lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

奈良・正倉院展へ

2016年11月03日 | 美術展、作品展

秋晴れの先日、近所の人達と奈良国立博物館の「第68回 正倉院展」に行きました

 今年の秋にめずらしい青い空。

こちらが本館で、展示は新館の方に回ります。

 

 

秋の虫干しの時期に開封され、この期間に合わせて毎年少しずつ公開される正倉院の宝物、

今回は64点が展示されるということで楽しみです。

混雑するそうなので、最寄り駅で先にチケットを買っておいて、

「正倉院、昔、学校の遠足で行きました。」とか、

「テストに<校倉造り>って出たね。」

と話しながら(全員が正倉院展初めてです^^;)11時ごろに着くと、

待ち時間の表示は30分・・意外に短くて、空いてるかな?と期待しましたが、

なんと、入ってから満員電車みたいに混んでいました

宝物ケースの前は人が何重にもなっていて

並んで順番が来たと思えば、また人波にのまれて後ろになったりしましたが

後半になるとようやく見やすくなってきて、できる範囲で観てきました。

今回のポスターなどにもなっている「漆胡瓶」、

薄く切った木を重ね合わせ、黒漆を塗って、動植物の形の銀の薄板を貼られているそうです。

シカや鳥の模様に、鳥の頭みたいな注ぎ口もかわいい

細かい事ですが、フタの落下防止にチェーンがつけられてるのも

道具としての利便性が感じられ、

芸術性と実用性が兼ね備えられたこのような器が、

1200年も前につくられていたということにおどろきました

これらの約9000点もある宝物は、一度公開されると次は10年以上見られない事が多いそうで、

リピーターが多いことも、動かないでずっと見ている人がいるのもわかるような・・

天平のロマンあふれる正倉院展でした

 

 

会場・・奈良国立博物館(近鉄奈良駅徒歩15分)

開催期間・・10月22日~11月7日

時間・・午前9時~午後6時(金土日祝は8時まで)

料金・・大人1100円、高校大学生700円、小中学生400円ほか

 

 



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2 Comments

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歴史と文化に親しむ (もりもり)
2016-11-05 19:03:47
正倉院展は奈良人(?)の私には小さい頃から身近な展覧会でした
混雑は今も昔も変わらずで、大学生の頃、ギターを抱えて観て回ったことがあります(そう、そのままクラブに行くため)
ものすごくヒンシュクでしたね

あ、空いてると思って駆け寄ったガラスの中は、古文書?で読めなくて無念でした

ご近所の方と出かけるなんて、仲がいいんですね
少し紅葉も始まっているようで、奈良公園の散歩も心地よかったでしょう
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Re:奈良♪ (lemon)
2016-11-07 08:37:40
もりっちゃん、どうもありがとう先週はもりっちゃんのお庭というべき奈良を訪れました

正倉院展には父や母はよく行ってたようで、私も連れて行ったと言いますが、
なんと覚えていません

それだから、学生時代にあの混雑した中にギターを持って行かれたなんて、
もりっちゃんの文化歴史への深い思いにじーんとしました。

博物館内では、小さい望遠鏡?を持っている人がおられ便利そうだったのと、
こっそり足台なども持って行きたいなあ

今回ね、その「古文書」から全然動かない人がわりと多かったのが、印象に残りました。
長年にわたり正倉院展に通ううちに、
とうとう解読!できるようになられたのかも
私もこれからはたびたび行こうと思います

ご近所のもと生協仲間さんとは2年ぶり位にご一緒できて、
(去年は私はなかなか日が合わなかった)
このような機会を作って下さってうれしいです。
長々とごめんなさい、ありがとう!
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