2009年4月12日。はじめて遊里跡を訪れた日である。
あの日から十年の歳月が経過した。
遊里探訪という趣味に目覚めて十年ということでもある。
振り返ってみると、この十年で、全国の遺構の数々が失われていった。
十年前は、もっと早くこの趣味に目覚めていればと悔やんだものだったが、
いまと比較すればまだまだ残っていた。
はじめて訪ねた遊里跡である藤沢新地は、この十年ですっかりその姿を変え、
遊里らしい面影はいまにも消え失せようとしている。
この趣味の者としては寂しいことだが、遺構が増えることはけっしてない。
年々減っていくだけ。そういう一方通行の運命にある。
これからも遺構は着実に姿を消し、各地で遊里跡の風化が進んでいくことだろう。
そうなるのを承知の上で、できるだけ多くの遊里跡を探訪したい。
はたして十年後はどうなっているだろうか。
2019年4月12日記
あの日から十年の歳月が経過した。
遊里探訪という趣味に目覚めて十年ということでもある。
振り返ってみると、この十年で、全国の遺構の数々が失われていった。
十年前は、もっと早くこの趣味に目覚めていればと悔やんだものだったが、
いまと比較すればまだまだ残っていた。
はじめて訪ねた遊里跡である藤沢新地は、この十年ですっかりその姿を変え、
遊里らしい面影はいまにも消え失せようとしている。
この趣味の者としては寂しいことだが、遺構が増えることはけっしてない。
年々減っていくだけ。そういう一方通行の運命にある。
これからも遺構は着実に姿を消し、各地で遊里跡の風化が進んでいくことだろう。
そうなるのを承知の上で、できるだけ多くの遊里跡を探訪したい。
はたして十年後はどうなっているだろうか。
2019年4月12日記