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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

米子 朝日町

2012年07月15日 09時00分00秒 | ◆中国
青線?
加茂川沿いに娼家が散在していたという。

 
狭い路地に袖看板の突き出た飲み屋が軒を連ねている。
青線らしい雰囲気は充分備わっているものの、「散在」ではない点がひっかかる。


風変わりな建物。広いポーチ、タイルの円柱、腰の鉄平石など、気になる要素が満載。
明らかに普通の住宅とは趣を異にしているが、かといって娼家のようにも見えない。

 
[左]モダンな外観。相当古そうな見た目だが、当時から残る物件なのかは不明。
[右]壁にアーティスティックな装飾があしらわれている。何かを模したデザインだろうか。

 
二階の壁から妙なポールが伸びている。近づいて確かめると、葉っぱつきの擬木だった。
単なる装飾というには、どうも不自然だ。当初は袖看板の支柱だったのかもしれない。


小箱のようなフォルムに、大きな円のくぼみがなんともユニークな一軒。
店名になっている白拍子といえば遊女の一形態だが、そこまで深い意味はないのだろう。


この朝日町一帯ではほとんど遭遇しなかった、堅実な造りの木造和風建築。
ここが遊廓跡であれば妓楼と考えてしまうところだが、残念ながらそういう場所ではない。

 
細い通路の先に凝った装いの玄関。入口の左上のプレートによると、もと飲食店らしい。
こんな奥まったところにまで飲食店があったことに驚かされる。

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