Naomi's Letter

ソプラノ・佐竹由美のブログです。
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日本を想う

2009-03-17 | Weblog
外国で暮らしていると、普段生活していた日本での当り前のことが、とても懐かしく思ったり、また日本人の良さを改めて認識したりします。
まあ、食べ物のことは頻繁に出てくる話題だと思うのですが、今一番外出していて思うのは、「トイレ」。日本では公共のトイレもとても綺麗ですし、使う側もマナーを持って綺麗に使いますよね。変な話ですが、もし自分が汚したとしても、きちんと掃除して出てきたりしませんか?イタリアにいた時も、その使い方の汚さにはびっくりしたのですが、やはりこちらもあまりトイレの使い方が綺麗とは言えません。正直、「どーしてこんなに汚せるの?」と思うことも。
日本では「女の子はお手洗いのお掃除が大事」ってよく言われますが、これって日本の昔から受け継がれている素晴らしい教育かなぁ…なんて、こちらでトイレに行く度に思うのです。これからも大事にしてほしい文化だなぁ…。
「ゴミ」も同じ。道端によくゴミが落ちているのには最初びっくりしました。ヨーロッパもゴミに関しては厳しかったりしますが、こちらのテレビでeco特集としてよく日本のことがお手本のように取り上げられて放送されています。誇りに思って良いことだと思います。
逆に「この国ならでは!」と思うことも。とにかく良く声をかけられます。お買い物しても「良い1日を!」「楽しい週末を!」「ありがとう、気をつけて!」等々。まぁ、日本の「ありがとうございました!」みたいな常用語なのでしょうか。列に並んでいても普通に話しかけられますが、自然でなんとなくHappyな気分になり、嫌な感じがしません。この間などはバスに乗っていたら、信号待ちで突然運転手がこちらを見て、「今日は火曜日だったよね?」あまりに突然だったので思わず「キョトン!」としてしまいましたが、周りに乗っていた人も私が答えないものだから「そうそう!」と笑いながら答えてくれておりました。降りるときは「さよなら、マダム」の言葉付き。(笑)いつぞやの雪の日も、ある建物の女性警備員が「雪が凍って落ちてくるので気をつけてください!」と注意してくれたのですが、その話し方がその仕事が天職!と思っているような、妙に耳に心地よい喋りのリズム。合唱を聞いても、その作り方はとにかくaggressiveです。逆に「じっと待つ」…という作業は苦手かも。(笑)
まあ、すべてを知っている訳ではないですし「光があれば必ず闇はある」のが世の常。滞在中に、色々感じて帰りたいと思います。

さて、昨日はなんと!メトロポリタン歌劇場125周年記念ガラコンサートを見て聴いてきました!本当に素晴らしい公演でした!次回ご報告いたします!

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