lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

絵本 「メロディー・だいすきなわたしのピアノ」 

2014年03月08日 | 日記

 

  メロディ ~だいすきなわたしのピアノ~
くすのき しげのり

ヤマハミュージックメディア



 

 

「たくさんひいてもらうんだよ。」
そう言って工場から送り出された、一台のピアノ。

だれがひいてくれるのかしら、と、
楽しみにしながら待っていたそのピアノは、
ある時、ひとりの小さな女の子の家に行くことになりました。

その日は女の子の6歳のお誕生日
「メロディー」と名付けられ、同じお誕生日をもらったピアノは、すっかりうれしくなります。

女の子は、うれしいことがあった時、かなしいことがあった時、
いつも、「メロディー」をひきました。

でも、大きくなると、
だんだん一緒の時間が少なくなっていき、
とうとう
女の子は遠くの大学に。

 

それでもメロディーは、その子の事を思い出しながら、
しずかに待ち続けました。

何年もたったある日、部屋から運び出されたメロディーは・・・


一年ほど前に、いつも行く楽器店で見つけた絵本を手にとり、何げなくページをめくっていると、
途中から・・・

ピアノの心から見た、あたたかなお話です

 

女の子には名前がなく、それは、かつてピアノを習っていて、ピアノを大好きだった、一人ひとりなのじゃないかな。
また、本のなかには、音楽のお話ならではの、ちょっとした楽しい「しかけ」も!


今習っている方や、昔に習っていたよ、という方、それから、ちょっとニガテだったよという方だって、おすすめの一冊です

 


昔あった、
「使わなくなったピアノは売る時代!」と、タレントさんが言うコマーシャルが、とてもひっかかっていました。

弾かれなくなって忘れられたり、さびしそうにしているピアノを見るのはつらいことです


いつまでもみなで弾かれるピアノでありますように