雪の果

　「雪の果」という三月の季語があると、広報の三月号の裏表紙に載っていました。
　こちらでは、四月の入学式に吹雪になったり、五月の連休に雪が飛んだり、雪の果は初夏だったりして?。
　それでも「地の果」と同じように、「雪の果」という言葉があるなんて、いいなと思いました。

りすん 諏訪哲史 講談社

「アサッテ」実践編!　だそうで、「しぇけなべいべな」「しぇけなべいべ」と始まるお話に一瞬戸惑ったけれど、これは「シギナベイビィ」のことだと、「アサッテ」感覚には案外不自由しないのでクリア。会話形式で、ふざけているようでも、小説というものへの実験的で奥深い問題も抱えているらしい。物語としては「ぽんぱ!」でした?。