逢いたい、会いたい、逢いたい、会いたいと叫んでいるのだろうか?これほどに自らを宙に解き放つその叫びは、命のすさまじさ、生きることの神聖な、エネルギーの爆発に似て、掻き立てられる。君たちがいて、わたしも生きている。この地球の仲間たち、君の、君たちの合唱に答えたい。わたしは会いたい、会いたい、愛したいとどう叫ぼうか?時の川は無慈悲で無情に流れる。気がついたら会いたい逢いたい気持ちも彼岸のかなたにかすんで消えていく。応えのない思いは応えがないままに褪せていく。今、ときめく君に逢いたい。君はどこ?蝉しぐれ、蝉の雄叫びを浴びる夏!