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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

熱海 糸川花街

2011年10月01日 13時00分00秒 | ◇静岡
二年ぶりの再訪。

 
「千笑」や「つたや」、鷲(もしくは鷹)の建物はいまも健在。
これだけの遺構が一区画に固まっている光景は、まさしく壮観というしかない。


雲を彷彿とさせる不思議なカーブがおもしろい。
白い塗装がところどころ剥がれている。かつては左隣の建物に近い色だったのだろうか。

 
その左隣の建物。ちょうど昼時だったので、昼食を兼ねて店内を拝見することに。
残念ながら、店内は完全にラーメン屋仕様に改装されていた。
ラーメンのほうは絶品で大満足(ラーメンのレポートはこちら)。


丸窓が二つ。全体像はうまく撮れなかったものの、あちこちに変わった意匠が見られた。


アーチの骨組みが残る。往時はどんな看板、どんな照明だったのだろう。

 
下へ行くほど素材が細かくなっているモザイクタイル。気がつきにくい凝り方だ。

 
レンガ造りの物件。三階部分は増築したものと思われる。

 
糸川沿いの東側にある旅館建築を、裏から二枚。
灰色で占められた殺風景な壁に、凝った装飾の丸窓と扇窓が控えめに点在する。

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