Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

「焼き鳥」の殿堂

2008年08月09日 | 
 写真を見てこの店が当てられた方、はい、あなたは中央線沿線に住む「正しい資格」をお持ちの方です。吉祥寺駅から井の頭公園に向かってマルイの横の道を進み、公園入口の脇に立つ焼き鳥の殿堂「いせや」ですね。もちろん「鳥」もありますが、いわゆる「焼き豚(トン)」です。1本80円という価格もこの物価高の中に健在。なんと頼もしいことか。
 当初は「いせや」に行く予定ではなかったのですが、行きつけの魚料理の店が貸切で、「よしゃ、いせやに行こう」と、真夏にクーラーのない飲み屋に出かけたわけです。上司の悪口を言っている会社帰りのお兄さんたちが集う雰囲気も昔のままです。そしてしっかり10時にはラストオーダーになるあたりも健全。
 焼酎のホッピー割りなんて、ほんとうに久しぶりで飲みました。今頃知ったのですが、ホッピーを2本と氷と焼酎を入れたグラス三つを注文するときは、「ホッピー2本と、中身3つ」と頼むそうです。「なかみ」っていうと沖縄では違うものが出てきちゃいそうですけど。


ポケモンスタンプラリー

2008年08月07日 | 
 所用で東京に出かけた。7月はチャロナランの準備で一度も飛行機に乗らず、久しぶり(といっても1ヶ月ぶりくらい)の東京である。飛行機を降りると沖縄と変わらない暑さだし、あいかわらず人が多い。沖縄でたくさん人が歩いているのは、観光シーズンの国際通りくらいだが、それでもこの半分以下である。東京に住んでいたころは、それがあたり前だった「人ごみ」と「歩くスピード」についていけなくなりつつあるのが少々寂しい。
 品川駅のコンコースにあがると見慣れた掲示が目に入ってきた。「ポケモンスタンプラリー」である。この文字を見た瞬間、ものすごい懐かしさが体全体を襲ってきた。そうだ、2年前まで1日フリー乗車券を買って、東京周辺の駅を子供とまわってスタンプ帳に駅名の入ったポケモンスタンプを一つずつ押していったんだっけ・・・。電車の中では話をしたり、外の景色を見たりと、息子と一日電車に乗っていても飽きることなんてまったくなかった。
 息子はもうポケモンを卒業。しっかりと日本人の「通過儀礼」である「ポケモン儀礼」を通過して11歳の少年へと成長している。品川駅のスタンプの周りに集まる子供たちの姿を見て、大きくなっていく息子が頼もしく思えた。息子がいつの日か夏に東京でポケモンラリーの掲示を見かけたとき、いったい何を思うのだろう。


合宿

2008年08月03日 | 大学
 昨日から県の少年の家でゼミ合宿。初日の午後からゼミ生の発表。一日目の発表が終わってからは飯盒炊爨でご飯をたいてカレー作り。もう絵にかいたような野外活動である。企画を学生からもらったときは、「えーっ、この暑い沖縄で5時から薪割り、火おこし・・・?」と愕然としたが、実際にやってみると結構楽しい。蚊に刺されながらビールを片手にカレーとサラダの夕食。
 大学時代、夏休みに相模湖ピクニックランドで泊り込みのキャンプの指導員のバイトをしていたときのことを思い出した。あれからもう25年は経過しているのに、飯盒炊爨の方法は何ひとつかわらない。薪に火をつける方法、ご飯の炊き方、おいしいカレーの作り方。あのころは毎日かわるがわるやってくる家族にそんな方法を教えていたのだから。
 楽しく話をしてさて寝室へ。といってもホテルのベットルームとは大違い。部屋は横長の二段ベットで、子供だったら12人は眠れるような大部屋を教員3名で使う。私は一人で上段を占領して大の字で眠る。小学生だったころ弟と二段ベットで眠っていたときのことを思い出す。やっぱりそのときも私は上の段だった。夜中に目が覚めたとき、なんだかまだ小学校低学年の弟がベットの下でスヤスヤと寝息をたてて眠っているような錯覚を覚えた。考えてみると、そんな二段ベットで寝ていた私の歳は、今の息子の年齢だ。大学生時代の自分、そして小学生時代の自分をふと感じられた一泊二日。 


いただきもの(その2)

2008年08月02日 | 家・わたくしごと
 昨日、果物のいただきものについて書いたのだが、今日は先日バリの踊り手からのいただきもの。一枚の絵である。家族の中に絵描きがいるそうで、トペン・トゥアを描いた油絵をいただいた。カンバスからはずした絵で、さてどうしたものかと思っていたが、数日前にかみさんが百均に売られているちょっと高めの額(そうなると百均とはいわないけれど)を買ってきて、その中に収めてみた。するとどうだろう!まるで美術館に飾られているような絵になってしまったではないか。
 額というのは不思議なものである。絵を格調ある芸術品にしてしまうのだから。さて額に入れて関心したのもつかの間、問題はこの絵をどこに飾るかである。わが家にそんな格調高き場所はあるんだろうか。とりあえず下駄箱の上に立てかけて今日は外出。

二つのいただきもの

2008年08月01日 | 家・わたくしごと
 朝、同じ専攻の先生に沖縄産マンゴーをいただいた。いつもスーパーでは「高いなあ」と遠目に見るだけのマンゴーが食べられるなんて幸せである。先生ありがとう。考えてみれば、毎年一ヶ月以上もインドネシアで調査をしているのにインドネシアでマンゴーを買うことはほとんどない。もちろん一度は買うのだが、まとめて一人で三つも食べて翌日にはたいていお腹を壊す。なんでひとつだけで止められないわけ?と思うのだが、食べ始めるともうノン・ストップ。
 さて今日は夜に、ガムランの仲間から庭で採れたシークワーサーをいただく。一日でマンゴーとシークワーサーの二種類も果物をいただけるなんて幸せ。どちらも沖縄産の果物。でもシークワーサーって果物?