習志野市民フォーラム

市民情報交流センター

ボートピア習志野反対運動の経緯⑤(市民連絡会準備会)

2013年04月14日 | ボートピア習志野反対運動
2004年8月24日「反対の会」の牛野代表や市議など12人は国交省に対して「計画の不許可」を求めて要請した。
参加者は市民7人、市議会議員・・・日本共産党(馬場、谷岡、入沢)、新社会党(宮内)、水と緑の党(中村容子)
対応した国交省(海事局総務課三浦補佐他2名)は、予定地の茜浜には人が住んでいなく、自治会もないため
「地元の同意」は不要との見解を述べた。
(独自の動き)
一方、元市議の木村しずこは大久保地区を中心に「文教都市にギャンブルはいらない市民の会」を結成。
又、建設予定地に最も近い香澄6丁目の住民は「やめさせる会」の別働隊として「6丁目巨大ギャンブル場をやめさせる会」
を結成し独自の会合をもった。
前回の市議選で落選した木村は、元々は「やめさせる会」に係わっていたが地元の足固めを始めたとも思われた。
「反対の会」も10月9日谷津・大久保、10月15日京成労働会館、10月23日実穀、東習志野で住民との集いを予定した。
「やめさせる会」も集会やデモ行進の準備を始めた。
又一方では会を問わず、「市長リコール」の声も高まってきた。
又習志野市職員組合も反対の表明をした。

(「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」準備会)
「反対の会」は牛野くみこを代表に「やめさせる会」は代表はいなかったが伊波尚義を代表に置き、連絡会は「三番瀬」
運動に長くかかわっている「千葉の干潟を守る会」代表の大浜清わ会長候補に統合への調整が始まった。
<呼び掛け文>
「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」準備会
皆さまご存知のように、8月31日に荒木市長は記者会見をおこない、新習志野駅前の場外船券売り場建設に同意を表明し、
9月1日付「広報習志野」臨時号に発表しました。このことは、多くの市民を驚かせ、かつはげしい怒りを引き起こしました。
それは1年中全国でおこなわれるモーターボートレースの船券を発売する大ギャンブルセンター計画だったからです。
(株)テックエステートが習志野市に場外船券売り場(ボートピア)誘致について同意要請をおこなってから半年、市長は秋津・
香澄住民さえ「地元ではない」とするなど、市民への説明を徹底的に怠り、千葉工業大学の反対申し入れをも「考えが違う」と
一顧だにせず、その姿勢は、”これが文教住宅都市憲章を持つ習志野市の市長か”と思わせるほどのものでした。
ボートピアの実態を知れば知るほど、市民の間には「ギャンブル都市」化への反対と危惧の声が広がっています。9月5日に
秋津で開かれた「ボートピア建設反対市民集会」には、市内全域から200人の参加者があり、”これからでも遅くない。
全市民の声でこのようなギャンブル施設建設をなんとしても阻止しよう”と、全員が意思を固めました。
 このなかでは、”市民みんなにわかってもらいたい”、”これまでいくつかに分かれて進められてきたボートピア建設反対の
運動を統一して進めてほしい”という意見がたくさんの方から出されました。
 こうした市民の声をうけ、これまで署名活動などをすすめてきた「反対の会」と「やめさせる会」は急遽協議し、「場外船券
売り場をつくらせない習志野市民連絡会」を結成して市内のたくさんの団体・個人が参加いただくようにしたらどうかと、皆さん
によびかけることにしました。
この連絡会は、ボートピアの建設を阻止するために、それぞれのグループの自主性を生かしながら、全市に運動を行きわたらせ
るよう、皆さんのお知恵を集めて、「ポスター、ステッカーの張り出し」「市内全駅頭での宣伝」「リレートーク」「市内全域で
の小集会」「住民投票条例の制定」などをおこない、さらにもし強行にいたる場合は、「行政不服審査請求」「全市民集会」
「市長リコール運動」などの活動をすすめたいと考えております。
 私たちは、「文教住宅都市憲章」は、習志野市民と習志野市が結んだ誇り高い憲法だと思います。習志野市の環境は、それがど
こであれ、市民みんなの環境であり、みんなで守るべき財産であると思います。「ギャンブル都市」化によってこれを汚すことは
許せない。それは市民皆さんの心からの声ではないかと思います。
 ぜひこの運動の趣旨はご賛同いただき、「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」にご参加下さいますよう、お願い
申し上げます。この連絡会は、ボートピアの建設を阻止するために、それぞれのグループの自主性を生かしながら、全市に運動を
行きわたらせるよう、皆さん
のお知恵を集めて、「ポスター、ステッカーの張り出し」「市内全駅頭での宣伝」「リレートーク」「市内全域での小集会」
「住民投票条例の制定」などをおこない、さらにもし強行にいたる場合は、「行政不服審査請求」「全市民集会」「市長リコール
運動」などの活動をすすめたいと考えております。
 私たちは、「文教住宅都市憲章」は、習志野市民と習志野市が結んだ誇り高い憲法だと思います。習志野市の環境は、それがど
こであれ、市民みんなの
環境であり、みんなで守るべき財産であると思います。「ギャンブル都市」化によってこれを汚すことは許せない。それは市民皆
さんの心からの声ではないかと思います。
 ぜひこの運動の趣旨はご賛同いただき、「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」にご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

(やめさせる会の混乱)
「やめさせる会」は伊波尚義を会長として、10月1日には連絡会結成準備担当として竹川(袖ヶ浦)、川辺(香澄)を選出した。
その一方で「やめさせる会」は「反対の会」と比べて組織としての機能がなく、会議も中々方針が出ず一向に前に進まない苛立ちもあった。
「やめさせる会」は地元の住民を主体とした会であり、縛られずに様々なアイデアやゲリラ的な動きもするなどする反面、統合へ
向けある程度の組織固めをする必要が考えられた。
10月7日会合が持たれ改めて伊波尚義を会長として議長、事務局、書記、会計、地区担当を割り振る人選が行われた。
当面の方針として、情宣、署名、住民投票条例、不服審査請求、市民集会、リコールの検討などが挙げられた。
当日伊波は参加できなかったため後日報告とした。
香澄県営住宅自治会長だった山本は個人の事情と言うことで運動を一時停止していたが袖ヶ浦に移転した。
議案や人事はスムーズに決まったが、伊波に報告した段階で、伊波やその場では同意していた数人が反発した。
理由の一つは、このように組織化されたのでは自由に動けないということであった。
10月11日の会合で伊波は活動に一区切りしたいとの表明。
10月13日の会合では伊波を再度慰留したが、辞任の意思は固く竹川を会長として19日に役割の見直しを行い10月23日改めて
全体会合を開き新体制をスタートさせた。この間の問題は「やめさせる会」内部の路線の対立とも取られられ、連絡会の結成段階や
市長リコール問題を巡り、離反する部分も出た。
伊波も木村同様元市議で前回市議選で落選していた。
伊波、木村共にその後市議に当選復帰したが伊波は任期中に脳溢血で死去した。
その後「やめさせる会」は会合の拠点を「秋津集会場」から「秋津小学校コミニティ」に移していくことになった。

※文中敬称略・肩書き等は当時のもの
次回は市民連絡会結成集会と各会の運動




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