母猫になったミーちゃんの至福の表情

４ヶ月ほどの子猫に見えたミーちゃん、いいお母さんに見えます。まだ目が開かない子猫たち6匹にお乳を含ませている姿は微笑ましい。

子猫だと思っていたミーちゃんがいつのまに恋して、妊娠、そして6匹の愛らしい子猫たちが誕生、今日で4日目です。いつ子猫たちは目が見えるようになるのでしょうか。

２階の窓からすぐ手をのばせる範囲に作られた、ガジュマルの木のヒヨドリの巣の中の雛も、卵の殻から出た時、目が見えないようすで生まれてきていました。不思議に思えたのですが、人間の赤子は生まれた時から目が見えるのですね。五感がはっきりしているとみていいのでしょう。耳もしっかりしていて大人の声にすぐ反応します。

今子猫ちゃんたちのなき声はかぼそく、次第になき声は大きくなっていくのでしょう。お乳を与えるミーちゃんが食事をして戻ってきたらすぐ近寄っていきます。ぐっすり寝て乳首を求める姿、競争するように見えない目で探り当て飛びついていきます。お乳を与えるミーちゃんの表情はとても穏やかで優しく、幸せな表情に見えます。母性の至福の瞬間でしょうか。一時の姿です。母乳をふくませる母親は幸せな時を過ごしているのだと個人的な経験から想像するのですが、それはあらゆる哺乳類の雌にとって同じでしょうか。命を体内で育み、この世に産み育てる美しさはなんとも言えず尊い姿です。

あらゆる生き物の生誕には奇跡のような美しさが込められていますね。

しかし今、私達ホモ・サピエンスHomo sapience(人類）の生命そのもの、尊厳そのものが、疎かにされている２１世紀でしょうか？人類史が戦争史であったことも事実でしょうけれど、また絶えず文化や歴史、社会経済、科学技術の進化の多様性や格差、競争の中にあったのも事実でしょうけれど、異風な空気の中に日常が編み込まれているようです。