正直者

以前　認知婆さんに　正直に　「おかしいから病院へ行きましょう」と言ってから、婆さんにとって私は要警戒の人間になっていました。婆さんがこの頃相談者に選んだひとから、「そんなこと正直に言ってはだめなのよ、言い方を考えなくちゃ」と言われたりして、その頃私には認知症の知識がなかったし「私は身内でもないし、何の義理もないのに・・・」と　少しイヤな気分になっていました。

認知なんて誰でもかかるただの老化現象じゃないのかなと、正直者は思っています。
患者さんをばかにしている訳ではありません、一緒に遊んだり、自分なりに相手もしているつもりです、でも自分の態度を批判されながら、つきあっていくのはかなりオックウです、私はヘルパーでも何でもないただの近所のひとなのだから。
　この頃このモヤモヤが　心に　くすぶっていて　すっきりしませんでした、他人ごとなのに。