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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

多度津 西浜

2012年03月10日 14時00分00秒 | ◆四国
遊廓→赤線
昭和5年ごろ、業者数19、娼妓数120


桃山の北側一帯に古い町並みが残っている。


二階のガラス張りが印象的。一階が比較的質素なだけに、そのコントラストが際立つ。
後でわかったことだが、ここ多度津では、こういったガラス窓の物件が数多く見られる。

 
[左]狭い路地で見つけた総ガラス張りの二階部分。空を仰ぐように撮影。
[右]こちら側にはガラス窓がない。もともとないのか、あるいはトタンでふさがれたのか。


窮屈な通路が延びる。複雑に入り組んでいるわけではないので、迷子の心配はない。
二階を見ると、左右の建物を連絡する渡り廊下が設けられている。

 
[左]欄間や飾り窓に遊び心が盛り込まれた玄関。すぐ右には壁面が緑の小さな入口が。
[右]同じ建物の左手。松形にくり抜かれた壁の向こうに繊細な桟がうかがえる。

 
どっしりとした構えの和風建築。このあたりでは大店だったと思われる。
この建物も二階のガラス窓が目を引く。どうやら多度津では流行のデザインだったらしい。

 
少し注意を引かれた一軒。古い建物に全面的なリフォームがおこなわれた様子。
下部に幅木仕様のタイルが貼られているものの、これだけではなんともいいがたい。

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