渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

子宮頸がん手術まで辛くなっていく検査

2018-08-15 15:27:13 | 健康・病気

とんでもない主治医に当たってしまい「子宮全部取れば?」とタメ口で勧められて自分の中で「手術決定」だと思い込み打ちひしがれて病院に電話をかけた

「すいません。主治医を変えて欲しいのですが」

返ってきた言葉は

「今までの先生は異動になりまして、次回から違う先生になります」

「は?」( ̄▽ ̄;)

前回の診察でショックのあまりそういう事を聞いていなかった

「患者さんの気持ちに寄り添ってくれる先生をお願いしたいです」

とだけ伝えていつもの検診に向かった

 診察室で対面したのは男性医師だった

しかも「僕も異動が決まっているんです」とおっしゃる

内診はちゃっかりやる

検査の為とはいえ恥ずかしい部分をあまり色んな人に見せたくないです

誰にでも共通する事だと思うんですがねぇ

診察の様子コレですよ?

 

TVを見ていたら、婦人科の看護師さんが

内診を受ける事が恥ずかし過ぎて

いつまで経っても婦人科の検査を受けず

結局子宮がんで手遅れになって亡くなった。という事例を紹介していました

それだけデリケートな検診を、私は3か月に1回自分の命の為に受けている

命と引き換えにしても診察がイヤだという人が世の中にいる事を知って欲しい

 

もう一つ

県病院の婦人科にはお年寄りの患者さんも多い

閉経しても子宮がんとは無縁になれないからだ

初診の時は問診票の質問に答えなくてはならないが、皆さん目が見えないから書けないとおっしゃいます

受付の女性が親切心から聞き取りをされるのですが

「初潮は何歳の時ですか?」

「何十年も昔だからもう覚えてないよ」

「何歳で最初のお子さんを生みましたか?」「ちなみに、お子さんは今何歳ですか?」

痴呆がはいっているらしく計算が合わない(;´・ω・)

「閉経したのは何歳ですか?」

「そんな事まで答えなイカンの?(-_-;)」

ごもっともである

「お腹の中の事なので、できるだけ詳しく教えてください」

それもごもっともであるが

待合室中に丸聞こえなのだ

時代背景から初潮の年齢なんて恥ずかしくて他人に言うものではないのかも知れない

いつ閉経したかなんて、記録は取っていないだろう

いつのまにか月のものが来なくなった。ぐらいの感覚ではないだろうか

なんだかなー。配慮が足らないなぁー。個人病院に戻りたい( ノД`)

 

テンション低めで先生に前回のいきさつを説明した

「それは・・・前任の先生は大変な置き土産をしていきましたねぇ(;´・ω・)」

軽々しくほかの医者の悪口も言えないんだろう。中村という婦人科医の事にはあまり触れなかった

落ち着いて聞くと、子宮全摘出を勧められたのはいつもの検査の結果が

少し悪いほうに結果が傾いたからだろうという説明だった

ただ、ガン化したワケではない

今回の検査結果から見ると結果はいつもと同じ状態に戻っており手術は今すぐ必要ではないとの事でした

その日からさらに3年ほどいつもの生活が続いた

その間に主治医は女性になった

自分より若いぐらいの女医さんだけど、説明は分かりやすくはっきりしてくれる

慎重派な先生で、時々通称「パッチン」という検査も追加された

子宮の表面の組織を特殊な機械で削り取り、検査に回す

6カ所ぐらい採取するのだけど

カーテンの向こうで

「ハイ、ちょっと痛いですよ。ごめんなさいね。いきますよー。ごめんなさいね。イチ ニのサン」バチッ

ていうのを6回

こんな感じ。県病院ではバスタオルは足にかけてくれないけどね

痛みはあまりなかったけど、「痛い、痛い」と言われて「いきますよー」

とか号令をかけられるとすごく怖い(;´Д`)手に汗をじっとりかきながら

子宮の表面を削り取られる鈍い感覚に耐える

なんなら号令もなにもなしにテンポよく6回パチパチパチッと済ませてくれたほうがラクなのだが

1カ所づつ時間をかけてゆっくり採取していく

おそらく、こういう事は個人差が出るんだと思うのです

ツライ人はツライ。痛い人はとても痛いんじゃないのかな?

一気に済ませてショック症状が出たら地獄だと思う

 

そのうち、子宮頸がんの検査にもうひとつ検査が追加されました

子宮体癌の検査です

子宮から出てくる体液にガンの組織が混ざっているかも知れないので

子宮体癌の検査も追加すると言われました

子宮頸がんの検査は子宮の入り口付近の細胞をこすり取るというものですが

子宮体癌の検査は、子宮の中に長い綿棒のようなものを差し込んで

子宮の中の一番奥の細胞を取るんだそうです

最初の1年ぐらいは「ちょっとチクチクして気持ち悪いけど我慢できる」

程度だったのに

翌年、検査後立ち上がれなくなってしまい

1時間以上横になったまま帰れませんでした

下腹部がずーっと痛くて気持ち悪くて「どうして突然こんな事になってしまったんだろう」

と先生に聞いてみたのですが

「検査器具も、検査方法も従来通りなので、原因は分かりません」

と言われました

この日から子宮体癌の検査がイヤでイヤでツライものになってしまったのですが

一番怖いのは突然原因も分からず引き起こされる発作

 

運転中も、就寝中も、仕事中も その発作は襲ってきます

発作が起こると血圧が極端に下がり、汗がダクダクと流れます

とにかく苦しいのですが、どこがどう苦しいのか、痛いのか、全く説明ができないのです

ただただ「ヤバイ」という言葉しか出てこない

運転中に発作が起きた時、駐車場に飛び込んで停車し救急車を呼ぼうとしたのですが

車を止める事に気力を使い果たしてしまったので結局電話もできずに運転席で苦しんでいました

30分ほど苦しむと、動けるようになって

なんとなくトイレに行くと、お腹は痛くないのにものすごい下痢をしていて

30分ほどトイレにこもると

何事もなかったようにケロッと治ってしまいます

内科医からは「不安時に飲む」という「リーゼ」という薬を処方されました

発作が起きる直前のタイミングで飲むと発作がおさまるのです

あの、落っこちそうな内診台の上で発作が起きたらと思うと気が気ではなく

先生にお願いして

私のパートナーに診察室に一緒に入ってもらい

台の脇で薬と水をスタンバイして付き添うという策を取りました

男性が入る事も、見る事もないであろう診察室のさらに内診台のある部屋に

二つ返事で一緒に入ってくれた彼にはとても感謝しています

時々事情を知らない看護師に「旦那さん、外でお待ちください」

と排除されそうになってたけど

旦那じゃねーし、外に出てたら仕事中抜けして付き添った意味ないし

発作が起きたら病院側は対処できるの?だいたい点滴刺して苦しむ患者を眺めてるだけじゃん?

今まで検査で何度もイヤな目にあってきたし、ショック症状を起こして入院するハメになった事もあったので

こういう大事な事は周知徹底をお願いしたい

つづく

コメント
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