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アフリカの農業・食料問題がズバリわかる本!『ジュニア地球白書2012-2013』

2014-01-09 07:30:30 | アフリカおすすめ本
今日はよい子のみんなが読んでいるかもしれないので、ちょっとまじめに笑。

新カテゴリー、アフリカおすすめ本から一冊ご紹介。こちら↓

『ジュニア地球白書2012-2013~アフリカの飢えと農業』

ジュニア地球白書 2012ー13―ワールドウォッチ研究所
クリストファー・フレーヴィン,林良博
ワールドウォッチジャパン


『ジュニア地球白書』は、『地球白書』とあわせて、ワールドウォッチ研究所が概ね毎年発行している書籍。原書の翻訳版『地球白書』をもとに書き下ろしたもの。昨年はこのジュニア版が改訂された。


いま地球の明日を知るには、伸びしろの大きいアフリカの明日を知らなければ始まらない。そしてその最大のテーマの一つは、食料と農業だ。

この『ジュニア地球白書』、子供向きかと思いや、さにあらず。今地球で起きている食糧、農業、地球環境、人口、貧困などの問題を、網羅的、有機的、かつバランス良く取り扱う、いわば教科書的な本。資料価値の高い情報が凝縮されていて、なおかつ読みやすい。

(教科書的というか、実際いくつかの教科書にも紹介されている。画像は東京書籍『国語 小学六年(下)』。 )


いま、アフリカの食料、農業に関して、以下のような問題や課題が提起されている。この本でもしっかりと書かれている。
・産業化と自給のバランス
・一次産品依存からの脱却と付加価値の向上
・水の確保
・地力の低下
・海外からの投資と農民の権利、土地収奪
・女性の参加
・栄養


ワールドウォッチ研究所は、米国人の思想家、環境活動家レスター・ブラウン氏が1974年に設立した研究機関。農業、地球環境を主に扱っている。その日本支部が発行元のワールドウォッチジャパンだ。いま、ンボテが個人的に共同企画を進めているパートナーでもある。

アフリカや農業や食料の問題に関心を持つ人にはとーっても参考になる一冊である。

(おわり)


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