Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ポケモンスタンプラリー

2008年08月07日 | 
 所用で東京に出かけた。7月はチャロナランの準備で一度も飛行機に乗らず、久しぶり(といっても1ヶ月ぶりくらい)の東京である。飛行機を降りると沖縄と変わらない暑さだし、あいかわらず人が多い。沖縄でたくさん人が歩いているのは、観光シーズンの国際通りくらいだが、それでもこの半分以下である。東京に住んでいたころは、それがあたり前だった「人ごみ」と「歩くスピード」についていけなくなりつつあるのが少々寂しい。
 品川駅のコンコースにあがると見慣れた掲示が目に入ってきた。「ポケモンスタンプラリー」である。この文字を見た瞬間、ものすごい懐かしさが体全体を襲ってきた。そうだ、2年前まで1日フリー乗車券を買って、東京周辺の駅を子供とまわってスタンプ帳に駅名の入ったポケモンスタンプを一つずつ押していったんだっけ・・・。電車の中では話をしたり、外の景色を見たりと、息子と一日電車に乗っていても飽きることなんてまったくなかった。
 息子はもうポケモンを卒業。しっかりと日本人の「通過儀礼」である「ポケモン儀礼」を通過して11歳の少年へと成長している。品川駅のスタンプの周りに集まる子供たちの姿を見て、大きくなっていく息子が頼もしく思えた。息子がいつの日か夏に東京でポケモンラリーの掲示を見かけたとき、いったい何を思うのだろう。