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13年2月吉野直子(ハープ) 吉井瑞穂(オーボエ)

2013-02-19 06:35:23 | 室内楽 水戸管弦楽案 過去の演奏会記録

2月2日 吉野直子(ハープ) 吉井瑞穂(オーボエ)

2013-02-03 | 水戸室内 ・サイトウキネン
2月2日                JTホール・14-15・3,000円

 私の好きな吉野さんを目当てに・・今も綺麗です、容姿が(笑い)、ハープから奏でる音色も綺麗ですね、
吉井さんは前回マーラーチェンバーで聴いてます、音色が明るく感じました

 全て初めて耳にする曲でした、・・中々音楽に入り込めない私でした・・曲が小品・短いので、良い旋律が・・と・・と、もう終わりで・・物足らないと感じますね
このような曲は、二度繰り返し演奏をする、工夫もあってもよいのでは?・・
 ソロハープと細川氏の曲で強く想いますね・・今一度聴きたい・・

 最後の曲は、聴き応え十分でした、リズム感良し、両者の掛け合いも面白いです
ホールが狭い、残響が無い分、オーボエの音が大きく、渋みが無く、高・中音が最後列に近い席でも、良く聴こえますね、吉井さんのオーボエの音色は曲想にもよるのでしょうが・・音に骨格が太く、ドスンと来ますね、マーラーチェンバーでの来日が待たれます

吉野直子(ハープ)10年12月感想 吉井瑞穂(オーボエ)
 吉井瑞穂さんとの出会いは、2003年夏のスイス・ルツェルン音楽祭。アバドさんのもと、ルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーとして、たびたび同じ舞台で演奏してきましたが、今回JTアートホール アフィニスで初めてデュオの共演が実現することになりました。2人でわいわいと楽しくアイディアを出し合いながら完成したプログラムは、本当に変化に富んだものになりました。ステージ上でもお互いの会話を楽しむようなコンサートにできれば、と思っています。 ・吉野直子

プログラム
C.P.E.バッハ:ソナタト短調H542-5
W.A.モーツァルト : ソナタ ヘ長調 K.13
H,ホリガー:ヨハネ福音書・・ハープソロ
G.ラファエル : オーボエとハープのためのソナチネ Op.65-2
・・・・・・・・・・休憩15分・・・・・・・
細川俊夫 : 弧のうた 〜オーボエとハープのための〜
B.アンドレス : アルグ〜藻草:オーボエとハープのための7つの小品〜
A.ジョリヴェ : オーボエとハープのためのコントロヴェルシア ほか
吉野直子 吉井瑞穂

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今後の予定
注目は、笛田さんですね・・・イタリアから帰国で歌唱、声質の変化は・・
リッカルド:笛田博昭
藤原歌劇団公演 歌劇「仮面舞踏会」
日時 2月10日(日) 15:00開演(14:00開場)
演目 ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(全3幕・字幕付原語(イタリア語)上演)
指揮 柴田真郁
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ローザンヌ・バレエ、日本人5人が決選進出(読売新聞) - goo ニュースローザンヌ国際バレエ、山本さん3位 石川の高2
朝日新聞デジタル 2月3日(日)2時50分配信
スイス西部ローザンヌのボーリュー劇場で2日夕、決勝の演技を披露する山本雅也さん=前川浩之撮影
 【ローザンヌ=前川浩之】熊川哲也さんや吉田都さんらを輩出した第41回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が2日、スイス西部の当地で開かれ、石川県能美市在住で小松市立高校2年の山本雅也さん(18)=横倉明子バレエスクール=が3位に入った。
 山本さんは「信じられない気持ち。緊張もせず、自分の納得できる踊りができた。家族にありがとうと言いたい」と話した。

 同コンクールは15~18歳だけが参加でき、「将来性」を審査するため、若手ダンサーの登竜門とされる。本選には23カ国から75人が参加し、決勝には20人が進んだ。上位8人には世界の有名バレエ団やバレエ学校へ1年間、無料で入団が認められ、生活支援金として1万6千スイスフラン(約160万円)が支給される。
拝読、拝見している、ブログ・HP・です・・敬称略  

水戸芸術館ATM速報2013年5月29日発 -----------------

訃報

水戸芸術館の専属楽団・水戸室内管弦楽団の楽団員である
ヴァイオリニスト、潮田益子(うしおだ・ますこ)経歴さんが、
5月28日午前6時15分(米国東部時間)、米国マサチューセッツ州
ケンブリッジ(ボストン近郊)にて、白血病のため永眠しました。
享年71歳。故人の希望により葬儀は行いません。

潮田さんは1942年4月4日旧満州の生まれ。桐朋学園に学び、
1966年チャイコフスキー国際コンクール第2位。日本を代表する
ヴァイオリニストとして世界を舞台に演奏し、水戸室内管弦楽団、
サイトウ・キネン・オーケストラの中核メンバーとしても活躍
しました。また、ボストンのニューイングランド音楽院教授として
多くの後進を育てるなど教育活動にも力を注ぎました。
夫はチェロ奏者で元ニューイングランド音楽院学長のローレンス・
レッサー氏。

水戸室内管弦楽団では、当初から楽団員の中核として、
オーケストラ全体を牽引し、吉田秀和、小澤征爾新旧館長とも、
楽団にとって不可欠の存在として、大きな信頼を寄せていました。
また、潮田さんは、若手メンバーの育成にも力を注ぎました。
第53回定期演奏会(2003年)では、小澤征爾の指揮で、
「モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 K.219 "トルコ風"」の
独奏者を務めました(その演奏はCD [ソニークラシカルより発売]
に収められています)。
また、2011年11月には、東日本大震災で被災した水戸、茨城の
方々に「私が何か皆様のお役に立つことができるとしたら、
ヴァイオリンを弾くことしかありません。」と語り、
水戸芸術館でのチャリティ・コンサートに出演しました。

昨年11月に白血病を発症、苦しい闘病生活を続ける中で、
本年10月の水戸室内管弦楽団の定期演奏会には復帰したいと
話していました。最後まで家族と共に楽しい時間を過ごし、
好きな料理などにも興じていたそうです。

故人の冥福をお祈りし、ここに謹んでお知らせいたします。

水戸芸術館 音楽部門

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2012年5月24日24日 細川俊夫・作曲・星のない夜 ─ 四季へのレクイム他・N響・藤村実穂子

2012-05-19 05:51:38 | 室内楽 水戸管弦楽案 過去の演奏会記録

24日 細川俊夫・作曲・星のない夜 ─ 四季へのレクイム他・N響・藤村実穂子

2012-05-27 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
2012年5月24日[木]19:00 コンサートホール    1F/11-9・3,000円

指揮:準・メルクル[2、4]
笙:宮田まゆみ[1、3]
ソプラノ:半田美和子[4]メゾソプラノ:藤村実穂子[4]
東京音楽大学合唱団[4]NHK交響楽団[2、4]

細川俊夫・作曲の世界は和洋の音方と宗教・仏教思想の融合と感じますが

笙:宮田まゆみ談話

[1、3]・・瞑想音楽と感じ・・想い巡る映像は闇黒の世界にはるか彼方にうっすらと光が輝き遠のき・・光を追うと・・何時しか消えかかり・・
音のフレーズにあわせ、長く呼吸を吐き・・長く丹田奥深くすいこみ・・また長く吐く感じが・・一緒に呼吸を繰り返してました・・音色が新鮮ですね・・増幅音量でしたが  違和感・異質感は感じませんね・・

笙:宮田まゆみ・・何十年前松本・サイトウキネンで聴いてます・・つい最近の様な記憶が・・

聴きに行った目的は藤村さんの歌唱を・・音方から、叫び、苦悩、祈りを感じさせ  歌唱からも、劇性が伝わります、

09年班女で好演された半田さん感想も高音域から素晴らしい内省を歌い上げていました・・両者の・アリアと、
 オーケストレイションが素晴らしい・・作曲者の意図、魂が伝わる様でした・・
指揮、N響も聞いていて、作曲者、指揮者、オケと音楽への具現化、表現に長けていたと感じます

 笙のソロ2曲とオケを伴った音楽構成が、繋がって一つの世界観を提示していたと感じました・・

細川俊夫:
経歴

[1]光に満ちた息のように ─ 笙のための(2002)
[2]夢を織る ─ オーケストラのための(2010)[日本初演]
[3]さくら ─ オットー・トーメック博士の80歳の誕生日に ─ 笙のための(2008)
[4]星のない夜 ─ 四季へのレクイエム ─
ソプラノ、メゾソプラノ、2人の語り手、
 混声合唱とオーケストラのための(2010)[日本初演
6月 24日 (日), 18:00 ~ 18:50

説明【解説】猿谷紀郎
【演奏】(ソプラノ)半田美和子(メゾソプラノ)藤村実穂子
    (合唱)東京音楽大学合唱団(管弦楽)​NHK交響楽団(指揮)準・メルクル
【収録】2012年5月24日 東京オペラシティ・コンサートホール
【曲目】細川俊夫作曲:
      星のない夜 四季へのレクイエム ソプラノ、メゾソプラノ、 
      2人の語り手、混声合唱とオーケストラのための(全9曲)
      1.冬に            ゲオルク・トラークル作詞
      2.間奏曲1                      
      3.ドレスデンの墓標                  
      ※1945年ドレスデン空爆被災者の証言を合唱団員が朗読
      4.春に            ゲオルク・トラークル作詞
      5.夏             ゲオルク・トラークル作詞
      6.間奏曲2                      
      7.広島の墓標         増西正雄・作詞
          ※原爆被爆体験の詩集から               
      8.天使の歌          ゲルショム・ショーレム作詞
      9.きよめられた秋       ゲオルク・トラークル作詞

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軽井沢大賀ホール芸術監督就任記念公演開催が決定しました。
update:2012年04月01日
 ダニエル・ハーディング軽井沢大賀ホール芸術監督就任記念公演の開催が決定いたしました。7月1日(日)15:30開場 16:00開演
ダニエル・ハーディング軽井沢大賀ホール芸術監督就任記念

 

14日「修道院での結婚」プロコフィエフ作曲・東京オペラ・プロデュース

2012-01-28 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
                      新国立 中劇場 2F3-38・6,000円
東京オペラ・プロデュース
第89回定期公演 「修道院での結婚」日本初演 
S.プロコフィエフ日本滞在日記作曲資料館HP ロシア語上演 字幕付

2012年1月14日(土) 新国立劇場中劇場    
指揮:飯坂純 演出:八木清市
追っかけ中・・大隅さんを・・・聴きに行きました

プロコフィエフの独特な旋律が、金管の響、打楽器群の殴打・・大太鼓と歌手の掛け合いとか・・闇美な弦の響、木管の陰鬱な響が・・
筋書きも皮肉、体制への皮肉、宗教への・・酒盛りする、聖職者とか・・風刺が効いてます
 1,2幕はバレエと音楽との対話的な曲想の中・・貴族の父・ドン・ジェローム・石川誠二で、娘ルイーザ・大隅智佳子を財産目当てに結婚を目論む相手・メンドーザ・佐藤泰弘・・父の思いとは違い、娘が慕うアントニオ・羽山晃生へ・・・

休憩後の3,4幕が好い音楽と劇の流れが良く、歌唱では大隅智佳子さんが断トツですね、対する男性では、バス、バリトン、テノールと存在感が高い演技、歌唱が・・



15日キャストの方
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25日ソプラノ・大隅 智佳子・モーツァルト・レクイエム,合唱アンサンブル・エテルナ

2011-11-26 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
♪アンサンブル・エテルナ 第20回定期演奏会      2列・中央 2,000円自由席 
ソプラノ 大隅 智佳子
アルト 山下 牧子サロメに
最近新国立で観てます
テノール 布施 雅也
バス 原田 圭・ブログ
オルガン 能登 伊津子
合唱 アンサンブル・エテルナ
管弦楽 アンサンブル・エテルナ・オーケストラ・
・モーツァルト・レクイエムの為の特別編成で・・・これまた良い演奏が、コンミス蜷川さん始め、弦奏が上手いし、木管奏者も上手い

2011年11月25日(金)
 19:00開演会場:カトリック目黒教会(聖アンセルモ教会)

Tomás Luis de Victoria「Responsories for Tenabræ」
 ヴィクトリア「聖週間の答唱集」より
30分程の合唱曲でした・・初めて聴きました、教会で聴く歌声はいやされますね
女声11名男声7名・・ハモッテました・・昔乙女、青年が多い様ですが失礼・・
皆さん表現者ですね・・素敵な団体と想います・・・

Wolfgang Amadeus Mozart「Requiem」
モーツァルト「レクイエム(死者のためのミサ曲)

 小編成のモツレクは好い・・弦3-2-2-1・2管Tb3・ティンパニ
オケ軍団は、教会で音響、残響では難しい演奏となった事と想像しますが・・実に上手いです・・

歌手陣は大隅さん目当てに、何時も声に酔いしれます、山下の低音の支えと 至近距離からの聴く、4重唱もバランスも良く、素晴らしい歌唱でした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 中山航介(打楽器)ティンパニ・・・教会と言う音響、残響では難しい演奏となった事と想像しますが・・此れが劇性ある響で・・実に上手いです・・
 この方に演奏後声をかけ、夏に聴いた京都市響の団員に・・12年1月からとか
・横浜出身。八王子高校音楽コース卒業後、東京芸術大学器楽科打楽器専攻に入学。同大学を副首席で卒業し、現在同大学の修士課程2年に在学中。
打楽器奏者、ピアノ伴奏者としてマルチな音楽家として活動の場を広げている。読売新人演奏会、神奈川県同声会新人演奏会に出演し、好評を博す。今年度のPMF(パシフィックミュージックフェスティバル08年)に参加。打楽器カルテット「ユニック」のメンバー。今までに杉山智恵子、百瀬和紀、有賀誠門、竹内将也、藤本隆文の各氏に師
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12年1月22日 ・指揮:小澤征爾チェロ独奏:宮田 大・水戸室内管弦楽団 東京公演

2012-01-19 06:32:50 | 室内楽 水戸管弦楽案 過去の演奏会記録

1月22日 ・指揮:小澤征爾チェロ独奏:宮田 大・水戸室内管弦楽団 東京公演

2012-01-23 | 水戸室内 ・サイトウキネン
             
          サントリーホール・2F/P7-34/6000円(3,000円)
水戸室内管弦楽団 東京公演

 普段の演奏会と違って、何か違った波動が充満?、色々な騒動がありましたが・・
演奏自体は非常に素晴らしく良かった、

 前半をモーツァルト2曲にした事が正解ですね
ディヴェルティメント・・・水戸、十八番の演奏で、
 今回、安芸晶子、潮田益子、久保田巧、佐份利恭子、、田中直子・・各氏を初め、顔なじみの方々が参加され、弦の響が一段と豊かで、艶やかで、しかも闇美があり、
2楽章が好きです・・以前の水戸弦に戻った感じの音色に・・弦 2,3,4,6,7

モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136(125a)・渡辺實和子・コンミス
モーツァルト:交響曲 第35番 ニ長調 K.385 〈ハフナー〉 ・潮田益子・コンミス
 木管奏者とティンパニが入り・・最初の一撃から、ハフナーてコンナニ劇性があった曲と感じた・・木管との掛け合い、コンミス潮田さんのアイコンで合わせ、流石手馴れた奏者ですね・・・
(休憩30分)
天皇、美智子妃殿下臨席・・盛大な拍手と全員起立が・・
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1 ・田中直子・コンミス

チェロ独奏:宮田 大・・・音色が明るい、楽器自体の特徴かな?・・音の流れが澱みが無く、大きな音楽創造、表現を感じさせます、聴いていてヨーヨー・マの音色に似ていると想いましたが・・
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番・・曲は初見でした、パパ・ハイドンは音楽の原初で明るい中に、人間の喜怒哀楽がちりばめている様な・・
 ハイドンの今日の演奏は、指揮、演奏者の評価は専門家に任せて、
指揮小澤氏が1曲でも指揮出来た事に・・賞賛、温かい拍手が・・あったと受取りましたが、果して
 <小澤さんの性格から、完全に1年間休みとか出来ない性分みたいですね>

[指揮:小澤征爾、チェロ独奏:宮田 大]
【参加メンバー(各パート五十音順)】
ヴァイオリン:安芸晶子、井上静香、植村太郎、潮田益子、
久保田巧、佐份利恭子、、田中直子、中島慎子、
中村静香、福原眞幸、松野弘明、渡辺實和子
島田真千子島田真千子
心情を書かれてます・・
ヴィオラ:江戸純子、川崎雅夫、川本嘉子、篠友美
チェロ:上村 昇、原田禎夫、北本秀樹、宮田大
コントラバス:池松宏、河原泰典
フルート:工藤重典、岩佐和弘
オーボエ:フィリップ・トーンドゥル、森枝繭子
クラリネット:山本正治、濱崎由紀
ファゴット:ダーグ・イェンセン、依田晃宣
ホルン:ニール・ディランド、猶井正幸
トランペット:デイヴィッド・ヘルツォーク、若林万里子
ティンパニ:ローランド・アルトマン
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2012-11-23藤村実穂子/奥深きドイツ・リート~ ・シューベルト : 水に寄せて歌う他

2011-12-19 06:44:22 | 室内楽 水戸管弦楽案 過去の演奏会記録

22日 藤村実穂子/奥深きドイツ・リート~ ・シューベルト : 水に寄せて歌う他

2012-11-23 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
2012年11月22日(木) 19時開演   紀尾井ホール・1F/19-2・4500円
藤村実穂子
リーダーアーベントIII
~女神が歌い上げる奥深きドイツ・リート~

4人の作曲家をとり上げて・・全体を聴き終えると、
交響曲・1楽章から4楽章と感じさせた・・統一感と作曲家の心情がありますね・・

又聴衆が素晴らしい、ピアノの一音が消えても静寂が・・此れをリート鑑賞と云うのでしょうね、・・秋から冬にかけて、冷たい風を感じさせるなかに、温もりの風が吹きぬけた・・・素晴らしい一夜でした・・月、星の輝きが歌ってました、綺麗でした

藤村さんは、楽譜から深い解釈、詩の言葉、内省深い読みから、含蓄ある、歌唱創造となっていると感じます・・ピアノも自己主張が無く、楽譜に寄添い、藤村に寄添い
反発せず、何所までも共振して、二重唱でした、素晴らしいの一言です

出演 : 藤村実穂子 (メゾ・ソプラノ)
ヴォルフラム・リーガー (ピアノ)フィリアホールより
曲目
: シューベルト :
・湖のほとりで D746 ・水に寄せて歌う D774 
・ゴンドラの漕ぎ手 D808・湖上で D543b
・流れ D693
 全ての存在は輝いている その無邪気な輪郭は 美しさで選ばれ 
 神々の優しい善意で 水晶の中に はかない花を保ち続ける
 (詩・フリードリッヒ・ファン・シュゲーレル)藤村実穂子・訳

マーラー : 「亡き子をしのぶ歌」
5・こんな天気に
 この荒れ狂う嵐の天気に 子供たちは 母なる家で休んでいる 嵐に驚くこともなく 神の手に覆われて 母なる家で休んでいる(詩・リュッケルト)藤村実穂子・訳

・・・・・<最後の一篇>・・・
ヴォルフ : ミニョンの歌
・知ってる レモンの花が咲くあの国を
 岩は切り立って その上を大水が流れるの それをよく知っている? 
 そこへ そこへ 我々の道は続いているの 
 父なる人よ 行きましょう!(詩・ゲーテ)

R.シュトラウス :
・献身 Op.10-1・何も知らず Op.10-2
・夜 Op.10-3・もの言わぬ花 Op.10-6
・サフラン Op.10-7
・万霊節 Op.10-8
 今日はどの墓も 花と香りに包まれている 亡き者が年に一度 自由になる日 
 僕の胸においで 君をもう一度抱けるように かつての五月のように
 (詩・ローゼネック)藤村実穂子・訳
<アンコール・2曲>

 
11月10日 メデア ・大隅智佳子 /指揮 下野竜也・読売日本交響楽団
2012-11-11 | 藤村実穂子、大隅 智佳子・日比野幸
日生劇場開場50周年記念《特別公演》         K-14・5,000円

オペラ「メデア」
(全二部 原語ドイツ語上演 -日本語字幕付ー)

何の予備知識を持たずに聴きに、第一印象は難解ですね、不協和音的な音方が綿々と続く・・忍耐が入りましたが・・

歌手大隅さん目当てに・・新境地を開いた印象が、今までサロメ等聴いてますが・・先ず音楽自体180度違う、今日の歌唱はノッケから高音声域を駆使し声が良く飛ます
旋律ラインが無いし・・アリアと言うより、独白歌唱の流れ?レチタテヴォと違い・・
聴いている私は難解そのものでしたが・・
 2部の終幕にかけては、オケの音楽と歌唱の対立点が・・独白、感情の発露そのもの・・歌唱に引き込まれた

4部終幕が意外と盛り上げに欠けた印象で、もう終わり・・終わってしまった感じで
もう少しヒネリ、繰り返しの歌唱、オケの音楽が欲しいと受けましたが・・・
 此れは歌唱力、指揮者、オケの音楽的な??・・音楽自体かな?・・
官能的な、愛、死、別れ、妬み・・楽譜には隠れていたのか?・・

<メデアとイヤソン>・・愛を語り合うアリアも無く、全て独白劇的と感じた・・此れ如何に、理解には努力が入る・・

 音楽は感じる物で・・直感的、感情的に心・琴線に触れる・・触れたのは2部でした
 全体は音方と歌唱は溶け合うと言うより、反発が?独白的音楽劇の印象が・・ 

・メデア 大隅 智佳子・・存在感が高い 
・ヘロルド 彌勒 忠史・・此方も良かったです

現代曲・・今の時代、今の音楽・・此れも必然ですが
武満、細川氏の現代曲とは違い、風土・血、原語圏の違いも感じますが・・・

指 揮 下野 竜也
演 出 飯塚励生
管弦楽 読売日本交響楽団
・二期会創立60周年記念公演及び読売日本交響楽団創立50周年記念事業

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【日本初演! 見どころ満載!】
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□古代ギリシャの代表的悲劇 エウリピデスの「王女メデア」で有名な気高い女性の悲劇。
■ベートーヴェン時代の劇作家グリルパルツァーによる翻案「メデア」を現代屈指の作曲家ライマンが舞台化!
□2010年ウイーン国立歌劇場での初演が絶賛され、その後再演が相次いでいる超話題作!
■気鋭の指揮者下野竜也が読響を率いて、日本初演作品に果敢に取り組む!
□二期会からは声の素晴らしさと深い音楽性を兼ね備えた超実力派の歌手陣が総出演!
■ニューヨーク出身の飯塚励生が鮮烈に演出!

*9日・11日にクレオン役で出演予定の高橋淳は本人の都合により降板致しました。替わりまして大間知覚が出演いたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2012年10月30日読売新聞記事(1版)掲載 執筆記者:奥田祥子 ・読売新聞
全文「メデア」は、19世紀オーストリアの劇作家グリルパルツァーが、ギリシャ悲劇「王女メディア」を翻案した戯曲を基にしたオペラ。異国で暮らすメデアは、夫・イヤソンに裏切られ、わが子を刺し殺す。2010年、ウィーン国立歌劇場で世界初演されて話題となった。
 ニューヨーク生まれで日米両国で活躍する飯塚は、「単なる女性の復讐(ふくしゅう)劇ではなく、残酷な子殺しの背景にある愛憎や、異邦人である主人公の孤独に焦点が当てられている。現代人の心に強く訴えるはず」と話す・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主なキャスト 
9日(金)・11日(日) / 10日(土)
メデア 飯田 みち代   ・メデア 大隅 智佳子ブログ
ゴラ 小山 由美     ・ゴ ラ 清水 華澄
イヤソン 宮本 益光  ・イヤソン 与那城 敬
クレオン 大間知 覚  ・クレオン 大野 徹也
クレオサ 林 美智子  ・クレオサ 山下 牧子
ヘロルド 彌勒 忠史(全日)
ゲネプロ写真も
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17日 吉野直子 ジャック・ズーン 今井信子 トリオ 2011-12-25

2011-12-19 06:36:45 | 室内楽 水戸管弦楽案 過去の演奏会記録

17日 吉野直子 ジャック・ズーン 今井信子 トリオ

2011-12-25 | 水戸室内 ・サイトウキネン
吉野直子 ジャック・ズーン 今井信子 トリオ
17日・フィリアホール     2F/R12・4500円

フルート=ジャック・ズーン・・初めて生聴きしました、音色に癒されます
息継ぎが綺麗で音の繋がりが途切れない・・
此れに絡む、ヴィオラの渋み、ハープの福与かな・・3様の共振性が素晴らしい

<フルート、ヴィオラ、ハープがつむぐ夢。澄みわたる清廉な響き。
現代最高の世界的奏者3人がそろった極上のトリオ。精緻にして絶妙、比類なき美しさのドビュッシー晩年の傑作ソナタ、ドビュッシーに魅せられて武満徹が描いた名作(吉野直子と今井信子は初演メンバー)を中心に、3人の織りなす色彩豊かで淡い光に包まれた響きをたっぷりと味わえる至福の晩>
ハープ=吉野直子HP、フルート=ジャック・ズーン音源あり、ヴィオラ=今井信子HP

ヘンデル1685-1759:トリオ・ソナタ ロ短調Op.2-1 (HWV386b)1730 ・・
旋律の繰り返しが美しい・・・2つの旋律楽器が2声の旋律声部を交わし、それを伴奏声部(通奏低音)が支えるという3声書法のソナタで・・ハープが通奏低音パートを受け持つ
 ◎フルート+ヴィオラ+ハープ

ホフマイスター1754-1812:二重奏曲1789-90
◎フルート+ヴィオラ

グバイドゥーリナ1931-:喜びと悲しみの庭1980 ・・現代曲で、ハープの高音範囲20本弦程に、紙テープを挟んで・・ゆらゆら、ブルブルとヴィブラート振動させたり、左手で弦を器具で抑えたり・・ハープ奏法で始めての目撃が・・音楽波動は動物の鳴き声に聴こえたり・・面白い
◎フルート+ヴィオラ+ハープ
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 後半は・・瞑想状態で聴いてましたが・・心、細胞に染み入る旋律感ですね、ヘンデル曲の様に、親しみ易いのですが・・2度繰り返して聴くとより理解出来ると想います・・ 
 武満 徹1930-96:そして、それが風であることを知った
   ◎フルート+ヴィオラ+ハープ
 武満 徹:エア ◎フルート・ソロ
 ドビュッシー1862-1918:夢
   ◎ヴィオラ+ハープ

 ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
   ◎フルート+ヴィオラ+ハープ
 作曲の経緯ドビュッシーはその晩年、「様々な楽器のための6つのソナタ (six sonates pour divers instruments)」を作曲する計画を立てた。すなわち、
チェロとピアノのためのソナタ (1915)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ (1915)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1917)
オーボエ、ホルンとクラヴサンのためのソナタ
トランペット、クラリネット、バスーンとピアノのためのソナタ
コントラバスと各種楽器のためのコンセール形式のソナタ
の6曲である。6曲というのは、古典派以前の6曲1組の形式を意識したものと考えられている。 ドビュッシーは癌に侵されながらも作曲を続けたが、ヴァイオリンとピアノのためのソナタを書き上げた翌年没し、残りの3曲は計画のみとなってしまった。

 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタは、1915年の9月から10月という短い時期に作曲された。残された他の2曲と共に、ドビュッシーが作曲した室内楽曲の傑作と評価されている。
初演 ]1917年4月21日、パリ。
楽曲の構成 ]静寂性の中にフルート、ハープという透明感のある楽器の美しさを際立たせている。ヴィオラの肉感的な響きが、これらによる音楽が淡白さに陥いることを防いでいる。
第1楽章 牧歌 (Pastorale)
不可思議なハープの和音、同じく調性が曖昧なフルートを引き継いで、ヴィオラが高音域で牧童のオーボエを思わせるメロディで入った後、変ロ長調を経てヘ長調に落ち着く。
ドビュッシーは1915年9月16日付けのジャック・デュラン(出版社デュラン社長)への手紙で、チェロソナタの初版楽譜の余白に書き添える『ソナタ(複数形でSonatasと書いてある。上記「作曲の経緯」参照)』の次作予定に「『フルート、オーボエ、ハープのためのソナタ』のスケッチを昨晩書き終えた」と書き綴っており、曲冒頭には当初の楽想の名残が伺える。しかしその手紙の封筒には追伸として「他のソナタは3つの楽器で:フルート、ヴィオラ、ハープ、またはヴァイオリン、イングリッシュホルン、ピアノ?」とも書いている[1]。
第2楽章 間奏曲 (Interlude)   第3楽章 終曲 (Finale)
主な録音
オーレル・ニコレ(Fl)、セルジュ・コロー(Va)、篠崎史子(Hp)
オーレル・ニコレ(Fl)、今井信子、吉野直子(Hp)
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アンコールも素晴らしい、癒され波動でした・・

ダブル・アクション・ペダル・ハープ ]現代の西洋音楽の独奏やオーケストラ、室内楽などで広く用いられているハープは、ダブル・アクション・ペダル・ハープである。これは、主に47本の弦を変ハ長調全音階で張り(半音低く調律された白鍵のみのピアノのイメージ)、7本のペダルを足で操作することにより、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできるようになっているハープである。全音階ハープを転調などに対応できるようにするため、楽器職人セバスチャン・エラール等により作られた。この仕組みにより、様々な調を演奏することができるが(調によっては異名同音的に)、どんなに熟練してもペダルの操作を全くの瞬時に行うことは不可能であるため、オーケストラなどでは2人で演奏することによって、ペダル操作の不完全さを補うことがある。また、ダブル・アクション・ペダル・ハープに代わる楽器として、半音ごとに弦が張られたクロマティック・ハープというものも19世紀に作られたが、結局は廃れてしまった。
 音域は6オクターブ半を持ち、最高音は中央ハの3オクターブ半上の変ト(ペダルで嬰トになる)、最低音は中央ハの3オクターブ下の変ハである。いちばん高音から0オクターブ(2音のみ)、1オクターブ・・・7オクターブ(3弦のみ)と数える。弦には識別のために色が付けられており、各オクターブのハ(C)の音が赤、へ(F)の音が青(黒)となっている

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ヘンデル・フェスティバル・ジャパン
1月9日に
・サムソン HWV57
説明
苦悩する英雄の最後の一日を感動的に描いた超大作オラトリオ

本公演はドイツ、ハレの国際G. F. ヘンデル協会とベーレンライター社の協力を得ています。「ヘンデル新全集」は2012年1月に《サムソン》を出版予定ですが、その出版に先立ち、HFJ公演用に新全集に依拠した演奏用楽譜一式(フルスコア、パート譜、ヴォーカルスコア)を提供していただきます。このため本公演は「新全集」による「1743年初演版(最長版)全曲」の世界初演となります。
出演者とスタッフ
辻裕久 (テノール ■サムソン [士師] )
森永朝子 (メッゾ・ソプラノ ■デリラ [サムソンの妻] )
波多野睦美 (メッゾ・ソプラノ ■ミカ [サムソンの友人] )
牧野正人 (バス ■マノア [サムソンの父] )・・・他
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29日 アルティ弦楽四重奏団・チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番他ヴァイオリン=豊嶋泰嗣|矢部達哉

2011-10-30 | 水戸室内 ・サイトウキネン
フィリア・ハイムコンツェルトシリーズ「室内楽の愉しみ」    
 2FR-10/3500円

アルティ弦楽四重奏団(フィリアホール第7回定期演奏会)
ヴァイオリン=豊嶋泰嗣|矢部達哉・・・新日フィル・都響・・コンマス
ヴィオラ=川本嘉子 チェロ=上村 昇・・

ハイドン1732-1809:弦楽四重奏曲第79番二長調Op.76-5「ラルゴ」・1796・・豊嶋泰嗣
 明るさ、聴きやすさはありますね

ベートーヴェン1770-1827:弦楽四重奏曲第5番イ長調Op.18-5・1801・・矢部達哉
 前日13番をハーゲンでの円熟の音楽、演奏後では・・音楽も若い感じが、演奏者の音色、音楽の入りが・・私には良さが解らない・・

チャイコフスキー1840-93:弦楽四重奏曲第1番二長調Op.11・1871・・豊嶋泰嗣
  「アンダンテ・カンタービレ付き」・・
2楽章の豊嶋さんの音色が綺麗、旋律感が美しい、曲想自体も聴きやすい


アルティ弦楽四重奏団へのお誘い 音楽評論家:奥田佳道 奥田氏談話 14:30~14:50プレトーク/15:00開演
日本が世界に誇る真のクァルテット。サイトウ・キネン・オーケストラのトップ奏者でもある4人が集う奇跡!数多の弦楽四重奏団の中でも群を抜く完成度の高さ、説得力、心揺さぶる表現力に、近年加わる自在なしなやかさ。その深化ぶりに年に一度フィリアホールで出逢う。

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ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第5番イ長調作品18-5は1800年ごろにまとめられた、6曲からなる作品18の弦楽四重奏曲の中の1曲である。演奏時間は約23分。
曲の構成 [編集]形式や曲想の上でモーツァルトの同じ調の作品(第18番K.464)との関連がしばしば指摘されている。
形式や曲想の上でモーツァルトの同じ調の作品(第18番K.464)との関連がしばしば指摘されている。

第1楽章 Allegro 6/8拍子 ソナタ形式
6/8拍子という特徴ある拍子を用い、躍動感ある軽快な主題が第1ヴァイオリンにより奏される。第2主題はホ短調に始まるが、ホ長調に落ち着く。
なお、この曲と次の第6番 では展開部と再現部をリピートする指示がなされ、古典的な形式を強く意識されている。

第2楽章 Menuetto 3/4拍子
緩やかなメヌエット。主題が第1ヴァイオリンからヴィオラへと順に歌われる。主部の再現の前が嬰ハ短調に導かれているところが興味深い。トリオは調性が変わらず、和声的である。
第3楽章 Andante cantabile 2/4拍子
この作品の中心とも言える変奏曲楽章。ニ長調。主題はこの曲のいくらか前に成立していたとされ、音階の上昇下降を繰り返すだけの単純なものである。第1変奏はチェロから模倣的に開始され、第2変奏はヴァイオリンによる装飾音型。第3変奏はヴァイオリンの細かい伴奏音型により、低音域が朗々と歌う。第4変奏はppによるコラールで、主題の和声自体が変えられ、変奏曲に彩を与えている。第5変奏は堂々とした終曲であるが、第2ヴァイオリンが旋律線を支配している。コーダで変ロ長調が導かれるところは興味深い。
第4楽章 Allegro 4/4拍子 ソナタ形式 
ヴィオラから運命の動機に似た音型が示され、模倣される。第2主題は極めて和声的なコラールとなっている。
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チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番二長調
第一楽章 Moderato e semplice ニ長調 9/8拍子
息の長い第1主題で始まるソナタ形式。テンポを上げた華麗な終わり方が印象的である。
第二楽章 Andante cantabile 変ロ長調 2/4拍子
中間部をもとにしたコーダを伴う三部形式。冒頭の有名な旋律は、チャイコフスキーがウクライナで聴いた民謡に題材を得ている。
第三楽章 Scherzo (Allegro non tanto e con fuoco) ニ短調 3/8拍子
活気に満ちたスケルツォ楽章である。
第四楽章 Finale (Allegro giusto) ニ長調 4/4拍子
ロシアの民俗舞曲風の第1主題をもつソナタ形式である。憂鬱なアンダンテの部分をはさみ、激しいフィナーレに向かう

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コメント
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