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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

大垣 旭園

2011年08月14日 08時45分00秒 | ◆東海
遊廓(旭廓)→赤線(旭園)
昭和33年1月、業者数22、従業婦数90

 
遊里名そのままの電柱標識。「廓」まで記載されているケースはめずらしい。
(後日追記:「廓」ではなく「廊」だった)


玄関の屋根の瓦細工が非常に凝っている。両側の塀は短いながらも立派な構え。


緑色の壁が印象的な和風建築。出格子、丸窓、欄間など、窓の装いも見どころ。

 
一見普通の住宅だが、玄関をのぞくと、腰のタイルや戸の装飾を確認できる。
こうなると、二階の窓が極端にささやかなサイズであることが意味ありげに思えてくる。


コンクリート造りの旅館。妓楼から転業した姿だろうか。

 
薄水色と赤色に塗られた壁や、扇形のくり抜き窓など、特徴は充分。
玄関先に売物件の看板が。しかしこの痛み方、遊廓好きでもないかぎり売却は困難か。

 
右のほうはタイル張りかと思って近づいてみたら、タイルに見せかけた金属板だった。

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