2011年8月に大阪大学で開催されるFIRT/IFTR国際学会で大城立裕氏の新作組踊について発表することになっているが、氏が20作目をいつ完成されるか、いつも関心をもっていた。発表の中に入れる必要があり、今回の件と翻訳の事についてメールを送ったところ、嬉しいニュースが飛び込んできた。風土記シリーズと愛のシリーズ全10作が一冊の本にまとめられ、この6月には多くの組踊に関心を寄せている方々の手元に入る . . . 本文を読む
アイヌの方のお話を拝聴していて、去年(2010年8月)ミュンヘンのFIRT/IFTR国際学会で撮った写真を紹介したいと思った。マオリ族など、先住民族の遺骨や装飾品やその他の付随するものが返却されている。少なくともEUの国々は返却を始めている。
先住民族の演劇と消え去った部族の情報を保存しようとする民族誌学
フランス議会はマオリ族の頭蓋骨をニュージーランドに返却することに同意:2010年5月4 . . . 本文を読む
気がつくと
メールのことばに次第にあれこれのしこりが消えていき
透明な澄んだクラゲのように海を泳いでいた
すーと溶けていく何ものかが
確かによぎった
それが何だったのか
ただXX先生に語りたいためのことばであり
不特定多数に語ることばではなくーーと
その深夜のメールになぜが
わだかまりが、黒い塊が霧散していった
それがある行為を導いた
ブログのことばがつまらなく思え
彼や彼女が自らが . . . 本文を読む
12日午後、船員会館2階で、まよなかしんやさんたちが主催する【北方領土の日】反対沖縄集会に参加した。趣旨は北方領土をアイヌ民族に返せ!琉球民族の自決権を!だった。会の趣旨をよく知らず、沖縄語と沖縄芝居の存続に危機意識を持っているゆえにその関連性と、いかに沖縄語を復活させるか、という事と沖縄芝居や民謡などの重要さ、兼ね合いの深さについて話す依頼を受けて、素直に了承したのだった。
ジュネーブの国際機 . . . 本文を読む
昨日から目を皿にしてホウライカガミのツタ状の木のどこを探してもあの黒に白い環のような模様の幼虫が見つからない!食となる葉が十分でないゆえに死んだのか。それとも、視力があまりよくない者でも鮮やかに見える姿ゆえに、ふと近くで嬉々として飛び跳ねているように見えるキジバトの二羽が気になった。ひょっとしたら彼らの内の一羽の餌になったのかもしれない!!リュウキュウキジバトは犬のウルトラマンタロウの餌のおこぼれ . . . 本文を読む
結局個人発表の補講は4:20分から夜8時ごろまで続いた。工学部の3.4年生が主体だが、それぞれの発表はとても面白かった。多様なテーマ故に楽しめた。その後「絵画の恐れの表現」について比較発表をした黒木さんと少し話しこんでパシフィックホテルの祝賀会場に向かった。会はすでに終了している。何人かの組踊の保持者の方にお会いして、県の担当者のM氏にあった。お昼に録画の件でご相談させていただいた。それは正解だっ . . . 本文を読む
今朝見ると、オオゴマダラの幼虫が二つ植えているホウライカガミのもう一つの鉢植えの根元で静かにとどまっている様子がうかがわれた。びっくりした。ホウライカガミの二つの木のツタを移動しているのである。その移動距離が結構この小さな姿からみると大きい世界に思えるのだが、彼/彼女にとってはそうではないようだ。よく見ると斑点は赤で、黄色は見えない。赤が黒に映えて小さいがしかし存在感を示すような濃い赤である。面白 . . . 本文を読む
寒い冬の夜、沖縄でも10度を切った夜、羽化したオオゴマダラがいた一方で、いつも写真を撮り続けていたもう一つの黄金のさなぎはやがて黒に変色しながら羽化を始めた。寒い寒い夜の闇の中、心配したように羽化は十分に成功しなかったのである。6度まで気温は下がっていた。その中で体温を温めることができず、エネルギーを蓄えることができず、羽は開かなかったのである。時間をかけて羽を広げる。それが寒さの中で片方の羽は押 . . . 本文を読む
ともに琉球王府時代、近世を対象化した博士論文の公開審査の発表に参加した。新しい独創的な歴史観、近世琉球の解釈である。興味深かった。従来の解釈従属的二重朝貢国(豊見山和行)や琉球は日中の狭間(渡辺美季)に対し、総合補完の視点(幕藩体制、中華帝国双方との関係において琉球国が下位に位置・絶対的な権威性は日中にあり、ただし琉日関係、琉中関係とも二項対立として捉えるべきではない。二項対立に収まらないつながり . . . 本文を読む
今朝嬉しいニュースがやってきた。大阪大学で今年初めて開催される世界的な演劇学会の大会での研究発表が受理されたとの連絡である。メインテーマが伝統、革新、コミュニティーゆえに、是非沖縄の組踊について発表したいと考えていて、今回伝統の活性化と地域の関係において大城立裕氏の新作組踊について取り上げることにした。すでにその9作が上演され、【海の天境】はわたしも同行したが、アメリカのLAでも上演された。「遁ぎ . . . 本文を読む