Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

那覇で見つけた「古都」

2007年07月28日 | 那覇、沖縄
 日曜日の朝、息子が「そうだ、お父さんに話したいことがあるんだよ。」と真面目な顔で話しかけてきた。困った相談だったらどうしようと思いながらも話を聞くことにする。すると息子は言うのである。「バスの道路にスナック古都っていう店があったよ。古都って京都のことなんだよね。お父さんのブログに書いてあったでしょう?」と自分の大発見を自慢ありげに語るのである。「那覇の京都だよね。」なんていわれてしまうと、それが彼なりのウィットにとんだジョークであったにしろ、なんだか私は自分のブログを通して、とんでもないことを教えてしまったような気がしてしまう。
 古都=京都という図式は当たらないが、少なくても京都は古都にカテゴライズされることは無論間違いない。つまりあのスナックは「古い都」を意図して店名をつけたのだろう。あるいはスナックのママの名前が、たまたま「古川美也子」とかで、店名を「古都」にしたのかもしれない。そんなくだらない想像をしているうちにスナック「古都」はどんな店なのか知りたくなって、すぐにバイクで那覇の「古都」見学へ向かったのだった。
 30度をとうに超えているだろう暑い日の昼下がり、私は家から5分くらいのところにその「古都」を発見したのである。日曜日の昼なのだから、当然のごとく「古都」の門(シャッター)はしっかりと閉められている。ちょっとつかれた建物と色あせた雰囲気がまるで古都を彷彿とさせる。「いい感じで古都してはるなあ・・・」なんて思いながらカメラのシャッターを押した。古都なのになぜ宣伝用の縦幕の酒が日本酒ではなくて、泡盛「瑞泉」なのが多少気にはなったが。
 ところで店の内装はどんなになっているのだろうか?きっと「わび」と「さび」の世界で溢れ、ママは祇園のクラブのママみたいに高級な和服で身を包んで、帰り際には「おーきに。またおいでやす。」なんて言ってくれるのだろうか?暑さでボーっとなりながら、閉まった店の前にたたずんでスナック「古都」を空想する・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。