎるから僕は行ってみることにした。

現在山陽本線に乗り換えて、徳山から柳井港へ向かって居ます。

twitterより
@nakaban77 今日も濃霧の中、作業が進行しようとしています。カヤックは7時前に現場に到着。海上の漁船に泊まりこんだメンバーもいます。現在海上保安庁の船が5~6隻、中電の船が2隻、経済産業省の船が一隻、推進の警戒船が5~6隻が見えます。祝島の漁船4~5隻、カヤックが4挺です。


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現地からの情報が入って来ます。


twitterより
RT @yowmoto 田ノ浦状況報告!今日も海上での対峙が続いているようです。経済産業省も来ているそうです。現地の天気は曇り、海況は凪とのこと。#tanoura ←これ付けてみます。


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tweetより

@MIYAKE_YOHEI ほとんど寝ずに九時の新幹線に飛び乗って祝島への旅が始まった。原発の阻止行動が苛烈になっている田ノ浦から情報が来た。今現地に行くと中国電力に1日800万訴えられる可能性があると。彼らはこうして、抗議する人々を圧迫する。何処のメディアも報じないならANTA MEDIAが取材する。


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明日から、上関原発の建設阻止行動を30年続ける、祝島へ行ってきます。

<祝島、上関町ってのは此処らへんです(地図)

ANTA MEDIA特派員MKY イッテキマス。
3日に田浦の団結小屋で、ライブも出来ればと思っています。
現在、虹のカヤック隊の方と連絡をとりあって、実現の方向へ話が進んでいます。


ANTA MEDIAの2号は、この祝島のことを取り扱います。
そんで、原発の基礎知識も、織り込めたら、と思っています。
音楽とは世界の音です。
今世界で起きていることを知っていくことも、音楽とは密接に関わります。

古来より「詩人」は真実を語り、伝えることを役割とします。
真実は理路整然とはしていません。
時には口に出せない社会事情があったりします。
だから「詩」が必要なのです。


俺は、
地元住民の反対を強行に押し切って、原発を建てることには反対です。
原発にも、反対です。
原発なんてものは、国民全員の満場一致を得てこそ建てられるものだと思います。
正しい知識と、然るべき考察を経て、皆が納得するのなら、建てればいいと思います。
そして原発が安全だというのなら、
住人が少なくて、誰の目にも触れられなくて、そして自然の温床である「僻地」ではなくて
「東京」に建てるべきでしょう。
自然豊かな「僻地」をわざわざ破壊しなくても、東京湾あたりならもう既に自然が破壊され尽くしているんだから。
そして、最大の電力消費地は、まさに「東京」なのだから。
「東京原発」でしょ。都庁の前の土地が、空いてるでしょう。
そして一度タービンを回せば、数万年間の管理を余儀なくされる放射性廃棄物と共に暮らしていくことになるのでしょう。
現に今、それを全国の54箇所で遂行しているわけです。
このパソコンも、その電力の恩恵に預かって、今まさに起動しています。

再生可能な自然エネルギーへのシフト。
そして電力と食べ物の自給を個人が目指す。
そういうライフスタイルに興味があります。


ANTA MEDIA 2号 の、広告出稿もお願いしています。
1コマ3万円。
よろしくお願いします。


祝島の近況
えべす屋さんのブログです。
えべすや日記




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サッカーをプレイし
愛し
忙しい日常の最中にも、片時もその情熱を損なわずに生きて来た者として

ワールドカップでこんなにしびれる試合を出来ていることに
最高の幸せを感じた

そして、2002年から半歩前進するのに8年かかったが
それが、ワールドカップなんだと、痛感した

だからこんなに燃えるんだね



8強には進めなかったが

延長戦開始前
岡田監督はじめ、全選手、スタッフによってガッチリと組まれた円陣を観たとき
そこに、「祈り」の力の強さを日本人がまだ忘れていないことを感じ

そして、あのシャイだった選手たちが全てのしがらみを振り切って肩を組み合ったセンターサークルで
日本が得た途方も無い財産は「剥き出しの態度」という「精神的」な「自信」だったと思う


僕は、本田同様、出るからには「優勝」と思って応援していたし
サッカーの戦術としての冷静な分析は、今後必要なのだが
あの魂のこもった円陣から立ち上る何かを観た時に
既にこのチームは大きな勝利を手にしたのだと、感じられた



終わりは突然やってくる


今回サッカーの魅力に気づいたたくさんの人たち
みんなで
J LEAGUE
を観に行こう
それが最大の強化策だ


同様に
音楽を愛する皆さんへ
LIVE
を観に行こう
それが最大のムーブメントだ


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今、青森に向かっている。

十和田湖の辺りで行われるインディーズな若者たちのキャンプインフェスで、明日の夜中の三時から突然弾き語りをすることになった。

なんとこれが、人生初青森である。

サッパリした突然の告知でもうしわけないが、そういうことなんで、青森の皆さん、犬式かjazzysportのスケジュール欄で詳細ををチェックしてのんび
しに来て欲しい。

んだば!


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沖縄の問題について、世論が形成されていない日本では、
マスコミの情報の真偽ばかりが取り沙汰されて、
主体である国民は実際のところ自分の意見を持っていない人が多いと思う。

流れて来た情報に触れた時に、リアクションしているのみだ。
実は、その直感的なリアクションにも大切な要素があって
それが現代社会では軽視されがちなのだが、
ただ、それだけだと狂騒的な集団心理に落ち入りやすい。
やっぱり、自分で調べて、考えた意見を、人と交わって成長させていかないとならない。
警察も法律も国会も、使い方次第。
主権者は国民であり、忘れがちだがそれは私自身、あなた自身なのである。

「~内閣府参与となった湯浅誠氏は雑誌「世界」6月号で社会運動と政権の関係に言及し、妥協の産物としての政策を「政府の判断」としか見なければ、人々は裏切られた感覚を持つであろう、と書いた。(略)
しかしそれは政府の主体性の過大評価であり、社会運動の弱さの反映である、と続ける。
そして複雑で困難で厄介な方法であっても、政党からの自律性をもった社会運動が不可欠だ、という~」


下記の記事、「社会運動」という使い古された言葉が改めて印象に残った。
で、俺たちがライブやイベントでやっていることって、既にもの凄いエネルギーを発した立派な社会運動だと思った。
オーガニックなライフスタイルへの探求や、消費する電力の発生源への意識、食生活を通じた根本的医療の知識、子供を尊重した空間作り、など、
これからの社会を心身のバランスのとれた暮らしやすいものにする試みが溢れている。
お金よりも貴いものが、たくさん集って、そして交換されて交感している。

そこら界隈を彩る音楽や踊りや絵や写真や文章表現、ひきこもごもが、知的に開かれた感性を象徴していけたら良いな。

「沖縄問題において、日本人の声ってのは、俺んちに聞きにこない世論調査と、参議院選挙の一票でしか顕わせないのか?デモとか、集会やって実際に何万人が集っちゃう。USTでそれをさらに何万人が観てる。しかもライブが最高。っていう状況を作れば海外メディアも注目するよね。」
http://twitter.com/MIYAKE_YOHEI

とりあえず下の記事、面白いからご一読あれ。



(沖縄タイムス、琉球新報6/11『現論』)
沖縄・安保・戦後を問う 
(社会運動の立て直し必要)
鳩山由紀夫前首相による米軍普天間飛行場の移設問題の結論、そして退陣を見て、私は不思議な感覚にとらわれた。「もはや戦後ではない」と言われる時代に育ったはずなのに、いまだ戦後の米軍占領下の真っただ中にいるような気がしたのだ。
沖縄本島に暮らす人たちは毎日、終わりのない戦中戦後の中でこの65年間を生きてきたに違いない。私はタイムマシンで過去に戻されたわけでなく、「もはや戦後ではない」という高度経済成長時代が幻だったのではないか、と思った。その証拠に、今の日本は借金大国である。

(卑屈と傲慢)
家庭内暴力や弱者に暴力をふるう人間は外の世界でおとしめられ、自らの存在理由を発見できないものが多いとう。
日本人の沖縄への態度は、日本人が長い間米国に従属し、独立心と思想を持ち得なかった結果のような気がしてならない。
民主党でさえ陥っている米国への卑屈さと沖縄への傲慢は何故なのか、私たちは戦後65年目でいよいよ、その根本理由に直面しなければならなくなっている。
1879年、明治政府は軍事力で琉球に侵略し沖縄県とした。琉球は中国の冊封国であり薩摩に年貢を支払ってはいが、他国に支配されることのない独立国だった。
1879年の出来事は、近代国家日本による最初の植民地支配の一つであり、朝鮮半島などの植民地支配がそれに続く。
日本が米英に宣戦布告して間もなく、米国は日本の敗戦を見越して沖縄を含む植民地の分配を計画していたという。結果的に、ポツダム宣言受諾とともに日本は米国の軍事体制に組み込まれ、沖縄返還(これもおかしな言葉だが)後もそれは強化され続けた。
憲法9条は戦力の不保持を明記し、日米安全保障条約の第5条は、日本領域における武力攻撃が「自国の平和及び安全を危うくする」場合に共同して対処する、と書かれている。
しかし今や自衛隊は日本領域どころか、税金を使ってどこへでも出かけて行く。
抑止力には軍事でない抑止力があり、同盟には軍事でない同盟があるはずが、すべて軍事にすりかえる。
法的根拠がないから「思いやり予算」と名付けた軍事目的の在日米軍駐留経費負担は、平均年額約2千億円になる。
選挙による政党政治には限界がある。
内閣府参与となった湯浅誠氏は雑誌「世界」6月号で社会運動と政権の関係に言及し、妥協の産物としての政策を「政府の判断」としか見なければ、人々は裏切られた感覚を持つであろう、と書いた。
そのとおりだ。
裏切られている。
しかしそれは政府の主体性の過大評価であり、社会運動の弱さの反映である、と続ける。
そして複雑で困難で厄介な方法であっても、政党からの自律性をもった社会運動が不可欠だ、という。

(一 揆)
植民地差別のもとに65年間も膠着してしまった基地問題を動かすには、確かに社会運動が必要だ。
人々の安全が脅かされた場合、江戸時代なら一揆が爆発した。( 中略 )
現代人は個がばらばらに生活していて共同体を持たない。そういう時代に社会運動を継続するには何が必要なのか。
これは沖縄だけのことを言っているのではない。基地問題はもはや全国の問題なのだ。
所詮まだ「戦後」であるなら、私たちはいったん1960年まで戻ってみるべきだろう。基地問題の本質は日米安保条約である。
1960年の国会では延長も破棄も解消も議論され、学生たちも真剣に考えた。
「言ったことを守らない」と民主党を責めるばかりで安保については何も議論しない現代とは大違いだ。
継続的な社会運動の立て直しこそ、「戦後」を終結させる突破口なのではないか。
(田中優子・法政大教授)


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本日の国立・地球屋での
cro-magnon
三宅洋平&Peace-K
のライブは、SOLDOUTです。

地球屋及びCHITCHAT謝恩イベント。
1000円チケットの効果絶大。

みんな、気をつけてお越し下され。


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6月20日(日曜日)

午前11時

娘をスケボーに乗せて渋谷駅前、スクランブル交差点へ行く。
ツタヤ、スターバックスの前に警官が10名ほど居て、警護車やパトカーも数台、瞬(またた)いている。
ものものしい雰囲気のほうに向かってみると、その警官の輪に囲まれて明らかに渋谷の路頭からは浮いた身なりの人たちが30人ほどの弱々しい集団を形成していた。
このヒッピーなんだか、NPOなんだかよく分からない、的な人たちの中に今回の主催者、福井浩さんが落ち着いて立っていた。

彼は始めから覚悟していた。「最初から人が集るわけはない。これは継続して行く運動だ。」

だから、津波のように渋谷をウネる群盲たちが奇異なる目で我々を見ようと、それは僕もおかまいなしだった。
しかし5歳の娘は、すっかりうつむいて、つま先の視線に閉じこもってしまった。そりゃ恥ずかしいにきまってる。

デモ、パレード、の類いに参加するのは僕も初めてだ。

「ウニャウニャフニャ ムニャコレコレ ヘンターイー」
「カクカクシカハ ジカマキダキォ フロイレロー!!!」
棒読み日本語のシュプレヒコールは嫌いだ。
芸がない。
ということは、聴衆に対する愛がない。
ユーモアのないものに、人は振り向かない。
人間だからだ。



あと、僕は拡声器が嫌いだ。
サウンドシステムとして、最悪だ。
低音が零。ハイが痛い。

到着して1分で最初にした僕の主張行為は、参加したデモ隊の拡声器持ってる人の肩をつついて「音を圧倒的に下げたほうがいいよ。あと、人に向けないこと。」と伝えることだった。

ただでさえ、東京の公然であまり認知されて居ない「デモ行為」をやって「何かをつたえよう」としているのに、この無神経さは何だ。伝わるわけがない。表現だぞ、オイ!

などと思いながらデモ隊として歩いて居ると、今度はマイクを持った青年が、裏返った声でヒステリックに、内容は伝わらないが「怒鳴っている」ことは分かる演説を始めた。VO的に、この人は腹から声だしたほうが良いと思った。拡声器使ってるから、怒鳴らなくても聴こえるんだぜ、青年♪

目一杯お洒落した5歳の娘連れて来て、愉しく代々木公園までデモンストレーションしたかったのに、ヨシてくれよ。デリカシーのない。恥ずかしいよ。娘はすっかり虚ろな目で、口に含んだ水筒のストローと僕の手を離さないことで耐えて居た。

ただでさえ、10数名の警護の警察隊とピカピカ光ル数台の警護車に囲まれて、こっちはたったの30人くらいで、日曜日の渋谷の全衆目を一身に浴びてるんだぜ。だったら、センスよくやろうよ。センス磨こうよ。デモ以前の問題だよ、これ。ユーモアこそが活力を具現化して、世の中を変えるんだぜ。



そこで、僕がしたこの日の二番目の主張行為は、青年からマイクをトルことだった。
だが畢竟、今度はマイクを手にした僕が演説をしなくては、ならなくなった。

「朝から拡声器でスミマセーン」少しローヴォイスを意識して、低音気味に喋った。感度の好すぎるマイクを手にした時のように。

僕らが今何を主張しているのか、の前に何をしているのかを説明しなくては、行き交う人々には余りに唐突だろうと思った。
ただでさえ、日曜日の渋谷に用の在る人たち、の興味の対象からは、かけ離れた我々の行進だ。
なるべく平易な言葉を選んで云った。
「普天間の基地の移転問題についてパレードしています。賛成や反対という対立軸に落とし込まれるのではなく、まずは知らないことを知っていこうという思いで、今代々木公園に向かって歩いています。12時からフリーコンサートをやるので是非来てください。朝崎郁恵さん、AILIE、ラキタや、ボク三宅洋平などがライブします」的なことを喋った。


救いだったのは、ネイティブアメリカンの楽器を持った人たちが、たゆまぬ大らかなビートを出し続けてくれたこと。
そして、最後尾を歩く奄美・徳之島の唄い手、偵一馬さん達や沖縄から来た人々の、屈託のない笑顔。


パルコ前らへんを通る頃には、それでも少しづつデモ隊は吹っ切れて来て、なんとなく堂々と歩き始めた。
お世辞にも上手ではないが伸び伸びと踊る女性が現れたりした。仮装をした男性は、既に着ぐるみの自分に成りきっていた。

僕がPASS THE MICして、他の人にマイクを譲ると、先頭を警護していた警官に聴かれた。
「沖縄の人?」


いいえ違います。生まれは沖縄ではありません。という意味深な答え方をしておいてから、ふと思った。
東京の者が基地問題に言及することは、そんなに特別なことなんだろうか?
はい、沖縄から来ました!と輝くような目で答えれば、彼は喜んだろう。

それでも、日本国の首相にでも成ったような気分じゃないか。
この小さな移動集団のために、この物々しい警護。
なるほど、きちんと申請をして通れば、こうして合法的に渋谷の公道を使用して表現行為できるのか、と。
そのためにわざわざ警護までしてくれるなんて、ありがたいサービスである。
警察も法律も、使い用なんだな、と。
なるほど、僕が主権者なのだな、と。



かくして、小さきデモ隊は、全員の勇気を振り絞って代々木公園まで辿り着いた。
何処かののアーティストを観るために公会堂前らへんに、同じ色を身にまとった、あどけない顔した少女たちが同じ色した団扇をあおぎながらこちらを観たり、写真を撮ったりしている。あの子達を、どうやって誘ったら、一緒に歩いてくれるかな。



ライブは、トークライブも含めて、非常に意義の在る、素晴らしい一日となった。

娘も、他の子供たちとたちまちに愉しい社会を形成して、デモの時とは打って変わって、伸び伸びと代々木公園を走り回っていた。初めてのデモを、本当によく頑張ってくれたとおもう。次はもっと面白くするから、また参加してくれるといいな。


普天間基地のことで、政治に揺らぎが生じ、世論調査も含めてそれら全てが大きく観れば決められた「路線」であったことに気づいた福井さんたちが、「兎に角、今、何か動きを起こさなければ」と、企画したのが2週間ほど前のことだったろうか。
奇跡的に代々木公園野外音楽堂の空きが出て、実現した。宣伝期間も短かった。

去年の春風の時は後ろの柵まで満員で、それに巻き込まれるようにして通りすがらの人々も人の輪を成していたが、この日はざっと100~150人くらいが、御座敷いてのんびりしている。それはそれで和やかで、良かった。梅雨の晴れ間に、素敵な一日だった。

日本に基地が要る、なんて本気で思ってる人、いるんだろうか?
米軍が居ようが、自衛隊が頑張ろうが、54基の原子力発電所をどうやって護れるのか?
もうこの時点で、日本の外交に「戦争」なんて選択肢は存在し得ない。
1基でも攻撃を喰らったら、壊滅じゃないか。



青空すら見える気持ちの良い夕方に僕はギター1本で唄った。
ブルースハープのHIROKINGも最後の手芽口土で、飛び入りしてくれた。
会場に来てくれてる面々の中には、いつもライブに着てくれる愛しきヘッズたちが結構な割合で居てくれた。
彼らは、こういうシチュエーションで俺が何をやらかしてくれるのかが、愉しみで溜まらない風だった。
あの期待、そして歓声、っていう追い風は、本当に最高の波をつくってくれる。
あとは、メイクするだけだ。
僕は辛辣なことを言いながら、会場が笑顔になる。

出番直前に、福井さんが会場にアナウンスした。

「今日は、会場はこんなもんですが、何故か今ユーストリームで1000人以上が観ていて、現時刻に於ける日本のユーストリーム番組の中で視聴率NO.1だそうです」

これには、励まされた。

ユーストリームの可能性を改めて感じた。
今日の150人足らずで事が終わっていたか、1000人がネットを介して共有できていたかは、大きな違いである。
とりわけこうした、政治的なメッセージがハッキリとしたフリーコンサートの場合はナオサラだ。

BALANCE編集長の稲田さんたちがチームを作っていた。
1000人のユーストリームという存在の後押しを感じた。

そして彼らが、次はデモから参加してくれたら、随分とにぎやかで愉しいデモンストレーションになるのではないかと思った。

チャントやシュプレヒコールを、もっと音楽的で愉しいものにするのは、僕ら音楽家の仕事だとおもった。
今、日本人は、共通のリズムや旋律、ビートを失っている。
昔は日本中が沖縄くらい、独特だったのに。

そして、この音楽的な試みは、友人である植田旭くんたちが率いるウルトラスニッポンの応援の向上などにも、繋がると思う。
少なくとも、彼らはもう10年以上、必死に応援の仕方を研究してきているし、どんなに少数派のアウエーのスタジアムでも立派に使命を果たしてきた。彼らの経験と熱意から学ぶこともある。
サッカーの応援が素晴らしいアルゼンチンなどでは、ロックのコンサートでも観衆のコールが凄い。
チャントや合唱の文化が成熟している。

チャントの文化を、日本につくるんだ。
取り戻すんだ、金に塗(まみ)れていない、みんなの唄。

渋谷の街行く人々が、思わず付いて来て一緒に歩きたくなるような、デモ。




昨日は、音響のハリマオ隊長たち裏方も含めて、全ての人がボランティアで参加した。
其の中に、金持ちは一人も居ない。いや、別に居たって良い。居てくれるほうが、居いんだが。僕の知る限りこういう所に来る金持ちは一人も居ない。今のところ。5万円や10万円ポンと、寄付していってくれるような人。100万円くらい出してくれる企業。居ない!
でも1000円出してくれる1万人に問い掛けるほうが、全然いいな。そういう人は、いくらでも居るでしょ。

千葉や茨城、高尾山から駆けつけた人も居た。
だから、次は東京の人がもう少し、たくさん来たらいいなと思った。

なんせ、気持ちの良い、愉しい一日だったから。
そして、トーク出演者たちの知識から学ぶことも多くて、本当に知りたかったことをたくさん知ることが出来た。

そして何せ、ライブが良かった。
ギャラのためじゃない演奏が、みんな良かった。






ファンキーな輩よ、こうした物々しいパーティを浮き上がらせに、各地で集って欲しい。
近場での機会は逃さずに、集ってみて欲しい。
必ず、持ち帰れることがあるし、貢献できることもある。
ノリがいい、踊りが上手、唄が好き。これらが、こうした状況でどれほど大きな力になることか。



色んな意見の人が集って、愉しく融合すると、プライドなんか平気で横に置いて、新しい価値観を積み上げる切っ掛けが創れるんだ。デモって、フリーコンサートって、愉しいよ。







この活動は、継続する。



*情報を広める、とにかく参加してみる、小銭でいいから寄付する。欲しいのはANTAのACTION。
 それは、世界を変えるためのものではなく、世界をつくるために必要とされる力なんだ。



RESPECT & LOVE
全てのクルーの皆さん
集ったお客さん
ネットの向こうの聴衆の皆さん
辺野古、高江、高尾山、六ヶ所村、祝島、その他、社会の不条理と闘い、あるべき社会を形成しようと奮闘されている皆さん
代々木公園
昨日の最高に快適な天気(そして今日は夏至)

そして国立YAHMANクルーの福井さん、声掛けてくれてありがとう!





6/20イベント詳細は以下のようなものでしたー

『ピースフルニューアースセレブレーション (平和に満ちた新しい地球への祭り)』  
http://peace-creation.com/

日時 2010年6月20日(日曜日)
開演 12:00
閉会 20:00 
場所 東京渋谷区代々木公園野外ステージ
※入場無料
※雨天決行

ピースパレード 渋谷11:00スタート~代々木公園12:00到着(10:45渋谷駅ハチ公前集合)

【概要】
来たる6月20日日曜日、代々木公園にて、ネオ琉球弧ネットワークによる『ピースフルニューアースセレブレーション』を開催します。
ピースフルニューアースクリエーション(平和に満ちた新しい地球の創造)、それが私達の願いであり、成して往くべきことです。
この理念を元に私達は、この日を皮切りに、それぞれの願い、祈りと行動を持ち寄り、創造し、新しい地球へと届けていきましょう。
平和と自然環境へのメッセージに満ちた音楽、芸術、トークを通して、今、琉球弧で、世界の様々な場所で起きていることをシェアしましょう。

【目的】
・辺野古、徳之島への新たな基地建設という政府決定に対する断固とした白紙撤回の要求
・沖縄の民意を踏みにじったマニフェスト無視の政府決定に対する反対表明と前政権の決定を踏襲すると表明している菅新政権への撤回要求
・ネオ琉球弧理念に基づいた琉球・奄美群島の連帯と世界平和のためのネットワークの創造
・琉球弧の持つ類い稀なる豊かな自然環境と貴重な生物多様性の保護・保全

≪メインステージ≫
・トーク出演者(予定・順不同)
星川淳(日本グリンピース代表)
坂田昌子(虔十の会)
志葉玲(ジャーナリスト)
ゆんたく高江
US for OKINAWA
他、各関係平和団体
また、奄美群島における加計呂麻島の大規模な森林伐採問題、ならびに徳之島の基地建設における黒うさぎをはじめとする絶滅危惧種、希少生物への破壊的影響などの件についても識者を招いて言及。

・映像メッセージ(予定・順不同)
徳之島町長・天城町町長・伊波宜野湾市長

・ライブアーティスト(予定・順不同)
朝崎郁恵
偵一馬
Ailie
真砂秀郎
ジンタらムータ
三宅洋平((仮)ALBATRUS)
ラキタ
たける
The ARTH
他、多数のアーティストによるパフォーマンスを通じ、平和と環境への思いを訴えていきます。
(演目、出演者は予告無く変更になる場合があります。ご了承ください。)

《ピースパレード》
会場である代々木公園までアピールデモを遂行します。
基地建設反対と環境の保全を訴えながら、誰もが気軽に参加出来るような開かれたアピールデモ=ピースパレードを目指します。
それぞれの個性を生かし、感性を開いて、ピースフルでカラフルな思い思いのスタイルでご参加ください。
途中参加大歓迎!
渋谷駅から代々木公園会場までを平和への祈りを込めてパレードします。

《これから》
これは継続するアクションです。
このアクションは7月参院選~8月日米合意~9月COP10~10月PEACE MUSIC FESTAとの連帯~11月オバマ来日などのタイミングに合わせ、都内各所及び琉球弧各所にて断続的に行われます。
また様々な基地反対運動やイベントとリンクし、協力しあいながら、大きなうねりを起こしていきたいと考えています。

注意点
※出店・出展はありません。
※自分で出したゴミは必ずお持ち帰りください。

お願い
※他の人に迷惑となるような行為はお控えください。
※カンパ大歓迎! このイベントは有志による完全なボランティアによって作られています。
ぜひカンパにご協力ください。

主催
ピースフルニューアースセレブレーション実行委員会
http://peace-creation.com/

共催
PEACE NOT WAR JAPAN
SPRING LOVE~春風~実行委員会有志
NEO琉球弧ネットワーク

協力
沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会


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選挙期間中は、街頭ライブが許可される。

こいつあ痛快だ。

喜納昌吉を応援する弁士を頼まれた。

ギター持って唄って、トークしてくれと。

街宣車ステージから唄えるのか?
こいつあ痛快だ。

俺は無党派で、民主党は監視するし、意見が一番近いのは明らかに共産党だ。

だが、コンニチの選挙は党で選ぶものではなく
どの議員を支持するかで選ぶべきだ。

キナさんは民主党だが、
いざとなれば、キナさんが民主党を変える人かもしれないし、
民主党内に居る全員が、それぞれの立場で違うことを思っているわけだ。
キナさんを応援したからといって
「御前は民主党を支持するのか」
等という、安直なことを云わないで欲しい。

(財務省とあの超大国の手先みたいな考えの持ち主たちを、見抜いて
落選させることが、今回の選挙の国民の仕事だと思う。)


何よりも
音楽家である以上、彼が一番立場が近いし、共感できる。

そして俺は、あの人のプレイをRESPECTしている。
62歳で、あの唄、あのプレイ。
三線もストラトもマジすげー。
ボブ・マーリーが直筆のファンレターを送った音楽家なんて、世界にもそう居ないだろう。

口を開けば
「病める世界を救うのは、友達ワクチン!」
MC山仁級の「どストレート」ですよ。

だがしかし、アカデミックなハナシが好きなら、そっちもいける。
あの人は、23歳で牢屋に入れられてから学問に目覚め、それからよーく勉強してきた人なんだと思う。

キナさんは、すげー表現者だ。

音楽家である以上、そこの感覚を一番信用している。

そして、
音楽家であろうが相撲取りであろうが床屋であろうが百姓であろうが
その本分を満たしながら、
何も鯱(しゃちほこ)張らずに、いつも通りのスタンスで、携わって行けるDAILYなことが
「まつりごと」であると思う。

これを人々が放棄すると
「政治」を専門にした「政治屋」さんが
政治屋さんの利益を代表して政治屋さんにしか分からない専門用語で政治を行う
「名ばかり民主国家」になってしまう。

なってしまった。
なって居る。


兎に角だ。

俺は此の世に足りていないFUNKYに殉ずる、変態を売りにした、イチ表現者で在る。

街頭で堂々と表現できるなんて、ワクワクする。

そして、「選挙を祭りに」っていう時のキナさんの悪戯な目が好きなんである。


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政治を愉しもうぜ。
政治ってのは、疎(うと)むほどの大したことじゃない。
日々日常の俺らのことだ。

だから、俺は俺なりに、愉しむよ。

デモでもパレードでも、呼び方はなんでもいい。
シリアスに顕わしたい奴はそうすればいいし、オチャラケたいなら仮装してくればいい。

衆目を引きつけることも目的かもしれないが、
何よりも、「参加した自分」という経験が、その後の日々のアンテナを高くしてくれる。

普天間基地の事で内閣支持率20%という数字がはじき出されて、前政権が引きずり降ろされた。
そしてこのたび、その日米合意を踏襲すると云っている政権が、支持率60%を越えた。
世論調査の方法論も問題だが、(たかが1000件程度の出口調査。不正バリバリ。)
それにしても、「国民」と呼ばれている人々が、分けも分からずに踊らされすぎている。

普天間基地は、無条件撤退して欲しい。
これが俺の意見だ。
そして、そもそも、民主党が国民に約束していたことは、それに準ずる沖縄県外、国外への移設だった筈だから、
此処はひとつ国民の皆さん。
エコノミックヒットマンにも狙いようのない、最強の存在「国民」という立場で、きっちりと進めたいほうにハナシを持っていきましょう。

「国民」という言葉を好いように使われるだけじゃなく、
「国民」という立場をきっちり表現して行動していきたいものです。

朝10時45分、渋谷駅ハチ公前に集合です。
そこから代々木公園までピースパレードして、そんでライブが始まります。




『ピースフルニューアースセレブレーション (平和に満ちた新しい地球への祭り)』  
http://peace-creation.com/

日時 2010年6月20日(日曜日)
開演 12:00
閉会 20:00 
場所 東京渋谷区代々木公園野外ステージ
※入場無料
※雨天決行

ピースパレード 渋谷11:00スタート~代々木公園12:00到着(10:45渋谷駅ハチ公前集合)

【概要】
来たる6月20日日曜日、代々木公園にて、ネオ琉球弧ネットワークによる『ピースフルニューアースセレブレーション』を開催します。
ピースフルニューアースクリエーション(平和に満ちた新しい地球の創造)、それが私達の願いであり、成して往くべきことです。
この理念を元に私達は、この日を皮切りに、それぞれの願い、祈りと行動を持ち寄り、創造し、新しい地球へと届けていきましょう。
平和と自然環境へのメッセージに満ちた音楽、芸術、トークを通して、今、琉球弧で、世界の様々な場所で起きていることをシェアしましょう。

【目的】
・辺野古、徳之島への新たな基地建設という政府決定に対する断固とした白紙撤回の要求
・沖縄の民意を踏みにじったマニフェスト無視の政府決定に対する反対表明と前政権の決定を踏襲すると表明している菅新政権への撤回要求
・ネオ琉球弧理念に基づいた琉球・奄美群島の連帯と世界平和のためのネットワークの創造
・琉球弧の持つ類い稀なる豊かな自然環境と貴重な生物多様性の保護・保全

≪メインステージ≫
・トーク出演者(予定・順不同)
星川淳(日本グリンピース代表)
坂田昌子(虔十の会)
志葉玲(ジャーナリスト)
ゆんたく高江
US for OKINAWA
他、各関係平和団体
また、奄美群島における加計呂麻島の大規模な森林伐採問題、ならびに徳之島の基地建設における黒うさぎをはじめとする絶滅危惧種、希少生物への破壊的影響などの件についても識者を招いて言及。

・映像メッセージ(予定・順不同)
徳之島町長・天城町町長・伊波宜野湾市長

・ライブアーティスト(予定・順不同)
朝崎郁恵
偵一馬
Ailie
真砂秀郎
ジンタらムータ
三宅洋平((仮)ALBATRUS)
ラキタ
たける
The ARTH
他、多数のアーティストによるパフォーマンスを通じ、平和と環境への思いを訴えていきます。
(演目、出演者は予告無く変更になる場合があります。ご了承ください。)

《ピースパレード》
会場である代々木公園までアピールデモを遂行します。
基地建設反対と環境の保全を訴えながら、誰もが気軽に参加出来るような開かれたアピールデモ=ピースパレードを目指します。
それぞれの個性を生かし、感性を開いて、ピースフルでカラフルな思い思いのスタイルでご参加ください。
途中参加大歓迎!
渋谷駅から代々木公園会場までを平和への祈りを込めてパレードします。

《これから》
これは継続するアクションです。
このアクションは7月参院選~8月日米合意~9月COP10~10月PEACE MUSIC FESTAとの連帯~11月オバマ来日などのタイミングに合わせ、都内各所及び琉球弧各所にて断続的に行われます。
また様々な基地反対運動やイベントとリンクし、協力しあいながら、大きなうねりを起こしていきたいと考えています。

注意点
※出店・出展はありません。
※自分で出したゴミは必ずお持ち帰りください。

お願い
※他の人に迷惑となるような行為はお控えください。
※カンパ大歓迎! このイベントは有志による完全なボランティアによって作られています。
ぜひカンパにご協力ください。

主催
ピースフルニューアースセレブレーション実行委員会
http://peace-creation.com/

共催
PEACE NOT WAR JAPAN
SPRING LOVE~春風~実行委員会有志
NEO琉球弧ネットワーク

協力
沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会


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筆ペンがもうすぐにインクの切れそうになってから三日たつが、程よくかすれたまま出続ける。

この終わり際が、何故か筆が進みます。


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