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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

藤沢

2012年01月04日 13時30分00秒 | ◇神奈川
再訪6回目。
もう訪問回数を数えなくていい気もするが、一応。

 
前回の予告(記事はこちら)どおり、旅館松竹で気づいたことから述べる。


左隣の稲荷神社側から旅館の側面をのぞくと、そちらにもう一つドアが見える。


ななめの取っ手がついた両開きのドア。正面のものと同じタイプだ。
すりガラスには「松竹」の文字が読み取れる。

ここからが本題。
いまは意味のないこのドアも、かつては当然、入口の役割を果たしていたはずである。


つまり、写真の稲荷神社は、以前はこの位置になかっただろう、ということだ。
辰巳町会館(青いトタン屋根の平屋)も、当時はここになかったのかもしれない。
となると、手前の道路は、いまよりもっと広かったのだろうか。
道路のことについては、またあらためて考えたい。


仙成旅館。どこか違和感があると思ったら、壁の料金表が外されていることに気づいた。
手元の写真を調べると、2011年4月1日にはすでになくなっている。廃業したのだろうか。

 
アーチ付きの飲食店街跡。昼間に見ると傷み具合が歴然。
ところで、この長屋建築を「小鳥の街」と紹介している本やサイトを見かけたことがあるが、
実際の小鳥の街はこの奥(仙成旅館の正面)にあった。現在はマンションが建っている。

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