方違え（かたたがえ）

大阪の友人が旅の無事を祈願してお守りと餞別の和菓子を送ってくれた。このお守りは方角の厄除けで有名な方違（ほうちがい）神社のお守りだ。お祓いまでしてくれたようで、お心遣いに感謝。稀にヒドイ方向音痴になるので助かります。また、餞別の菓子を「煎餅２枚か？」などと下らん予想、大変失礼しました。源吉兆庵の見事な季節和菓子、渋めのお茶と共に美味しく頂戴しております。

【うんちく】
方違神社の「方違(え)」とは平安時代から行われている古い風習で、陰陽道の説に習い目的地が禁忌の方向に当たる場合、前夜に別の方角に行って泊まり、方角を変えてから出発する行為を指す。方違神社は摂津国と河内国、和泉国の3つの国堺に位置し、それぞれの国から見ると東西南北を相殺することからこの地には方角が無いと考えられ、旅に出るときや家を建てるときにお参りし、方角を消すことで悪い方角もなくなると考えられているそうな。