やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

人間の基本 曽野綾子 新潮新書

2012年07月31日 18時39分31秒 | 
人生はうまくいかなくて当たり前とか、他人は自分を理解してくれないという覚悟のもとに生きていけとか、教養とはその人間の肝の据わり方、人には裏表があって当然とか、経験に裏打ちされた潔い言葉が心に入ります。視力が弱くても、足が悪くても、どんどん海外の途上国の視察に出掛けていたその行動力にも敬服。

 いつも夫に乗せられていく膝の病院、自分も少し自立しようと、バス バス 地下鉄 と乗り継いで行ってきました、お昼のおにぎりとお茶持参で。
待たせていると思うと、何だか悪いような気がして落ち着かないけれど、ひとりだと思うと、気が楽、地下鉄は階段が多いけれど、リハビリになるような感じもしたりして。
結局ひとはひとりで生きて行くのが基本、案外どこに行ってもひとりで歩いているひとが多い。
帰りのバスは夏休みのあんちゃんたちが空いた優先席に「座っていいのか」「お前高齢者か」とかふざけて言っていたので、すかさず「高齢者座りまあす」と言って座った。
高齢者って案外ずるい生き方してるのかなぁ、曽野さんは無料の場合でもお金を出し、優先席にも座らないようにしているようで。