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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

田辺 新地

2013年06月08日 15時30分00秒 | ◆近畿
大正期に花街が形成。
戦後は青線が存在したそうだが、花街と混在していたのか、独立していたのかは不明。

 
街のあちこちで新地の名を目にすることができる。
とりわけぼんぼり型の街灯は、ほかの地域ではあまり例を見ない風流なものだ。

 
現役の料亭。だいぶリフォームされているが、ひょっとしたら当時の建物かもしれない。

 
二戸一棟の建物。左手の入口に料理屋の鑑札が残っている。


手入れの行き届いた物件。庭木とのバランスが美しい。



 
照明カバーに屋号が書かれている。料理屋のプレートも健在。


新地への入口には、つい先日まで、「田辺新地」と大書きされた電飾ゲートが
設置されていた。
10年以上この地を照らしつづけたゲートは、4月22日夜の火災により全焼。
写真は、火災から一か月半後の様子。周囲の更地が火災の規模を物語っている。
ゲートの痕跡は、アスファルトにポールの根元を残すのみだった。

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