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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

岐阜 金津園

2011年08月14日 05時30分00秒 | ◆東海
遊廓→移転→RAA施設→赤線
昭和33年1月、業者数85、従業婦数263

現役の風俗(ソープランド)街。


円柱や縁を彩る明るい赤タイルが目を引く。現在は喫茶店を営んでいる様子。

 
極太の円柱は迫力満点。腰一面にはティノスグリーンのタイル。
複数の入口を備えた店構えは、カフェー建築や妓楼建築に広く見られる様式だ。

 
モザイクタイルが異彩を放つ。富士山を模した金属製の欄干がかわいらしい。
玄関の欄間に屋号とおぼしき「ふ志゛も中」の文字。「ふじもと」と読むのだろうか。


いい夢が見られそうな小旅館。転業旅館と思われる。


二階中央部が風変わりなデザイン。カフェー風だが、単なる飲み屋の可能性も。

 
相当リフォームされているが、ほぼ間違いなく遺構だろう。
現在は左の建物がソープランド、右の建物が一般住宅になっている模様。


雰囲気は充分あるのに、いまひとつピンとこない一軒。
直感を信じるなら遺構ではないのかもしれないが、可能性を考え一応掲載。

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