M K

遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

大垣 夜城園

2011年08月14日 10時30分00秒 | ◆東海
花街→二枚鑑札→RAA施設→赤線
この名前が眼前の墨俣一夜城に由来するのはいうまでもない。
昭和33年1月、業者数25、従業婦数47


中をのぞいてみたくなる出格子。当時はきっと多くの飄客が足を止めたに違いない。

 
玄関や二階など、窓の造作にこだわりを感じる一軒。かなり傾いでしまっている。


現役で営業中のようだ。いま思えば早めの昼食に入ってみればよかった。

 
(悪い意味ではなく)湿り気を帯びた妓楼が多い中、乾いた明るさが異色の建物。
鬼瓦に「夢路」の屋号が刻まれている。鬼瓦の後ろには桃のオブジェ。

 
「夢路」の丸窓。左側を眺めていたら、「夢」の字をデザインしたもののように思えてきた。
あわてて右側を見る。こちらはよくわからない。少なくとも「路」には見えないが。


裏通りから見ても華やかな雰囲気を持つ建物。軒下には照明が残されている。


白壁がアクセントになっている和風建築。場違いなシュロの木がなんともおかしい。

 
「見晴旅館」と墨書された袖看板が渋い。玄関先は市松模様のタイル張り。

コメントを投稿