習志野市民フォーラム

市民情報交流センター

屋敷大型パチンコ店進出問題

2013年04月26日 | 市情報
3月9日に当ブログで取り上げた続きです。
地元では「習志野市屋敷パチンコ店出店問題連絡会」が立ち上がり住民集会や署名などが
行われています。
(経緯について・・連絡会ブログより)
2012年 11月16日 ゴールドクレストから市に対して事業計画変更(撤退)の通知
1月11日 マルハンから市長宛に当該敷地へのパチンコ店建設は条例上問題ない、と通知
1月18日 市役所関連部署から風営法条例に該当しない等を市長に報告
1月30日 市長からの指示で、習志野警察交通部長経由で指導申し入れ(3項目)を実施
1.平日と休日の交通量調査
 + 過去の同規模店舗での実績を踏まえた予測を提示すること
2.安全対策として、幅2.5mの歩道を提供すること
3.出入口やグランドオープン時のPRの看板の場所等についての
2月12日 習志野市議への議案説明会で、各市議へ本件通知
2月21日 建築計画の掲示を確認
3月1日 習志野市議会にて市川寿子市議が当件を質問
3月5日 習志野議会にて宮内一夫市議が「屋敷4丁目へのパチンコ店出店について」として質問
3月16日 パセオ二回目説明会
3月16日 ミレナ一回目説明会(ミレナ住人有志より)・営業時間は10:00~22:50を予定。但し、
レジの締め作業等があるため、すぐに閉店とはいかず、閉店後の23時以降の深夜にも、稼動する。 
・交通量は2.5倍に増加すると想定。ピーク時は200台/時間を想定しており、
約2台/分と想定している。 
・建設予定地が面する道路が狭くガードレールがない点、通学路となっていて沢山の児童が通行する点、
セブンイレブン交差点 で交通事故が発生している点、東側に抜ける道は両方向通行が難しい狭い道路である点、
直線道路でドライバーがスピードを出しやすい点などなど、非常に多く の問題が存在していることは把握しているが、
出店に法令違反はないので、多くの問題があることは承知の上で、出店する。 
・なお道路の問題については、例えば、店舗敷地前の道路については歩道を確保する、
直線には速度規制について市と調整する、
両方向通行が難しい 東側に抜ける道には抜けないよう誘導する、
児童の下校時間帯のみ警備員をを配置するといった弊社でできる範囲でのみ対策を講じる。 
・(住民から)本敷地がいかにパチンコ店の出店に適さない場所であるか、経営層に現地視察に来て欲しい。 
・商圏は、西および南から5km~7kmを想定している。 
・(住民から)建物の位置がなぜこんなにミレナ側に寄っているのか?
→東側にあると実籾高校から200mの範囲内になってしまい風営法条例の対象となってしまうので、ミレナ側に寄せるように
行政から指導があったため。 
・風営法については解釈しない。 
・(住民から)法令に適合している、していないという話には関心がない。
とにかく来てほしくない。不安で仕方がない。あんなところに出店するのはやめてください。 
・(住民から)習志野市は「文教都市宣言」をしていることはご存じでしょうか?そのような宣言は知らない。
3月22日 習志野議会にて風営法廃止反対の修正提案が否決されました。http://bootsman.exblog.jp/19714891/
3月28日 たからばこさんへの応報での説明(アポなし)
3月30日 ミレナ総会後、ミレナ管理組合、新理事長へマルハンより挨拶、前回説明会での疑義への回答書受け渡し要請
(受け取りを拒否しミレナ各戸への個別配布を要請|アポなし)
4月中旬~ ミレナ二回目説明会日程を調整中(ミレナ理事会)

※かつて競艇の場外舟券売場設置をめぐり反対運動、住民投票条例、訴訟がおこりました。
 パチンコ店建設については、法律及び千葉県条例の規制対象にはならないかも知れませんがが、住宅地の真ん中にこ
 のような施設を作ることにより様々な弊害が起こるのは明らかです。陳情や署名活動も行っています。
「屋敷パチンコ店出店問題連絡会」の下記ブログを見て賛同される方は協力をしましょう。
 http://yashikipatinko.jimdo.com/



習志野土地疑惑等(チラシ)

2013年04月20日 | 市情報
立崎市議のチラシに掲載されていたので転記します。

※習志野市民フォーラム及び当ブログは特定の政党・議員を支援、支持するものではありません。
 従って立崎誠一市議も支援するものではありませんが、習志野市の過去・現在の疑惑・問題点等をピックアップして
 いるため情報提供として掲載します。チラシは立崎氏一流の書き方ではありますが、内容についての是非・真偽等に
 ついては読まれた方自身で判断願います。

八千代氏市長選挙(八千代市長リコールの会よりの投稿)

2013年04月16日 | 投稿
「市長リコールを実現する市民の会」から習志野市民フォーラムに投稿がありましたので掲載します。
八千代市では市長リコール運動が盛り上がっていましたが、急遽豊田市長は自民党公認の元参院選に出馬することとなり
4月30日に市長辞職が決まりました。これに対し、リコール運動等の市民派は秋葉氏を市長候補とすることに決まりました。
豊田現市政にNOを突き付け、市民派が一丸となって統一候補の擁立に成功しました。
習志野市においても前市長荒木勇とそれを引き継いだ宮本泰介体制が続いていますが2年後の市長選において何としても
転換させるべきと考えます。又同時期に行われる市議選においても多くの市民派市議の当選が必要です。
今回の八千代市長選における市民グループと秋葉氏のたたかいに注目・支援し、2年後の習志野市長・市議選の糧としましょう。
以下、投稿文より転記します。
こんにちは。
千葉県八千代市で無駄なハコモノ計画に邁進し、子どもを守る政策をないがしろにしてきた豊田八千代市長をリコールする
活動を実施してきましたが、豊田市長が参院選出馬を宣言し辞職する事となり、5/26に市長選挙が行われる事となりました。
市長リコール活動は市長の辞職に伴い「市民が主役の市政を実現する会」に継承し、秋葉就一市長誕生を目指す事になりました。
秋葉さんと政策協定を結び、支援していきます。政策協定は、「ハコモノ市政ストップ、財政再建実現、市民が主役の暮らし・
福祉最優先の市政実現」を目指す内容となっています。
政策協定にありますが、子ども医療費の中学卒業まで無料化や国保料引下げ、学級費廃止、学校の老朽化・耐震化対策、放射能対策
などを掲げており、まさに子供の未来を守るために必要な政策を目指してくれます。
秋葉市長が誕生すれば、この「市民が主役の市政を実現する会」が引き続き、秋葉市長の公約実現に向けたサポートを行う事も認識を
合わせており、この基本政策に則った形で市政に市民の声を反映していける事になる予定です。
本当にこれだけ市民に身近な市長が誕生すれば、八千代市を根本から変える事が出来ると思います。
秋葉さんは無所属で、応援・サポートは市民のみです。是非市民みんなで支援していければと思っています。
是非全国のみなさまも含めて応援お願い出来ればと思います。
よろしくお願い致します。
以下集いが予定されています。参加は市民に限りません。市民中心に多くのみなさまの参加をお願い致します!!
◆秋葉就一さんと市政を語る集い◆
■日時 4月28日(日)PM2:00~PM4:00
■会場 八千代市総合生涯学習プラザ 2 階(多目的ホール)問合せ先:三田 090-6473-3172
八千代市ゆりのき台3-7-3 八千代中央駅から徒歩5分
■参加費:無料
■講演 「今、八千代市政に求められているもの」
■講師 秋葉就一(八千代市議会議員)
■主催 市民が主役の市政を実現する会、
■後援 情報公開と市民の会
<問い合わせ先>
「市民が主役の市政を実現する会」代表 曽我正男 携帯 090-2145-6602 事務局長 三田登 携帯 090-6473-3172
Mail yachiyorecall@yahoo.co.jp
基本政策協定(秋葉就一さんと市民が主役の会で締結)
https://docs.google.com/file/d/0B4j9wB0sy4yiUWk4NFNTNWJRdjg/edit?usp=sharing
市民が主役の市政を実現する会・会報
https://docs.google.com/file/d/0B4j9wB0sy4yieXRRbU0yVEc0SnM/edit?usp=sharing


ボートピア習志野反対運動の経緯⑤(市民連絡会準備会)

2013年04月14日 | ボートピア習志野反対運動
2004年8月24日「反対の会」の牛野代表や市議など12人は国交省に対して「計画の不許可」を求めて要請した。
参加者は市民7人、市議会議員・・・日本共産党(馬場、谷岡、入沢)、新社会党(宮内)、水と緑の党(中村容子)
対応した国交省(海事局総務課三浦補佐他2名)は、予定地の茜浜には人が住んでいなく、自治会もないため
「地元の同意」は不要との見解を述べた。
(独自の動き)
一方、元市議の木村しずこは大久保地区を中心に「文教都市にギャンブルはいらない市民の会」を結成。
又、建設予定地に最も近い香澄6丁目の住民は「やめさせる会」の別働隊として「6丁目巨大ギャンブル場をやめさせる会」
を結成し独自の会合をもった。
前回の市議選で落選した木村は、元々は「やめさせる会」に係わっていたが地元の足固めを始めたとも思われた。
「反対の会」も10月9日谷津・大久保、10月15日京成労働会館、10月23日実穀、東習志野で住民との集いを予定した。
「やめさせる会」も集会やデモ行進の準備を始めた。
又一方では会を問わず、「市長リコール」の声も高まってきた。
又習志野市職員組合も反対の表明をした。

(「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」準備会)
「反対の会」は牛野くみこを代表に「やめさせる会」は代表はいなかったが伊波尚義を代表に置き、連絡会は「三番瀬」
運動に長くかかわっている「千葉の干潟を守る会」代表の大浜清わ会長候補に統合への調整が始まった。
<呼び掛け文>
「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」準備会
皆さまご存知のように、8月31日に荒木市長は記者会見をおこない、新習志野駅前の場外船券売り場建設に同意を表明し、
9月1日付「広報習志野」臨時号に発表しました。このことは、多くの市民を驚かせ、かつはげしい怒りを引き起こしました。
それは1年中全国でおこなわれるモーターボートレースの船券を発売する大ギャンブルセンター計画だったからです。
(株)テックエステートが習志野市に場外船券売り場(ボートピア)誘致について同意要請をおこなってから半年、市長は秋津・
香澄住民さえ「地元ではない」とするなど、市民への説明を徹底的に怠り、千葉工業大学の反対申し入れをも「考えが違う」と
一顧だにせず、その姿勢は、”これが文教住宅都市憲章を持つ習志野市の市長か”と思わせるほどのものでした。
ボートピアの実態を知れば知るほど、市民の間には「ギャンブル都市」化への反対と危惧の声が広がっています。9月5日に
秋津で開かれた「ボートピア建設反対市民集会」には、市内全域から200人の参加者があり、”これからでも遅くない。
全市民の声でこのようなギャンブル施設建設をなんとしても阻止しよう”と、全員が意思を固めました。
 このなかでは、”市民みんなにわかってもらいたい”、”これまでいくつかに分かれて進められてきたボートピア建設反対の
運動を統一して進めてほしい”という意見がたくさんの方から出されました。
 こうした市民の声をうけ、これまで署名活動などをすすめてきた「反対の会」と「やめさせる会」は急遽協議し、「場外船券
売り場をつくらせない習志野市民連絡会」を結成して市内のたくさんの団体・個人が参加いただくようにしたらどうかと、皆さん
によびかけることにしました。
この連絡会は、ボートピアの建設を阻止するために、それぞれのグループの自主性を生かしながら、全市に運動を行きわたらせ
るよう、皆さんのお知恵を集めて、「ポスター、ステッカーの張り出し」「市内全駅頭での宣伝」「リレートーク」「市内全域で
の小集会」「住民投票条例の制定」などをおこない、さらにもし強行にいたる場合は、「行政不服審査請求」「全市民集会」
「市長リコール運動」などの活動をすすめたいと考えております。
 私たちは、「文教住宅都市憲章」は、習志野市民と習志野市が結んだ誇り高い憲法だと思います。習志野市の環境は、それがど
こであれ、市民みんなの環境であり、みんなで守るべき財産であると思います。「ギャンブル都市」化によってこれを汚すことは
許せない。それは市民皆さんの心からの声ではないかと思います。
 ぜひこの運動の趣旨はご賛同いただき、「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」にご参加下さいますよう、お願い
申し上げます。この連絡会は、ボートピアの建設を阻止するために、それぞれのグループの自主性を生かしながら、全市に運動を
行きわたらせるよう、皆さん
のお知恵を集めて、「ポスター、ステッカーの張り出し」「市内全駅頭での宣伝」「リレートーク」「市内全域での小集会」
「住民投票条例の制定」などをおこない、さらにもし強行にいたる場合は、「行政不服審査請求」「全市民集会」「市長リコール
運動」などの活動をすすめたいと考えております。
 私たちは、「文教住宅都市憲章」は、習志野市民と習志野市が結んだ誇り高い憲法だと思います。習志野市の環境は、それがど
こであれ、市民みんなの
環境であり、みんなで守るべき財産であると思います。「ギャンブル都市」化によってこれを汚すことは許せない。それは市民皆
さんの心からの声ではないかと思います。
 ぜひこの運動の趣旨はご賛同いただき、「場外船券売り場をつくらせない習志野市民連絡会」にご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

(やめさせる会の混乱)
「やめさせる会」は伊波尚義を会長として、10月1日には連絡会結成準備担当として竹川(袖ヶ浦)、川辺(香澄)を選出した。
その一方で「やめさせる会」は「反対の会」と比べて組織としての機能がなく、会議も中々方針が出ず一向に前に進まない苛立ちもあった。
「やめさせる会」は地元の住民を主体とした会であり、縛られずに様々なアイデアやゲリラ的な動きもするなどする反面、統合へ
向けある程度の組織固めをする必要が考えられた。
10月7日会合が持たれ改めて伊波尚義を会長として議長、事務局、書記、会計、地区担当を割り振る人選が行われた。
当面の方針として、情宣、署名、住民投票条例、不服審査請求、市民集会、リコールの検討などが挙げられた。
当日伊波は参加できなかったため後日報告とした。
香澄県営住宅自治会長だった山本は個人の事情と言うことで運動を一時停止していたが袖ヶ浦に移転した。
議案や人事はスムーズに決まったが、伊波に報告した段階で、伊波やその場では同意していた数人が反発した。
理由の一つは、このように組織化されたのでは自由に動けないということであった。
10月11日の会合で伊波は活動に一区切りしたいとの表明。
10月13日の会合では伊波を再度慰留したが、辞任の意思は固く竹川を会長として19日に役割の見直しを行い10月23日改めて
全体会合を開き新体制をスタートさせた。この間の問題は「やめさせる会」内部の路線の対立とも取られられ、連絡会の結成段階や
市長リコール問題を巡り、離反する部分も出た。
伊波も木村同様元市議で前回市議選で落選していた。
伊波、木村共にその後市議に当選復帰したが伊波は任期中に脳溢血で死去した。
その後「やめさせる会」は会合の拠点を「秋津集会場」から「秋津小学校コミニティ」に移していくことになった。

※文中敬称略・肩書き等は当時のもの
次回は市民連絡会結成集会と各会の運動




-谷津の海 いのちとくらし-(谷津干潟20周年)

2013年04月10日 | フォーラムだより
谷津干潟はラムサール条約登録20周年を迎えます。6月1日(土)2日(日)8日(土)9日(日)と記念行事が開かれます。
それに先立ち、「習志野市民フォーラムだより」5号の記事より投稿記事を転記します。

ラムサール条約登録プレ20周年記念映像
-谷津の海 いのちとくらし-
                                       谷津干潟自然観察センター   K
今年は、谷津干潟がラムサール条約に登録されて20年という節目の年となり、様々な催しを予定しておりますが、すでに昨年から
プレ20周年企画として行ったことがいくつかあります。その中でも、特に話題となったのが谷津干潟の日に上映した「谷津の海 いのちとくらし」
という映像です。ことのきっかけは、プレ20周年となる昨年の「谷津干潟の日」に、ふさわしい企画は何かを考えていく中で、「埋立て前の谷津
地域の歴史」をまとめた映像を制作し、改めて谷津干潟について考えていただくきっかけにしてはどうか」というアイデアでした。そして谷津干潟
の日実行委員会の中に「20記念映像制作委員会」を立ち上げ、谷津干潟の日実行委員有志による制作が始まりました。                 
 制作メンバーは、監督は観察センターボランティアとして活動されているM.Sさん、脚本はご実家が谷津で造船業を営んでおられ、そこで建造して
いた「だるま船」をテーマにした小説を書かれたI.Mさん、資料収集は、やはりご実家が造船業を営んでおられたK.Mさんと青年会議所などで活動して
おられる若手のT.Aさん、撮影・編集は20年以上前から谷津干潟の自然や観察センターのイベントをビデオにまとめてこられた紅一点のS.Kさん、
そして監修・進行は観察センター職員という陣容。とはいっても撮影・編集担当のS.Kさんを除いては全員が映像制作未経験者。しかし、このバラエ
ティーに富んだメンバーがおのおの力を発揮し、製作期間4カ月という限られた時間の中で、素晴しい作品を生み出すことになりました。
 構成は、大正から昭和40年代にかけて、時代とともに変化する谷津の海と人のかかわりを写真とインタビューで表現することにし、具体的なシナリオ
を作成しました。ここで力を発揮されたのが脚本担当のI.Mさんで、2,3日で見事なシナリオを作っていただき、その後の進行がスムーズにいきました。
また、これと同時にK.Mさんを中心に全員で着手したのが資料・情報収集。収集先は、習志野市の教育委員会、広報課や図書館、商工会議所、市内小学校、
千葉県文書館、浦安市郷土博物館、京成電鉄、ららぽーとマネジメントなどの公的機関や企業、そして古から谷津から鷺沼で暮らしてこられた方々です。
とりわけ興味深かったのが谷津の古老のインタビューとご提供いただいた写真や文献でした。
ここで印象に残ったお話をいくつかご紹介しましょう。
・大正末期に無くなったといわれている谷津の「塩田」ですが、第二次世界大戦直後に一時、復活していていた。
・現在の谷津3丁目あたりは昭和5年に別荘地として分譲され、東京から多くの人が避暑にやってきたとのことで、谷津駅北口には当時の京成電鉄社長
の別荘もあったそうで、半農半漁の集落と異なる一面もあった。
・かつて浦安から稲毛の海辺には、いくつもの造船所があり、主に漁業に使うべカ舟などを造っていましたが、「だるま船」という木造の大型運搬船
を建造していたのは、谷津の造船所だけであった。
・ご存知の方も多いと思いますが、大正から昭和にかけて、鷺沼には干潟を滑走路に利用していた「伊藤飛行機製作所」があり、日本の民間航空の
最先端の地でした。その収入源として、デモフライトによる興業収入や商品名入りのバナーを飛行機で引張って宣伝をして得る広告媒体収入もあった
そうで、ビジネスモデルとしても先端をいっていた。このように多くの方の取材を通じ、今まであまり知られていなかったことを掘り起こせたことも
大きな収穫でした。
・さて、こうして集めた数百点にのぼる写真、長時間に及ぶインタビュー映像やロケ映像を20分の映像にまとめる編集作業を行いました。この編集作業は
監督のM.Sさんがシナリオに沿って映像や写真を選び、撮影・編集担当のS.Kさんの編集ソフトで、映像をつなぎ、音・テロップを入れ仕上げます。
これが想像以上に大変な作業で、編集ソフトを扱えるS.Kさんには大変なご苦労をおかけしました。粗編集が終わった映像をメンバー全員で何度も
チェックし、関係者の思いのつまった「谷津の海 いのちとくらし」は、谷津干潟の日、直前の6月2日に完成しました。
 そして昨年の6月9日、10日の「谷津干潟の日」に上映いたしましたが、10日にはインタビューに応じていただいた方をお招きし、トークショーも
併せて行いました。ご覧いただいた方から「谷津の海、谷津遊園で遊んだ幼少期を思い出し感動した。」、「今の谷津干潟しか知らない自分たちは、
今昔の違いに驚かされた。」、「干潟と人のかかわりが時代とともに変わってゆく様が良く分かる映像だ。」、「今をおいて作れない映像だと思う。」
など、多くの感想をいただきました。その後、10月に観察センターで開かれたラムサール条約登録湿地関係市町村会議でも上映いたしましたが、
沖縄県那覇市や石川県加賀市担当者からは、「自分の所でもこのような映像を作りたい」といった感想やコーディネーターを務められたH大学教授
からは「干潟を生活の場としていた人々の生の声を記録していくことは、保全を考えるうえで大きな意味がある。」等、高い評価をいただきました。
 この映像制作を通して個人として感じたことは、「時代が経つにつれて、海と人の関係が希薄になってきた」ということです。大正から昭和30年代
にかけては、海苔養殖、貝採り、造船と干潟を生活の場としていました。そして戦後の高度成長期には、海浜レジャーランド「谷津遊園」に依存して
発展してきました。つまり干潟が直接または間接的に人々の暮らしに深くかかわっていましたが、埋立てで海岸線が沖に遠のいていくとともに、
人と谷津干潟の距離もひらいたように感じます。
 都市に残された貴重な自然である谷津干潟は、今年、ラムサール条約に登録されて20周年を迎えます。これを機により多くの方に谷津干潟に関心
をもっていただき、その保全について皆で考えてもらえるよう、様々な取り組みを行ってまいりますので、皆さまのご協力をお願いいたします。
●「谷津の海 いのちとくらし」は、毎月第2、第4日曜日の午前11時より、谷津干潟自然観察センターのレクチャールームで上映していますので、
ぜひ、ご覧ください。
                    
(貝採り)
※「習志野市民フォーラムだより」ご希望の方はご連絡ください。バックナンバーもあります。
narashinosf@yahoo.co.jp

市民フォーラム例会のお知らせ(第45回)

2013年04月03日 | 市民フォーラム例会
日時 2013年4月7日(日) 午後1時          
場所 袖ヶ浦団地自治会館(047-453―-6560)
習志野市袖ヶ浦2-4-10
会費 500円
司会、記録は恒例によります
一 報告事項など
1 前回議事録の確認  
2 情報交換(3月議会、公共施設再生計画、八千代市リコール問題、その他)
二 議題
1 DVD[核の再処理ビギナー講座]上映(35分)
2 袖ヶ浦地区の住まいづくりについて
3 「アベノミクス」について
4 県の津波対策(東京湾沿岸)の取り組みについて
5 映画上映運動などについて
5 出前講座(習志野市の長期計画について)について
6 その他  次回予定など
《事務局より》
安倍新政権が発足し、アベノミクスが経済復興の切り札として報道されています。13兆の大型補正予算、[国土強靭化法]、
TPPへの参加が財界、各経済団体の支持を受け、既定路線だとばかりに推進されています。円安も株価のアップもマスコミ
は歓迎です。果たして明るい展望が開かれるのでしょうか。すでに食品価格の上昇、消費税の引き上げなどによる格差の拡大
も懸念されています。衆議院選挙の1票格差で、違憲判決も出ました。原発は収束だ、辺野古の沖縄基地も、集団自衛権も、
憲法改正も国民不在のまま進められています。
こんなことでよいのでしょうか。           T 

※参加は自由です
 前回は時間的にDVDの上映ができませんでしたので今回は冒頭に上映を行います。
 [核の再処理ビギナー講座]