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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

金沢 ひがし茶屋街

2011年09月24日 13時20分00秒 | ◆北陸
遊廓(芸娼混在)→茶屋街(花街)
明治17年、業者数35、娼妓数71
明治27年、業者数103、娼妓数85
大正元年、業者数117、娼妓数64
娼妓数より業者数が上回っている時代は、芸妓主体の業者が多かったのだろうか。

主計町茶屋街、にし茶屋街と並ぶ、金沢三茶屋街の一つ。
平成13年、重要伝統的建造物群保存地区に指定。現役の花街でもある。


この町の中心地だったと思われる場所。
このような広場になっている空間は、遊里ではあまり見かけない。


ひがし検番(東事務所)。芸妓はここで稽古したりするようだ。

 
重要文化財「志摩」。文政3年(1820年)からの歴史を持つ。二階にさがった提灯が特色。

 
江戸後期の茶屋建築「懐華楼」。あでやかな玄関から往時の繁栄ぶりがうかがえる。
それにしても逆光がうらめしい。


柳との組み合わせがいかにも花街らしいたたずまい。


重厚かつ渋い色合いの和風建築。内部には何部屋くらいの座敷があるのだろうか。

 
ひがし茶屋街にもタイル張りの建物が二軒見られた。こちらは市松模様のタイル。

 
もう一軒のタイル張りの建物。白い六角タイルが敷きつめられる中、雪の結晶を思わせる
色タイルがぽつんと控えめに配置され、それがスマートなアクセントになっている。

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