lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

11月のピアノ教室・手術から一年たって

2013年11月24日 | 教室の風景

誕生日の時に書こうと思っていたのですが、ちょっと後になりました。

 

10年前にお腹に小さい筋腫が見つかり、

様子を見てよう、と、のんびりしていたら、だんだん大きくなって、

昨年には、直径が20センチ、重さも1キログラムをこえて、

とうとう手術をすすめられました

 

小さな切り傷ややけどでも痛がる私なので、

目がまわりそうだし

手術のあと、どのくらいで回復するかわからないだけに、

ピアノのレッスンはどうしよう・・・と、

しばらく迷いましたが、

訪れた病院は、腹腔鏡の手術でよく知られているそうで

このような大きな筋腫でも、お腹に3か所の小さな穴を開けて手術を進めてくださるということで、

思い切って、手術を受けることに。

 

そうして、日にちを、子どもや大人の発表会にも離れた11月に決め、

それまでは注射で、少しでも大きくなるのを止め、

家の中は、できる限り大掃除していよいよ入院です。

 

手術の時間がきて、ストレッチャーで運ばれていった部屋で、

名前と誕生日をたずねられ、看護士さんが、にっこり

「あら、もうすぐお誕生日なんですね」とおっしゃって、私もにっこりと、

「はい」 と、返事したところで、

・・・少し、うたたねしたのかと思ったら、・・・

約4時間半の手術が、無事に終わっていました

 

次に目が覚めると、家族が、

「あっ、目が覚めたよ。よかった、よかった」と喜んでくれていて、

家族や先生たちに、私も、

「ありがとう!」って言おうとしたのです。

ところが、出てきた言葉は、カの鳴くような声で

「痛~い

2日くらいはもう痛くて痛くてこの調子で、申し訳なかったのでした

でもよかった。

痛みは、時間とともにおさまるんだし、

無事元気になれたのですね

 

術後、2週間くらいから始めたレッスン、

・・・これは、体力的にはだいぶ厳しかったけれど

お休みの間も、生徒さんからお手紙やお見舞いが届いたり、

退院後、初めのレッスンにみんな、心配そうな顔を浮かべながらやってきて、

「せんせい、よかったね〇〇もピアノのれんしゅう、すごくがんばっててん

と、びっくりするくらいがんばってきて、

生徒さんの横で、お母さんも、

「先生が手術をがんばっているから、自分もちゃんとがんばる、って言って

とにっこりされていて、

このような生徒さんやお家の方に囲まれていて、

練習してるのかな、とか、やめちゃうかな、などと心配していた自分がはずかしかったです。

 手術はやはり大変でしたが、

今こうして元気でいられることのありがたさ、そして、自分が、どれだけ周りの人に支えてもらっているか、

かえりみて、感謝する機会でした。

 

すっかり元気になって一年経ちましたが、

私からも周りの人へ返していけますように

 

今月の教室は、そろそろクリスマス会の曲選びや準備に入っています。

先月から来られた生徒さんたちも、いろんなお話をしてくれたり、

「ツェルニー30番攻略ノート」を作ってきてくれたり、一緒にがんばっています

わくわくする季節に向けて、またいっそう、教室には元気や一生懸命なパワーがあふれていきます!