公演情報 - 2004サイトウ・キネン・フェスティバル松本《ヴォツェック》 | 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター
サイトウキネン 31日 1日 松本
31日 オペラ アルバン・ベルク ヴォツェック
まつもと市民芸術館 4F-1-5
16,000円 交通費9千円 宿泊費4,980円
新劇場の最初のオペラが・・難解なヴォツェック 4階やや左席 ホール空間は狭い印象と4階最前列は安全ポールが舞台を見にくく 席の向きも舞台に向かず舞台の右席が視線の真正面となり・・改善の余地が多くありそう?・・音響はオケ声楽とも直線的?透明感な音色と聴き取れたが??残響が無い印象が 東京の新国立・上野文化の 音空間の広さが響きの違いかも
31日 ヴォツェック) 2004-08-31 19:00
演出・ペーター・ムスバッハ 舞台・安藤忠雄
指揮・小澤征爾 オケ・サイトウキネン
情け容赦ない祝典だった ヴォツェックがマリーの喉を切る時に、赤い血なんて流れない
舞台はペットボトルを積み上げた空間だし、殺害する者とされる者を、衣裳で区別することもできない。だがそれが、演奏の凄みを浮かび上がらせる。その時、どんな血よりも赤い響きが、客席を襲った 29日堀内 修・信濃毎日新聞より
何十年前に日生で観たただ一度のヴォツェックは記憶が薄れ・・何かこの世ではない力・・音響感が脳裏に・・
SKF松本のヴォツェックは 言葉・台詞が反体制 風刺 哲学 等・・・不安定な旋律 人間の奥深く隠された思想・・生きかたをえぐる舞台と感じさせた
舞台中央を正方形の空間として 縦横にペットボトルで仕切が・・これが照明により赤色照明が乱反射させ・・不安定な精神世界を表す・・声楽人は総じて安定した歌唱を聴かせ・・統一感に優れたオペラとなる
4階ではオケ・歌手の呼吸までは感じられないが・・毒・・不安定なリズム・難解な台詞があるが・・全身に痺れ・・恍惚感を 得るブロダクションであった
ヴォツェック・マティアス・ゲルネ マリー・ソルヴェイ・クリンゲルボルン 鼓手長・ステファン・マルギタ アンドレース・レイモンド・ヴェリー 大尉・クリス・メリット 医者・デイル・トラヴィス マルグレート・アン=マリー・オーウェンズ マリー子ども・藤田幸士郎 合唱・東京オペラシンガーズ